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フレキシブルに集まれる、コミュニケーションの場所として オフィスを使う。

WEEKインタビュー 
株式会社overflow 代表取締役CEO鈴木裕斗氏に聞く

株式会社overflowとは?

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エンジニア、デザイナー向けの複業転職プラットフォーム「Offers(オファーズ)」の運営をはじめ、WEBマーケティング事業を展開。Offers導入企業は300社を突破しました。サービス連携や機能の充実をはかり、働くひとの総合的なライフプラットフォームの実現を目指すエネルギーあふれる企業です。

―「WEEK」に入居を決めたきっかけは?
鈴木裕斗氏(以下、敬称略):オフィスを固定したいというのが一番の理由です。半年ほど前から、月に1回レンタルスペースを借りて、全メンバーが集まれるようにしていました。同じ場所を必ず使えるということではなかったので、毎回場所が変わり、Wi-Fi設備も安定しない、デスクやイスなども作業に適していないことが多く、仕事に集中できる環境ではありませんでした。今のフェーズでは定住するオフィスではなく、集まりたいときに集まれるオフィスが必要だと思い、WEEKに決めました。

―いろいろとオフィスの場所を変えていく中で、固定したいと思われたのですね。
鈴木:そうですね。会社のブランドやイメージを形づくるものに、オフィス空間は大きな意味を持つと考えています。五感で感じるブランディングといいますか。overflowという会社が持つ雰囲気とオフィス空間は共有できないと、会社のブランドは確立されないと思います。

overflowらしい雰囲気はオフラインでもオンラインでも共有したいと思っています。そういう点でWEEKは空間デザインや作業環境が合っていました。

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―WEEKを使い始めてから金額は見合ったものでしょうか?
鈴木:妥当だと思いました。仕事をするうえで必要な設備やサービスも満足しています。

―入居されて5ヵ月になりますが、使い心地はいかがでしょうか。
鈴木:空間デザインが良く、社員にも好評で気に入っています。テラスを自由に使用できるのもメリットですね。社員同士で積極的にミーティングを行っていて、コミュニケーションも活発になっています。

―週に1日オフィスを使うというWEEKのシステムの価値はどのようなところにあると思いますか。
鈴木:コロナ禍になり、フルリモートになってから、社員同士の意思疎通が難しくなってきたと痛感していましたので、週に1日、社員が集まれるのはやはり落ち着きます。

ソファコーナーやラウンジ、テラスなどがあるので、居心地がいいですね。毎週1日は集中してコミュニケーションに向き合えるようになり、仕事の効率も上がりました。

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―1週間で4日はリモートの状況で、社員のモチベーションを高めるために何かされていますか。チームビルディングの工夫があれば教えてください。
鈴木:WEEKを使用する金曜日は、コミュニケーションに特化した日にしています。一方月曜日の朝はリモートで全社朝会を行っています。以前は、月曜日の朝会で、事業に関わることなどを伝えていたのですが、そもそも月曜日の朝は憂うつになりがちなんですよね。

そこで、朝会を始める前に社員をシャッフルして4人一組のチームを作り、冒頭15分間は4人で自由に話す時間をつくりました。雑談でも、新入社員の自己紹介の時間にしてもいい、4人で決めていいんです。

これをはじめてから3ヵ月ほど経ちましたが、ポジティブな反応が出ています。発言率が高くなり、会議中のチャット量も数倍増えました。月曜日朝の憂うつを発散させることで、濃密な時間になりました。

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―面白い試みですね。月曜日朝の15分間の自由会話は私もやってみたいです。コミュニケーションを円滑にとる方法は他にもありますか?
鈴木:毎週水曜日の夕方1時間ほどをオープンドアにしています。海外でもよくやられている方法ですが、社長室のドアが開いている時は、「誰でも話に来ていいよ」というサインなんです。

オフラインの場合は、社長の様子はある程度見ることで分かりますが、オンライン状態だと分からないですよね。そこで、私のslackで、「今から1時間、私は空いています。自由に出入りして、話そう」と示すようにしています。

月曜日は横のコミュニケーション、水曜日は縦のコミュニケーション、そして金曜日はオフィスで、“メッシュ型のコミュニケーション”をしています。

―ポストコロナでは、オフィスはどのようにしていこうと考えていますか。
鈴木:状況がどのように変わっていくかわからないので、その都度柔軟に組み替えていかないといけないと思います。しかし、コミュニケーションという観点で考えると、オフラインに勝るものはないと思います。

会社のサイズにもよりますが、10人ほどの社員数なら、オンラインだけでもギリギリ頑張れるでしょう。今現在、弊社はコアのスタッフが20名、副業などで手伝ってくれるメンバーを加えると合計90名になるので、オンラインだけでは、話すことがない人も出てきます。そう考えると、オフィスは必要になります。コミュニケーションの適切な頻度は一人一人に個人差があり、1ヵ月1人で頑張れる人もいれば、毎日話しているほうがハイパフォームする人もいます。そういう個人差を織り込んで、いつでも好きな時に帰れる場所、集まれる場所がほしい。フレキシブルなオフィスを持つ価値を改めて感じています。

―柔軟に使えるオフィスがこれからは必要不可欠になりそうですね。今日はお時間をいただきありがとうございました。

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