あるあるなしなし【三橋雄斗】


今日は、選挙に行きました。



投票所は近所の小学校の体育館。




二人で行ったのですが、僕が先に投票が終わったので、ひかりちゃんを待っている間、体育館を色々見回していました。



蒸し暑くて、ボヤッとした照明で、天井にはボールが挟まっていて、ステージ横の壁に校歌の歌詞が書いてあって。



『小学校の体育館あるある』が全て詰め込まれた体育館でした。



しかし、僕の小学校の体育館での思い出は、
跳び箱3段を跳ぼうとして激突したり、

全校集会中に入ってきたアブに刺されて「あーーーーーー!!!」と叫んでしまい全校集会を中断させてしまったり、

ステージで何もふざけたりしていないのに普通に落ちて骨折したり。


『体育館なしなし』の思い出ばかりです。



『体育館あるある』の思い出があれば、もう少しまともな大人になれていたのかな。



そんなことを思っていると、ひかりちゃんが投票を終えてきたので、帰ることに。



校庭に飼育小屋があったので覗いてみると、かわいらしいウサギが一羽いました。



小屋の壁に、小学生が書いたウサギの紹介の貼り紙が貼ってあったのですが、
どうやら二羽いるようなのです。



しかし、どうみても一羽しかいません。



でも、よく見てみると、小屋の端に深い穴がありました。

その穴を見て察しました。



僕は小学生の頃、飼育係だったのですが、
ある朝、学校へ来て飼育小屋へ行き、ウサギに餌をあげようとすると、

ウサギがいないのです。



元々穴は掘られていたので、その中にいるのかなと思い、穴の入り口に餌を置いたのですが、出て来ず。



まさかと思って、飼育小屋の裏に回ると、もう一つ穴が開いていたのです。



ウサギは、僕たちにバレないように日々、脱出用のトンネルを掘り、ついに貫通し、夜逃げしたのです。



ウサギ界の『ショーシャンクの空に』でした。



きっと、今いないもう一羽のウサギが必死にトンネルを掘っているのでしょう。



これはきっと、『小学校の飼育小屋あるある』です。



僕にも『あるある』の思い出があるのだ。



少し安心しました。



しかし、僕が飼育係をやっている間に、

飼っていたニワトリが、夜の間に山の野性動物に食い荒らされて、

飼育小屋がもぬけの殻になってしまったことを思い出しました。


結局、『なしなし』の思い出が強いことに気づきました。

【相方へ】

いえ、やはりそのコースが一番いいし、ノリで行ったほうが楽しいかなと思った次第です。

一応、ひかりちゃんも旅行雑誌などを読んで行きたいところなどを決めておくのもいいかもしれませんね。

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