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【カインズ×百均DIY】予算2500円! オリジナルスパイスボックスを作ろう!

「スパイスボックス欲しいな…」

おしゃれキャンプにあこがれるキャンパーなら、一度は抱くであろうこの気持ち。
市販のかっこいいスパイスボックスを購入するのもいいですが、せっかくですからDIYしてみませんか?
カインズで購入できる「Kumimoku スキットハーフ」BOXとセリアのアンティーク金具を使って自作すれば、

たった2500円+2時間で自分だけのスパイスボックスが作れちゃうんです!

作業工程も本当に簡単。誰でもできますので、ぜひ挑戦してみてください!!

■材料(カインズで買うもの)
「Kumimoku スキットハーフ Lサイズ 333」2つ

本体部分です。観音開きにするので2つ必要です。
今回はLサイズを使いましたが、大きめにしたい場合はLLサイズを使用しても
いいと思います。
Kumimoku スキットハーフ LLサイズ 343


②木箱
引き出しに使います。1つでいいと思います。
※本体をLLサイズにする場合は、記事作成当時のカインズにはちょうどいいサイズの木箱がなかったので
 2つ買ってつなぎ合わせる・1から自作する等の対策が必要になります。


③板
内部の段分けと引き出しの土台に使います。1枚を切って使います。


④棒状の端材
転倒防止用の突っ張り棒にします。本体に穴をあけて丸棒を通す方法と、細めの角棒を内部に貼る方法があります。
手持ちの道具とスキルに合わせて選びましょう。

※③~④はセリアで購入してもOK

■材料(セリアで買うもの)
①蝶番
箱同士をつなぎ合わせるのに使います。2つ使うと安定するのでおすすめです。


②アーチ型留め金
箱の表面に取り付けて開閉可能にするためのパーツです。


③持ち手(ハンドル)
1つか2つ用意します。強度的には1つで問題ないと思うのでお好みで。


④引き出し用つまみ
引き出しに取り付けて開閉できるようにします。
※つまみを付けると長さが出てしまうので、対面のスパイスと干渉する可能性があります。
 干渉を避けるために、木箱の前面を削ってつまみ用の凹みを作る方法もあります。


■道具(工作に使うもの)
①のこぎり(細目)
竹や木を切るための「ホビー鋸」が使いやすいと思います。これもセリアで購入可能です。


②定規、鉛筆等
木材をカットするための線を引く際に使います。
直角定規がおすすめ。


③ドライバー
蝶番のビスは頭がかなり小さいです。普通のドライバーだとナメてしまい、うまく締められないかもしれません。頭の小さいものが入っているセットがおすすめ。


④キリ・目打ち
ビスを入れる際や丸棒を取り付ける際の、本体の穴あけに使います。
穴をあけておかないとビスがうまく締められなかったり、板が割れたりする危険がありますので
ビスを入れる前の穴あけを強く推奨します。もちろんドリルを使ってもOK。


⑤木工用ボンド
棚と転倒防止の棒の取付、引き出しの箱の作成に使います。
速乾タイプがおすすめです。


⑥紙やすり・耐水ペーパー
木材の微調整に使います。
長さ調整のために80番くらいの粗目と、ボックスの表面を磨くための中目・細目が揃ったセットがおすすめ。
また、ワトコオイルを塗った後に表面を磨くための耐水ペーパーもあるといいです。仕上げ用の細目がおすすめ。

■おすすめオプション
①ワトコオイル・ワンティークワックスなどのオイルフィニッシュ、オイルステインやワックス等
木材を保護し、風合いを増してくれるのでおすすめです。スパイスボックスはなんだかんだで汚れますからね…
オイルステインはセリアでも買えます。



②コーナー金具
よりアンティークっぽい雰囲気を出したいときにおすすめ。
ただ、取り付けた後箱を立たせると若干斜めになる・引き出しをつける際に注意が必要等
デメリットもありますので気を付ける必要があります。(後述)
…だったのですが、残念ながら今は廃盤になってしまったとのこと…
Amazonで同型のコーナー金具が購入できますので、必要なら検討ください(値段は高くなってしまいますが…)

