【業種別】やりやすい/やりにくいクライアントの差

こんにちは、WEBMARKSの鈴木晋介です。

WEBMARKSでは、企業のWeb担当者として活躍できる「Webマーケター」を育成するスクールを運営しています。

Webマーケターとしてフリーランスで働くということは、自分でクライアントを選び、案件を獲得して仕事をしていくということになります。

そこで今回は、受ける案件を選ぶ上で知っておきたい、やりやすい/やりにくい業種についてご紹介したいと思います。

1．展開している規模・店舗数

まず、その企業が展開する規模が大きい、つまり全国的に展開している事業の方が、地域密着で展開しているローカルな事業よりもやりやすいです。

ローカルなものだと、集客は見込めるのですが、SEO対策が求められているだけなので単発で10万、20万の仕事を受けて終わると言うケースが多くなってしまいます。

なので、継続して20万、30万と稼げる仕事を受けたいなら、やはりある程度全国的に展開しているもの（例えばメディアなど）やマーケティングにがっつり予算が取れるものを受けることが良いと思います。

2．BtoB　/　BtoC

次に、BtoB（Business to Business）つまり企業に対してモノやサービスを提供している企業なのか、BtoC（Business to Customer）つまり直接個人に対してモノやサービスを提供している企業なのかという視点でみていきます。

結論から言うと、BtoBの方が比較的やりにくい方であると思います。

BtoBは企業に対して行われるビジネスになるので、例えば、オフィス機器や建設機器のレンタルなどといったビジネスが挙げられます。

このBtoBの企業でSNSマーケターとして仕事をする際は、そのビジネスの専門性が求められます。しかもその専門的な知識は理解するのが難しい分野となってくるため、専門性が高い業種ほどやりにくくなると思います。

3．YMYLジャンル

Webマーケティングをやりにくい業種として、YMYLジャンルというものが挙げられます。YMYLジャンルとは、「Your Money Your Life」の頭文字をとった言葉であり、人々のお金、健康、生活に大きな影響を与えるジャンルのことです。

このジャンルは、Googleが近年特に検索結果の品質向上に注力しているため、SEO対策も難しくなってきています。

お金に関わる業種でいくと、例えばクレジットカードや保険会社などがあります。お金関係はGoogleの影響に加え、法律が厳しくなっていることもあり、どんどんシビアになっています。

健康に関わる分野は、身体の中に入れるもの全般がこれに当てはまります。なので、例えば薄毛治療やサプリメント、ダイエットに関する商品や美容関連の商品などもこの分野となってきます。

このYMYLジャンルは、大手企業ならともかく、小さい企業だとSEO対策をしても検索の上位に上がらないことが多くあります。これは、Googleのアルゴリズムにフィルターがかけられていて、小さい企業は上位に上がりにくくなっているからです。

クレジットカードなどは、成功すれば月1000万円を余裕で超えるようなジャンルではありますが、こういったジャンルは特にフィルターがかけられて厳しくなっているというのが現状です。

なので、なるべく命に関わらない、お金に関わらない分野の方がやりやすいと思います。

4．クライアントワークの視点から

クライアントワークの視点から見るとやはり、マーケターに月3、40万払えて、コンテンツマーケティングなどのある程度耐性がついている企業を選びたいところです。

こういった企業は年商で言うと、数億から数十億を超えてくる企業、つまり予算のある企業となってきます。年商数千億を超えると上場企業が多くなりますが、そのような企業からの案件も近年は増えています。

これは、近年フリーランスという働き方が増え、このような働き方に寛容な考え方が多くなっているということにが関係しています。

5．まとめ

つまり、予算がある程度とれて、YMYLジャンルではない業種、かつ専門性の高くない業種の方が比較的やりやすいと言えるということです。

しかし、これを全部かなえられるような条件に絞ってしまうと案件もかなり少なくなってしまうので、どこかで妥協しなければならないところもでてくるかもしれません。そこは自分で考えて慎重に選んでいくことが大切です。

こうして仕事を受けていき、経験を重ねるにつれて徐々に自分に合ったやり方が見つかってくると思います。

今回挙げたように、やりやすさ/やりにくさのポイントはいろいろありますが、何より大事なのは自分がこのクライアントさんとやりたいと思うところで仕事を受けることです。

その方が自分のモチベーションも上がるし、仕事のやる気にも繋がります。これを踏まえたうえで、今回の話を参考にして仕事を受けていっていただけたらと思います。

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