見出し画像

VectorWorksに点群微地形を取り込む -1

使用するもの
VectorWorks2021
3d Scanner App 1.9.1  on iPhone12Pro Max iOS14.4.2 (LiDAR)

VectorWorksも2019版から点群取り込みができるようになってはいましたが、レーザースキャナは非常に高価なため、ずっと試せずにおりました。iPadProに続き、iPhoneも12ProからにもLiDARスキャナが搭載されたので、機種変更とともに手持ちレーザースキャンが転がり込んできたことになります。

これを使わない手はないので、手頃なスキャナアプリを探したところ、評判が良いのが 3d Scanner App というそのものズバリな名前。有料だったような気もしますが無料になっているようです(2021.4.13時点)

画像1

アプリを立ち上げてスキャンするのですが、所作は他の方に譲り、スキャンした後の処理からメモをしていきます。いくつか試したなかで多分うまくいったやり方をまとめます。 試しながらのメモなので、数回に分けて投稿しようと思います。お付き合いいただければ幸いです。

1. データを書き出す
 ・テクスチャー貼り付け処理の終わったものをリストから選ぶ

画像2

 ・「Share」ボタンをタップ

画像3

 ・書き出すファイル形式を選ぶ 「Point Cloud」つまり点群をタップ

画像4

 ・細かい設定を聞かれるのて、
  「High Density」 高精細にして
  「PLY」をタップ
  しばらく変換作業を待つとシェアの仕方を聞かれるので、
  「AirDrop」でMacへ送る。
  ※スキャンした内容によって結構時間が掛かることも。
  ※早く済ませたい時は精度を粗く。

画像5


2. VectorWorksで取り込み
 
・対象物がうまく収まる縮尺の新規書類で
     ファイル  >  取り込む  ▶︎  >  点群取り込み...
  
そして、待つ。

SS_ 5のコピー

SS_ 5のコピー2

SS_ 5のコピー3

・取り込んだデータの向きを直す
 データが倒立した状態で入ります。
 ビューが2D/平面な時に横から見たような感じに。

SS_ 5のコピー4

ビューを「」にして、回転ツールをダブルクリック、反時計回りの「90.00°」にすると正立します。

画像10

斜めに見たところ

画像11

3.不要なゴミを取り除く
・点群を選択した状態でオブジェクトパレットの [ポイントを選別]

画像12

・モードバーの状態を確認。

画像13

・多角形に残したいところを囲っていく

画像14

・閉じると範囲外は消える。
この時点でオブジェクトパレットの ☑️選別 のチェックを外すと作業はリセットされる。

画像15

 [選択外の点を削除] を押して、、 

画像16

画像17

無事データが減りました。 これで不要なところを詰めておくと貼り合わせる作業が楽になると思います。

次回は 別に採った点群データ同士をひとつにまとめる作業をやってみたいと思います。

-End of Line-

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?