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フリーランスになる前にすべきこと6選+マインド

私はいきなりフリーランスになってしまったので、準備期間などはありませんでした。
貧相なPCで、常にファンが回りっぱなしの低スペックマシンで、フリーズと戦いながらADOBE製品をどうにか駆使して仕事をしたものです。
もちろん、失敗したなあという思いが少なからずありました。

1.価格表(単価表)を作ろう

まず最初にして欲しいのは、価格の設定です。
なんとなく相手の言い値で仕事を請け負う事もあるかも知れませんが、自分の中の価格設定を、スプレッドシート等で明確にしておきましょう。
例えば、イラストを1カット幾らなのか、ウェブサイトのデザイン1ページ幾らなのか、明確な価格がないと、自分のスキルセットと照らし合わせて、適正価格なのか判断できません。
思いつく限り、細かく書くことをお勧めします。
例えば、イラスト1カット、修正2回込みのようなイメージでも大丈夫です。
(見積もりの仕方は別で書きますね)

2.ワークフローを作ろう

これも忘れがちなのですが、発注者はどういった方法で仕事が進むのかわからない場合があります。
また、普段の取引先と進行が異なる場合もあります。
自分の中では、こういう風に仕事の流れを組んでおくと、失敗しにくいだろうというフローを作ることをお勧めしています。

私はウェブがメインで仕事をしているので、サイト構築と一口に言っても、やることが多くあります。
ドメイン取得、レンタルサーバー申し込みの代行、サーバーの設定、メールアドレスの作成等・・・これらを全て一覧にします。
そして、価格表に載っていない作業がある場合は、価格表にも載せていきます。

また、ヒアリングシートのように、クライアントの要望をまとめるシートがあると便利です。そのままコンセプトにもなりますし。
何より、書き出して再確認するのが安心材料の一つに繋がります。

3.キャッシュフローをリスト化

あ、今月お金がない!なんて事が起きないように、キャッシュフローも書き出しておくとよいです。
私たちの業界だと、納品まで時間がかかることが多く、入金が少し先の事が当然のように起きます。
1年分ぐらいのキャッシュフローがあるのが理想ですが、一般的には半年を目処に口座に預金があるのがベストです。
スプレッドシートに書いておいて、いつ頃お金が少ないのか、どの時期に仕事を増やしたり減らしたりしたら良いか、タスク管理にも繋げやすいです。

4.クレジットカードを作っておこう

自営業になると、ビックリするほど社会の何かしらの審査に通りにくくなります。もし、現在勤務されているのであれば、会社に所属している内にクレジットカードを作っておいた方がいいです。
引越しの予定がある方は、在籍中の方が当然審査は通りやすいです。
車のローンなども同様です。
クレジットカードは入金が期待できない場合の資金源にもなります。
あてにしてはいけませんが、最悪これで食べられる、支払える、というものを作っておくのは大切です。

5.引越しをするなら先にしておこう

不動産屋で物件探しの後に、必ず審査があります。
審査には、年収、勤続年数、今住んでいる物件の年数などの記入が必要です。
自営業になると、年収にばらつきがあったり、勤続年数がかけない場合があり、せっかく見つけた物件も審査で落ちることがあります。
(審査は大家さんの独断なので、申し分なくても落ちる場合もあります)
フリーランスになる場合は、可能な限り作業部屋の確保ができる、2Kぐらいが理想です。
作業場と自宅を分けられる場合は、その方が当然いいです。
自宅で仕事をするのが苦手、という人もいます。

6.PCはワンスペック上を買おう

PCは機械なので当然壊れます。
特にノートPCの場合は、持ち運びやカバンに入れるなどして埃が入りやすい状況にあるので、壊れるのが早いです。
布製品(ベッドとか布団とか)がない部屋でPCを使うと長持ちします。
この長持ち具合も、スペックが高いほど寿命が長いです。
100%の力を発揮する機会は、いろいろな箇所にストレスがかかり、壊れる原因になります。50%の力で動く機械は、余力があるのでストレスが低いです。
ただ、昨今の世界情勢から、パソコンの価格は高騰しています。
そこで、ローンで購入して、経費で落とせるようにするのが最善のような気がします。

フリーランスとしてのマインド

デザイン業界でのフリーランスの位置付けは、社会的な信用から考えてもあまりお勧めしていません。起業するのであれば、法人化した方がメリットが大きいです。当然デメリットもありますが、法人化する前提でフリーランスになった方がよいと思います。

例えば、資本金いくら以上じゃないと仕事が出せない、という会社や、法人化していないと取引が出来ないなどもあります。
とはいえ、いきなり法人化というのも気が引けるし、不安材料がある方は、ぜひ個人事業主から始める方が合うかも知れません。


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