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クライアントへの提案をする際のエビデンスについて

こんにちは、WEBMARKSの鈴木晋介です。

WEBMARKSでは、企業のWeb担当者として活躍できる「Webマーケター」を育成するスクールを運営しています。

今回は、Webマーケターとして今後クライアントに提案を行う際に、どういったエビデンス(根拠)を置いて提案していくかについて、お話していきます。

1.提案は他の人との差別化につながる

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Webマーケターとして働くうえでは、提案をする機会というものが非常に増えていきます。

クライアントさんによっては、Webマーケターなら提案することが仕事と思われている場合もあるので、毎回提案していくという気持ちでいた方が良いと思います。

逆に、あまり提案できず受け身の姿勢になってしまうと、仕事が回らなくなってしまうと思います。

「提案する」というのは、Webマーケターに限らずフリーランスとして働くにあたり、他の人との差別化に繋がる重要なポイントになってきます。

言われたことをそのままこなす作業であれば他の人でもできることであり、提案することによって、その人の独自性だったり価値が見出されていくということになります。


2.提案のポイント①

提案を行う際のポイント一つとしてやりやすいのは、競合サイトと比較したり、ベンチマーク(指標や基準)にしている企業がしていることを参考にするという方法です。

最初に知らない業界に入った時は、そのサイトだけ見ていてもわからないので、徹底的な競合調査が必要となってきます。

例えば、化粧品会社のカネボウさんに入った場合は、年商別でも売り上げ別でもいいので、とりあえず化粧品メーカーベスト10くらいまでを調べて、そこのサイトを見ます。

そして、そのサイトのファーストビューを見たり、ⅭTA(行動喚起)がどのように行われているかなどを見ます。例えば、メールアドレスや電話番号、LINEのQRコードなどを載せたり、キャンペーンを行うなどといった施策を比較します

競合が行っていることを徹底的に調べ、そのうえで自社には何が足りないのかを分析する。これをひたすら繰り返すことが重要となります。

100サイト、200サイトと見ていけば、徐々に自社に何が足りないのかわかるようになるのですが、最初のうちは自分で一から考えるのは中々難しいことです。

なので最初は、競合と比較して足りないことを探し、そしてそれに対してどんな施策を打っていくのかについて提案していけば良いと思います。

提案方法は、資料を作るなり、ミーティングの場で伝えるなり、その時の状況によって変わってくると思います。

3.提案のポイント②

次に、クライアントさんとのミーティングの中で聞かれた質問に対して答えながら行う提案のポイントについてお話していきます。

聞かれた質問に対して、中々「この方法が良いです」と言う風に断言するのは難しいと思うので、そこはクライアントさんと相談しながら決めていけば良いと思います。

クライアントさんも、ただ正解が欲しくて聞いているのではなく、正解に辿り着くためのキーワードやヒントを探しているというケースは多くあります。

なぜなら、マーケティングは正解がわからないものだからです。これをやれば成功すると思って行動しても、全く思った成果が得られなかったというケースは、マーケティングをしてきた人なら理解していると思います。

マーケティング超一流なGoogleやAppleですら今まで失敗した事業があったように、みんながみんな完璧に当てられるわけではありません。

ただ「失敗した」で終わってしまうのでは意味がなく、「自分たちがこう思ってした施策が一体なぜ失敗したのか」について考えることで、そこからヒントがもらえます。

ユーザーから気づかされることもあれば、自社の中で発見していくこともあります。そうして得たヒントをもとに、また次の施策を考えて行動できるのです。

なので、作業をしていく中で思ったことやこうしたほうが良いんじゃないかと感じたことは、どんどん伝えていったほうが良いです。

これを言ったら失礼かなと思ったことも、メモしておいて後で調べて一つのアイディアとして提案するなど、なるべく伝えたほうが良いです。クライアントさんも、それを言われて鬱陶しいなと思うことはないと思います。

4.マーケターの意義

自分もマーケティングをしていくとわかると思うのですが、マーケティングにのめり込むと見ええない物が出てくるようになってきます。他の人から言われてハッとすることも結構あります。

マーケティングにのめり込むと、自分がこれが良いと思ったものしか見えなくなり、他の人から見るとそもそもここを変えたほうがいいんじゃないか、と思うことでも見えなくなってくるのです。

そこを、マーケターは外部の人間なのでフラットに競合と比較して見ることができます。そのフラットな視点を活かして他社との比較を行う、という感覚を持ち、それを踏まえて提案を行っていくことが非常に重要だと思います。


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