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# 15 マカッサル、" 無料 " のクオリティー?!


「無料シティバスで来てる先生がいるんやけど、どこで降りているのか近くにバス停がないんよね~」

「え?このガソリン高で無料バス?どのバス?」

「あっちこっちで走っている赤いバス。」

「えっ〰、ここもしょっちゅう、ほらー、今も下に停まったあのバス?」

「そうそう、あれ、無料なんだって!」

マカッサル市が渋滞緩和のために、そして移動手段のない市民の足となるようにと3台からスタートさせたシティバスは現在28台にもなったらしい。本当に、全部どこまで行っても無料?

西鉄バス中型?サイズ位でルーフが黄色、ボディが赤。遠くからもよく目立って見え、可愛らしいフォルム。車体も低くシニア、キッズにも乗りやすいドアステップ!

前面には自転車ホルダーが付いていて、同時に2台まで運んでくれる。マカッサルにはスポーツサイクリストも多く、MIOの地域では大会も開催されるほど。無料で自転車まで運んでくれるの?!

無料バスであちこちのコースを楽しむ、本格的なサイクリストもよく見かける


座席は20くらいかな?5~10分間隔で来るので、満席の時はドライバーが、すぐに次のバスが来るから待つよう、促しているのが見て取れる。

と、ほんとに次のバスが来てる来てる~

ルートはパナックカン・バスターミナルから4つ、K1-K4:行き帰りのルートを変え、広範囲の地域を回る事になるので行先によっては時間がかかる。

K1 :海岸通りを北方に、いくつかある海水浴場を通ってタンジュンブンガ港行きコース。わが家ホテルは港からの帰りルートにある。

K2 :マカッサル空港行きコース

K3 :大学キャンパスからキャンパスをつなぐコース

K4 :大学以外の専門学校?を回るコース?

私たちがこれまで利用したルートはK1、K2。ホテル前からK1に乗車、パナックカン・スクエア(出発バスターミナル)まで30分。

ここはモール、スーパー、魚市場他ショッピングエリアに囲まれ、かなり大きなイベント会場もある。

この前『ジャパニーズ・ムービー・フェスティバル』が行われ、MIOも日本語おしゃべりコーナーを担当。

沢山の日本ファンで大盛況、翌日ビールランチに来るはずだったミオは疲れてランチを諦めたほど!けど、『日本LOVE』嬉しいよね~

バスターミナルからまたK1に乗り込み出発、ロサリビーチを北上、No1ホテル、ザ・リンラから海水浴通り、タンジュンブンガ港が終点ターミナルになっている。

途中から乗って来た学校帰りの中学生たちも、家とは逆方向の港で時間つぶしのおしゃべりを楽しむために無料バスを利用。

私たちが日本人と分かると翻訳アプリで質問攻め!

バリ島では「チャイニーズ?」か「コリアン?」とまず聞かれる事が多かったけど、ここマカッサルでは「ありがとう~!」と近くから、遠くから、手を振ってくれる人が多い?!不思議な感じ~

一方、出発バスターミナルでK2に乗り換えると空港まで行くことができる。空港~ホテルはゴジェックでも2,000円~、無料シティバスで遊びに行くと、思った以上に混雑していた。

国際空港拡張工事が2021年10月までには終了予定だったけど、コロナで進まず今だ工事中のまま。

マカッサル空港の未来完成図

ロサリビーチ・バス停からは空港直行30分で到着する大型空港バス(400円)もあり、乗客がいなくても運行されている。時刻表は毎30分となっているけど今は1時間毎みたい。

2022年10月現在 片道約400円

高速道路に入るまでの道路沿いで待っていればバス停(しっかりとしたバス停もあるけど、地元の人にしか分からない"エアーバス停"があっちこっちにあるよー!)まで行く必要はないらしい。

空港から市内へのバスは高速道路を通らず、一般道沿いの希望場所で乗客を降ろしてくれる。

コロナ前まで国際空港としてシンガポールとマレーシア、イスラム巡礼用臨時サウジアラビア便が就航していたらしい。

実は、2019年ガルーダインドネシア航空の羽田ーマカッサル経由バリ便の計画があったらしいけど、コロナで頓挫、今後の予定は未定のまま。

だけど、九州大学卒業で日本語も堪能な州知事が日本との直行便計画に動いているとのことだから期待しようー!
そうなれば、ANAマイレージを使ってもっと便利に、簡単に来られるよね~

無料シティバスは乗る度に視界を広げてくれ、ますますマカッサルが大好きになるクオリティーだった~

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