2020/5/11-5/17の星占い 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は、「5月」という1ヶ月を見渡したとき「ついにやってきたか!」感のある、ハデな週です。
・5/11 水瓶座土星が逆行開始
・5/12 水星が牡牛座からオウンサインの双子座へ移動
・5/13 火星魚座入り、金星逆行開始
・5/14 木星逆行開始
と、シフト感満載なのです。

特に「逆行開始」が多いです。年明けからここに至るまでの大きな流れが「一旦停止」「一段落」みたいなイメージになっています。これまでの流れがそのままの勢いでゴリゴリ進むのではなく、「はい、ちょっととまって!」みたいな感じになるわけです。物事の流れの変更、リズムやスピードの変更が感じられる週となりそうです。

「逆行」は、地球から見てそのように見える、ということで、本当に惑星が軌道を逆走するわけではありません。言わば「錯覚」です。更に言えば、この「星の逆行」のお陰で、私たちは「地球も太陽の周りを回っているのだ」ということに気づいたようなものです。ゆえに、星の逆行時はものごとが混乱すると言われますがそうではなく、普段の間違った思い込みがただされたり、見落としていたものを発見したり、何かを考え直したり、やりなおしたり、ということがやりやすい時間と言えるのではないかと思うのです。

「逆行」と言えば一番しょっちゅう起こるのが水星逆行です。これは1年に3回くらい起こるので、とても親しみ深いヤツです。一方、今週バタバタ後ろ向きになるのは、水星ではありません。ゆえに、もう少しロングスパンでの見直しとかやり直し、とりもどしがこれ以降、時間をかけて起こってくる感じになります。今週なにかがピンポイントで起こる! というよりは、ある新しい時間帯に入って行く、というイメージです。

水星は双子座入りすると「自宅に帰る」ような、のびのびした雰囲気になります。コミュニケーションが活性化し、オープンな雰囲気が出てきそうです。「話がはやい」感じが出てくるかもしれません。さらに火星が魚座入りしますが、ここも双子座と同じ、柔軟宮です。これまで牡牛座-水瓶座というフィクストサインに星が集まっていたのですが、ここからは柔軟宮に軸足が移動します。柔軟宮は「季節の変わり目」を扱う世界で、変容の世界、枠組みを超えていく世界、境界線を飛び越える世界です。牡牛座-水瓶座でガツンと起こった不可逆的な転換を、ここから柔軟宮パワーで、どんどん咀嚼し、アレンジし、応用し、自分たちのモノにしていく、というようなプロセスになるのかもしれません。

まさに季節の変化のように、「大きな変化」が起こっても、私たちはすぐ対応できるわけではありません。季節の変わり目は体調を崩しやすいといわれますが、これは「対応が追い着かない」というようなことだろうと思います。このところの変化に「なかなか適応できず、苦しんでいる」人はたくさんいると思います。でも、今週から、なんとかぐにゃぐにゃとこちらも変容していって、「変化になじんでいく」「変化を自分のものにしていく」ことができるようになるのかもしれません。たとえば「人に頼るなんてできない!」と思っていた人が、「まあ、少しは頼ってみるか」とやわらぐような、そんな変化が起こるのかもしれません。

今週はそんな感じです。