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③隠し釘など
棚や突っ張り棒の強度に自信がないときに使います。
※棚に使う板の長さを、箱の内径に正確に合わせられれば、釘を打たなくても強度は確保できます。
※箱に穴を開けて突っ張り棒を取り付けるタイプの場合も釘は不要です。

■作業工程表
①本体とパーツにオイル・ワックスを塗って乾かす
②内径にあわせて棒を切り、突っ張り棒を作る
③内径にあわせて板を切り、棚と引き出しの土台を作る
④小箱を切って貼り合わせ、ツマミを取り付ける。切った部分にオイルとワックスを塗りなおす
⑤本体の四隅にコーナー金具を取り付ける
⑥引き出しを取り付ける位置をコーナー金具に干渉しないように決め、棚を取り付ける
⑦その他の棚を取り付ける位置を決め、取り付ける
⑧棚にあわせて突っ張り棒を取り付ける位置を決める
⑨突っ張り棒を差し込んで取り付ける
⑪本体同士を蝶番で連結する
⑫表面に鍵パーツを取り付ける
⑬本体上部に取っ手を取り付ける
⑭小箱を入れて完成!!


①本体とパーツにオイル・ワックスを塗って乾かす
 オイルとワックスがけの手順やテクニックについては書き出すと長くなるので他サイトに譲ります。
 参考までに、私がやっている工程は下記のとおりです。
 1.全体にサンドペーパーをかける(粗目→細目の順に)
 2.ハケやウェス(ふきん)を使ってオイルフィニッシュを塗る
 3.塗った上から耐水ペーパーをかけて表面を磨く
 4.オイルを二度塗りし、再度表面を磨く
 5.しばらくして表面にオイルが浮いてきたらふき取り、1日~1週間ほど乾かす
 6.オイルが乾いたらその上からワックスを塗る
 7.ウェスで磨いて乾かす

※左に「ワトコオイル ダークウォルナット
 右に「ワトコオイル ナチュラル」を、それぞれ塗布しています。

参考:ワトコオイル 基本の塗り方
https://www.hoxan.co.jp/watco/customer/howto/01/

②内径にあわせて棒(角材)を切り、突っ張り棒を作る
 今回は箱の内側に棒を接着する方法で作るので、内径(内側の幅)にあわせて棒を切ります。
 同じ長さの棒を必要な本数だけ作ります。
 ※棒を切り出す際、ほんの少しだけ長めに切りましょう。しっかりと接着できます。


③内径にあわせて板を切り、棚と引き出しの土台を作る
 次は内径(内側の長さ)にあわせて板を切り出します。
 ※これもほんの少し長めに切ってください。後で板を取り付ける際にしっかりとはまります。


④小箱を切って貼り合わせ、ツマミを取り付ける。切った部分にオイルとワックスを塗りなおす
 引き出し用の小箱を作ります。今回は出来合いの小箱をカットして長さを合わせますが、
 板を貼り合わせて箱を作ってもいいと思います。
 引き出すときに引っかからないように、内径よりも1~2ミリ短く切りましょう。
 カット後、切り出した側(切れ端の方)の周囲を切り抜き、残った側の横部分に使うといいです。
 表面がきれいになります。
 貼り合わせた部分が固まったら、小箱にもペーパーをかけ、オイルを塗っておきましょう。パーツに統一感が出て綺麗になります。


