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【デザイン入門教室】Chapter5 文字と書体

01 文字と書体の基本

書体の種類
和文(漢字、ひらがな、カタカナ):ゴシック体/明朝体
欧文(アルファベット、半角記号):サンセリフ体/セリフ体

02 書体の種類

明朝体/セリフ体の印象
「権威的」「歴史的」「男性的」「大人」
「柔軟」「モダン」「中性的」「品格」

ゴシック体/サンセリフ体の印象
「力強い」「元気な」「男性的」「厳格」「安定感」
「明るい」「繊細」「女性的」「都会的」

03 書体の個性を把握しておく

明朝体
「オールド」「モダン」

セリフ体
「ベネチアン」「オールドフェイス」
「トラディショナル」「モダンフェイス」

04 たくさんの書体を使わない

使用する書体は2~3種類に厳選する
※印象の異なる書体は同じ紙面で使わない

ファミリー書体:文字の太さ(ウエイト)や幅、角度などに
バリエーションを持たせた同一デザインの書体の集まり

ファミリー書体の種類
和文書体「小塚ゴシック」「小塚明朝」等
欧文書体「Helvetica」「Garamond」等

05 欧文には欧文書体を使う

欧文書体は数字やアルファベットなどを入力した際に、
並びが美しくなるように字間が設定されている

プロポーショナルフォント:文字幅の情報があらかじめ設定されている書体
等幅フォント:文字幅が均等な書体
※欧文書体はプロポーショナルフォントを使う

和文の中の欧文
欧文書体は和文書体よりも一回り小さく設計されているものが多い
和文に混在する場合は欧文書体のみフォントサイズを大きくする
※サイズだけでなく高さも揃える様に注意する

06 見栄えの良いタイトルの作り方

和文書体は仮想ボディに収まる様にデザインされているため
タイトルや見出しの様なビジュアル的に目立つ文字は
1字ずつ字間を調節する

※ベタ組み(初期設定のまま)だと
画数の少ない文字の左右に不自然な余白が生じてしまう

カーニング:時間を調節するテクニックのこと
ツメ:字間の間隔を狭くすること
アキ:字間の間隔を広くすること

文字の大きさでメリハリをつける際に
大きさで迷ったときは「等倍」が効果的

汚し:紙面を演出する要素として使用する文字
「裁ち落とし文字」「立体文字」「強弱文字」
「変形文字」「袋文字」等

07 アイコン化

文字には「読ませる文字」と「見せる文字」がある
「見せる文字」(目立たせたい文字)にはアイコン化が効果的

アイコン化の方法
Point1:数字には欧文書体を使用し、大きく表示する
Point2:訴求力のある言葉や、伝えなければならない文字は囲む
Point3:全体が一つの固まりに見えるように配置する

08 文字は安易に加工しない

書体はあらかじめ「読みやすさ」「形の美しさ」を
考えてデザインされているので
安易に元の形状を変形させたり、過度な装飾は避ける

袋文字のポイント
①太めの書体を使用する
②色数を少なくする
③ハッキリとした色の違いを出す
④グラデーションは同系色でまとめてトーン差を小さくする
⑤文字の外側に枠をつける

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