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川西幸一 インタビュー「人間力」完全版 〜よりぬき週刊大衆〜

1987年にバンド「ユニコーン」のドラマーとしてデビューした川西幸一さん。2019年には還暦の節目を迎え、ますます精力的に活動する川西さんに、音楽に目覚めたきっかけやバンドの解散、再結成秘話、また、2015年に発症した脳梗塞について、さまざまお伺いしました。(撮影・弦巻勝)
(『週刊大衆』2019年6月3日号に掲載した記事に、未公開インタビューを大幅に加えた完全版です)

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――まずはドラムを始めたきっかけを教えていただけますか。


「ドラムを始めたのは中学生の頃だったんですけど、同級生にあんまり友達がいなくて、弟の友達とばっかり遊ぶような子でした。すごく内向的で、あんまりしゃべれなくて、どうやったらちゃんと笑えるんだろうとか、ずっと思ってたりして」


――今とは……。


「正反対なんですけどね。それまで、シカゴとかいろんな音楽は聴いてたんですけど、あるとき、ビートルズの『ヘイ・ジュード』のシングル版で、それのアウトロ、後奏でジョンとポールがシャウトしているのを聴いて、これはなんだと衝撃を受けました。人間も動物のように叫んでいいんだって思ったんです。そのときに、“音楽をやろう”と決意しました。ビートルズの赤盤と青盤を買いに行って、ジャケットを見たら、リンゴ・スターっていう人がかっこいいなと思った。この人は何をやってる人なんだろうと思ったらドラムだったんです。それじゃあって、ドラムを始めました」


――リンゴの顔からスタートしたんですか!

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