2021年のGA4とGTMサーバーサイドの話

残すところあと11日で2022年ですね。私は某エージェンシーでアナリティクス導入支援をするデータアナリストのRika2です。今回は2021年のGA4とGTMについて勝手に振り返ります。

1.やっと名前が浸透したGA4とまだまだ超現役ユニバーサルアナリティクス

昨年に本リリースされたGA4、2021年はさすがに名前は聞いたことあるけど、機能や中身の理解がまだまだという人が増えた印象です。社内でGA4講座を何度か実施しましたが、希望者が半端ない数かつドタキャンなく出席していたので、さすがに注目されている事がよくわかりました。

実際触ってみると設定画面も複雑、PVじゃなくてイベント計測、難易度が上がってて使いこなすのはまだまだ先。でもイベントはカテゴリ、アクション、ラベルではなく好きなだけパラメータ増やせて便利。そしてカスタム定義をして機能する探索レポートは自由度はUAよりはるかに上がったけど、Adobeアナリティクスの分析ワークスペースに比べると物足りない感じなので今後のアプデに期待です。

まだまだ現役のUAですが、いつ終了するかわからないし、実際UAの開発は終了して新機能も出ない。これからアナリティクス頑張るなら、最新機能があるGA4を使いましょうという話ですが…周りにはまだまだUAユーザー。さて2022年の今頃はGA4比率はどうなっていますかね…。

2)忘れてはいけないGTM新機能、サーバーサイドコンテナ

こちらはまだまだ浸透していないGTMの新機能、GTMサーバーサイドコンテナ(以下GTMサーバー)。これはグーグルさんのヘルプがシンプル、というよりマーケッターには難易度高い割にヘルプの情報が少ないから浸透してないのは仕方がないです。

GTMサーバーは、私も今年勉強して何度もやって理解した感。簡単に言えばブラウザやアプリで実行していたタグ管理をサーバー側で実行できる機能。使いこなせば便利な機能です。

一番のメリットは、GTMサーバーを使うとサーバー側で発行されるセキュアなCookieとなりITP対策の影響を受けない、Cookieの有効期限が延びるということはユーザーの行動履歴が正確に追えるということになります。(自社ドメインをGTMサーバーに設定する等、条件はあります。)

GTMサーバー、私は理解するまで時間がかかったし、裏側の機能の仕組みはヘルプに載っていない、GTMサーバーは使えるタグが少ないから、現状のGTM(WEB)コンテナも両方使わないといけない、等色々利用条件があって複雑。私も最初はどこから手を付けたら良いかわからずだったので、現時点では自分で全部理解する事はハードル高いという、実際やってみての感想でした。

GTMサーバーに興味があれば、今年の秋から清水誠さんがセミナーを実施されていて、好評で3回目(2022年1月)、4回目を予定されているそうです。単にサーバーサイド導入の手順だけではなく、裏側の仕組みまで詳細を説明があってオススメです。

GA4・GTMサーバーを導入しながらデータ・タグ管理の将来について考える講座

2021年はGA4、GTMともにアプデに自分がついていくのが大変な1年でした。来年はさらに活用の年にしたいですね。

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