2020/3/9-3/15 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は満月からスタート!という感じの週です。
もとい、ジャスト満月は10日未明なのですが、
星占い的には9日から断然満月ムードで、
「満ちる・到達点にいたる」感じが満ち溢れています。
特に今回は、地の星座から魚座に刺さる
「カイト」のような位置関係の、
かなり強力な布陣となっていて、
非常に印象的です。
オウンサインの海王星が満月のラインにほぼ重なっていて、
「精神・ケア・救済」
というテーマが強調されています。
現在星が集中している山羊座はどちらかと言えば
「社会的力」を指し示す「強者の星座」「王者の星座」です。
一方、今回の満月の魚座-乙女座ラインは、
世の中で弱い立場にあるもの、
傷つき苦しむもの、
まだ未成熟なもの、
あらゆる意味で助けを必要としている存在を見つめる世界です。
地の星座の「社会的な力・実質的な力・物理力」に対し、
魚座はそれとは別次元にある愛や精神的な世界、
時間や距離をも超えて行くような世界を扱います。
また、地の星座の中でも特に乙女座という星座は、
ダブルボディーズサインでもあり、
山羊座や牡牛座よりはやわらかな、
曖昧さや目に見えないものの世界と結びつけられています。
もとい、「軍隊」のような象意もあるのですが、
乙女座の「軍隊」という象意は、
ひとりひとりならば弱いけれども、集合・密集して管理されることによって、
強大な力を持つようになる
というイメージだと思います。
乙女座は教育や養育を扱う世界でもあり、
あくまで、未成熟さや守られるべき弱さと向き合う世界なのです。

弱さを許さない世界、
未熟さを許さない世界、
無力を許さない世界は、
全体として、
とても弱くなるものではないかと思います。
更に言えば、「力」だけがあっても、
それ自体は強さではないのかもしれません。
私たちは、何かに強い恐怖を感じたとき、
弱い部分を切り離そうとしたり、
逃げる時に足手まといになるものを憎んだり、
恐怖と怒りの区別がつかなくなったりすることがあります。
魚座は12星座中、最もスケールの大きな世界で、
乙女座はミクロコスモスの果てしない広がりを見つめようとする世界です。
ちいさなものがおおきく、
よわいものがつよく、
声なきものこそが最も語るべきことを持っている
ということが、
今週「アリの一穴」のような穴をうがつのではないかという気がします。

2月半ばから逆行している水星が、
今週10日に順行に戻ります。
折しも満月と同日で、
この10日という日は、
かなりビビッドなターニングポイントとなるかもしれません。
2月半ばから停滞していたこと、混乱していたことがあれば、
この辺りから徐々に正常化に向かうかもしれません。
とはいえ、16日からはまた魚座入りなので、
「完全復活!」みたいな感じになるのは
4月半ばくらいまでかかるかもしれませんが、
とにかくこの週明けは
「潮目が変わる」感じのタイミングと言えそうです。

今週はそんな感じです。