⑤本体の四隅にコーナー金具を取り付ける
 ここでコーナー金具を取り付けます。


 なぜここで金具かというと、このように角の部分に金具がはみ出すので
 ここの部分を考慮しないと引き出しが開かなくなるのです…


 逆に、

  ・引き出しの上に隙間を作りたくない
  ・引き出しを下ではなく上につけたい


 こんな場合はコーナー金具はつけないようにするか、もっと小さくて干渉しない金具を探すようにしましょう。
 金具の位置を合わせ、ビスを入れる部分に小さな穴を開けてからドライバーでねじ込んでいきます。
 このとき、ビスはまっすぐ入っていくように気を付けてください。
 少しでも斜めになると、最後までねじ込めなくなります。
 うまくいかなかったら無理にねじ込もうとせず、いったん逆回しにして抜き取り、やり直すことをお勧めします。


⑥引き出しを取り付ける位置をコーナー金具に干渉しないように決め、棚を取り付ける
 コーナー金具に干渉しない位置がわかったら、引き出しを取り付けるための棚を作ります。
 工程③で作成した板をボンド等で貼るのですが、切り出すときに気持ち長めにしましたよね。
 そのままですと入りませんので、紙やすりで少しずつ削って長さを合わせます。
 その際、少しだけ斜めに削ることですんなり入り、貼った後の強度が得られるようになります。


⑦その他の棚を取り付ける位置を決め、取り付ける
 他の板についても工程⑥の要領で長さを調整し、取りつけていきます。
 その際、位置決めの為に実際のスパイス瓶を入れてみることをお勧めします。
 スパイス瓶の長さとぴったりにしてしまうと、中で引っかかって取り出せなくなってしまうので
 適度な「遊び」を持たせるようにしましょう。


⑧棚にあわせて突っ張り棒を取り付ける位置を決める
 棚を取り付け終わったら、次は突っ張り棒を取り付けます。
 これもスパイス瓶を入れて、バランスをみて決めることをお勧めします。
 あまり高くすると取り出しにくくなるし、低すぎると突っ張り棒としての役目を果たさなくなってしまいます。


⑨本体に突っ張り棒を取り付ける
 続けて突っ張り棒を取り付けます。板と同じようにやすりで端を削り、スカスカにならない程度に調整してボンドでくっつけましょう。
 突っ張り棒は負荷がかかる部分なので、不安なら箱の外側から隠し釘やビスを打っても良いと思います。


⑪本体同士を蝶番で連結する
 ここまでで、大まかなスパイスボックスの形が見えてきました! かなりおしゃれになりましたね!




 ここからはいよいよ仕上げの工程に入ります。
 本体同士を閉じた形にあわせて、可動部分に蝶番を取り付けます。
 一番最初は取り付ける部分、蝶番の裏表を誤解しがちなので気を付けましょう。
 工程⑤と同じように、ここのビスもまっすぐねじ込むことに集中してください。


⑫表面に鍵パーツを取り付ける
 蝶番を取り付けたら、反対側の面に鍵パーツを取り付けます。
 このパーツは位置を厳密にしないとうまく閉じない・固定できないといった悲劇が起きますので注意が必要です。
 うまく場所を合わせるコツは、先に片方のパーツを取り付け、「鍵を閉じた」状態で残りを取りつけることです。
 これでうまくいくはずです!


⑬本体上部に取っ手を取り付ける
 最後に、本体上部に取っ手を取り付けましょう。
 今までの金具パーツと同様に、穴あけ→ビスねじ込み、です。


⑭小箱を入れて完成!!
 はい、これで完成しました! おつかれさまです!!
 お気に入りのスパイスを入れて悦に入りましょう~!!!
 ガンガン持ち出して使ってあげてくださいね。

■まとめ
いかがでしたか?(一度言いたかった)

板を切り出し、組み合わせて作る方法とは違い、出来合いのボックスを使って作るこのスパイスボックスは、誰でも失敗せず綺麗に仕上がるのが特徴です。
あなたのファーストスパイスボックスとして、カインズ工房での作業に挑戦してみてください!

細かい部分のご質問なども受け付けておりますので、私のTwitterアカウント(@week1977)またはInstagramアカウント(@weekly_camper)までお寄せいただけたら幸いです。

それでは、またどこかでお会いしましょう!
ういーく@CAMPでした!

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