煮物、作りませんか?

得意な料理は肉じゃがと答える女子は家庭的で料理上手。
みたいな幻想を抱いている男子諸君は考えを改めましょう。

それは罠です。

煮る。という行為。

茹でたモノと煮たモノの違いを意識した事ありますか?
二つの違いは仕上げか否か?の違いです。
(茹でるは工程で煮るが仕上げです)

だから何だよ!なんですが、調理論として厳密に言うと、茹でただけの物は料理ではなく材料の範疇になります。
※近年、というか、食事処で茹でただけのモノがメニューになっていたりしますがその場合、調理師が何かしら仕事を入れるよりもそのままのほうが美味い。と判断している場合が多いです。仕事<原材料の力。になるので、よほど美味いかシンプルに料理下手か?がよくわかります。

て、事で今回は煮物。
個人的には茹でただけの物が割と好きなので先に煮物は微妙なんですが、とりあえずは白飯と味噌汁がそろっているので便宜上『煮物』やります。

大正義『甘辛』。

煮物=甘辛。
この認識で良いです。色々レシピは有りますが基本的に飯食べるのに必要な味として覚えるべきは甘辛一択で大丈夫です。で、煮汁のレシピ。

煮物ベース
(材料)
醤油酒みりん=1:1:1
①酒みりんを合わせて火にかける→アルコールを飛ばす。
②醤油を入れて沸かす→すぐに火を止める。

これでオケす。適当な量作っとくと便利です。
面倒な人は『めんつゆ』買ってしまえばOKです。

で、作り方。
出汁+煮物ベース(もしくはめんつゆ)=10:1
に適当な肉や野菜をぶっこんで沸騰→弱火放置。
以上です。
味の濃淡は煮汁を煮詰めるか煮物ベースを足してください。
もしくは最終的に塩もしくは砂糖を足せばOK。
順序的には砂糖→塩。
割合は砂糖大匙1に対して塩一つまみ。
こんな感じでOKです。

煮崩れ?何それ?

煮崩れが気になる。よく聞く単語ですが、これの最も簡単な回避方法はただ一つ。煮崩れない材料を使う事。
要するにイモ類を使わない。これだけです。

肉と野菜を美味しく煮上げるコツ

野菜は薄味、お肉は濃い味。
これだけです。
ただお肉に関しては、火を入れすぎると固くなるので、一旦火が入ったらお肉を煮汁から上げて『煮汁だけ』煮詰めて、好みの濃度を作ってから煮汁に戻し、冷ましてください。

言い忘れていましたが、煮物は温度が下がる時に味が入ります。
極端な作り方であれば、熱々の煮汁を作って、下茹でした具材を煮汁にぶっこむ→冷めるまで放置。これでも煮物になります。超簡単。

って事で今回はここまで。
次回焼き物。」

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