2020/10/5-10/11の星占い 射手座

毎日遅刻してしまう人が、思い切って家中の時計を一時間早めて、遅刻しなくて済むようになった、というハナシを聞いたことがあります。
もちろん、こうした試みはうまくいかない場合も多いものですが、このケースのポイントは「精神論や道徳論のようなことではなく、時計を早めるという技術・テクニックで問題を解決した」ところです。

「もっとがんばればうまくいくはず」「この悩みは絶対に解決できない」など、頭の中だけで悩みを押したり引いたりしてしまうことは、よくあります。そこには「善悪」「優劣」のような価値観もまとわりついています。「みんなができるのに、自分はどうしてこんなにダメなのだ」「こんなことで悩むなんて、自分は間違っているのだろうか」など、善悪や優劣の基準で自分を責めることが、「頭の中でぐるぐるする悩み」の特徴の一つです。あるいは、自分だけではなく「自分は決して悪くない、あの人が悪いのだ」など、「犯罪者捜し」を悩みの軸にしてしまうこともあります。これもまた、善悪や優劣がらみです。

この時期のあなたの疑問や悩み、問題は、そうした「価値」からのアプローチでは、なかなか解決しないかもしれません。
一方、「時計を進める」のような技術的、機械的、物理的なアプローチを採用してみると、問題が嘘のように片付いてしまう可能性があります。

技術的な問題解決、テクニックでの問題解決の特徴は、「そこにはワルモノは必要ない」「責められるべき人はいなくてもいい」点です。
もちろん、世の中には、責任を追及すべき問題や、その問題の根本を掘り下げなければならないような問題も、たくさんあります。
でも、少なくともこの時期、あなたが迷ったり立ちすくんだりすることに関しては、かなり技術的な解決が可能なようなのです。「だれが悪いのか」「自分が劣っているからだ」などの方向に向かわず、「どのスイッチをひねれば水が出るか」的なアプローチで考えてみると、目から鱗の問題解決ができるかもしれません。