2020/2/17-2/23 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
16日の夜に火星が山羊座に移動し、
一気に今年のテーマである「山羊座祭り!」が盛り上がりを見せます。
ここから3月22日までのあいだ、
これでもか!
というくらい、
集中的に何らかの活動に取り組む人が少なくないはずです。
この「何らかの活動」は、
今さっき始まったようなものではなく、
早ければ2008年頃、
あるいは2017年の終わり頃、
遅くても2019年の終わり頃から、
すでに十分取り組み続けているテーマであるはずです。
これまで様々に試行錯誤し、
道を探り、
自分なりのやり方を育て続けてきた果てに、
この時期の「山羊座祭り」が開催される!
というイメージです。
もちろん、3月22日でお祭りがバッキリおしまいになってしまうわけではなく、
本格的な一段落は12月後半、
いろいろあって本当に最終的な「落着」は
2024年頃になるだろうと思います。
が、
いずれにせよ、
ここに、その最も盛り上がるピークのようなパートが置かれていることは確かです。
この星占い的「山羊座祭り」は、
ちゃんと、星空に肉眼で見ることができます。
明け方直前の東の空は、
こんな感じで、とても賑やかです。

これが「山羊座祭り!」です。
星が集まってパーティーしているみたいですよね!


さらに今週はもう一つ、
週明けと同時に水星が魚座で逆行を開始します。
逆行は3月10日までで、
4日にはいったん水瓶座まで戻ります。
水星逆行は、
ものごとが想定通りに行かない時期、
停滞や混乱が起こる時期、
コミュニケーションや交通機関に混乱が生じやすい時期、
見直しややり直しが発生しやすい時期、
などとされています。
一方で、
無くし物が出てくる時期、
この時期なくしたものはあとで出てくる、
「再会」「回復」が起こりやすい時期、
とも言われています。
どこか
「過去に戻る」
ような感じがあるのですね。
今回は特に、魚座という星座が「過去」と関係の深い世界です。
全体的に「過去への旅」というイメージがわきます。
過ぎ去ったと思ったこと、
もう終わったと思ったことが、
「もう一度繰り返される」
ことになるのかもしれません。
ただ、これは「堂々めぐり」のようなことではなく、
実際はらせん状に、
「深まり」「しみこみ」
のような変化のプロセスなのではないかと思います。
たとえば、ごく平たい例で行けば、
物事を覚える時はたいてい、
くりかえしくりかえし書いたり読んだりするものです。
もちろん、一目見て全部覚えてしまう
という人もいるかもしれませんが、
一般には、
「繰り返し練習する」
「繰り返し見直す」
ような作業を通して、
「本当に自分のものとして使えるようになる」わけです。
意識的ではなくとも、
たとえば繰り返されるコマーシャルソングとか、
毎日目にするともなく目に入っているものなどが、
ふとした拍子に、
口からぽろっとこぼれて驚く
ということもあります。
この時期はそうした、
不思議な「浸透」が起こりやすいかもしれません。


先週の金星牡羊座入り、
そして魚座水星逆行と、
何となくこの辺りは調子が出にくい配置ですが、
山羊座火星はとてもパワフルで、
19日に魚座に移動する太陽も、
ちょっと「復活」感があります。
意志と行動力、決断力、
「力の行使」というイメージが強まります。
これまでが「愛と情熱」だったなら
ここからは「決断と行動」というイメージのシフトが起こります。
ちょっと説明不足のような、
傍若無人な感じもないではありません。
「不言実行」と言えばちょっとイイカンジになりますね。
でも、人への思いやりはむしろ、
魚座の星々の管轄するところです。

24日、週明けになってしまうのでフライングなのですが、
魚座の新月が起こります。
この新月では、魚座に4星、山羊座に4星という、
強烈なラインナップになっています。
魚座は文字通り「おさかな」の星座ですが、
山羊座も実は、「山羊魚(頭が山羊でしっぽが魚)」なんですね。
山羊座は「真面目で責任感が強い」とされていますが、
牧神パーンの神話と結びつけられるなど、
実はイイ意味で(?)クレイジーなものも含んでいる世界です。
ちょっと、ビール飲んで歌ってるみたいな感じがあるのです。
魚はたとえば救済や「神の与える糧」など、
色々なものを象徴する存在ですが、
水の中という、人間には行けない世界、
特別なもう一つの世界を指し示すところがあります。
山羊座は「現世的」、魚座は「神秘的」というイメージが基本ではあるのですが、
山羊座にも「向こう側に行く潜在的な力」みたいなものはひそんでいて、
今週は何か、そういうところにも
面白さが感じられます。


今週はこんな感じです。

****

バックナンバーはこちら↓。