ニッポンのサブカルチャーと吹奏楽

2013年7月14日。
とある企画のリハーサルをおこないました。
そういえば、自分が主宰(友人と共同だけれど)というのは、ほぼ初めてなような……
仕事ではなく、趣味の範疇かも知れませんが、作業・実務内容はオシゴト同様。ただ、やってみる意義というものはあると思いまして。


さて、世界から注目される日本のヲタク文化。
『クールジャパン』がどうとか言って、日本のアニメ・漫画が素晴らしい!と言ってたかと思ったら、いつの間にかファッションやらB級グルメとかも入ってる。それどころか、そちらばかり推されているようで( ´°(エ)°`)えっ とか思ってるんですが。(それ、普通に商業で輸出すればいいじゃない?って)


それはともかく、最近は何故かなぜか、そちら方面に詳しい方と交流がある私なのですが、3年近く前から色々と考えていたこと。

例えば、企業ではないアマチュア個人やサークルによる二次創作。
所謂パロディなどの漫画やゲームなどが、個人ベースなどでも制作されているのは皆様もご存知かと思います。
音楽についても同様におこなわれていて、これらは打ち込み・宅録が身近になったことや、楽譜制作ソフトもFINALE・Sibeliusだけでなくフリーのものもあるので制作が容易になった事が理由のひとつに挙げられると思います。
最近は、さらに動画撮影・楽譜のアップロードも非常に容易ですので、演奏・楽譜の配布または販売をしている事が多いです。

ただ、オリジナル楽曲やPD曲は問題ないと思いますが、
「権利者がいる曲で、それってどうなの?」
というのが、そもそもの発端。

そんな事もありまして、盟友KohMei氏と2012年の秋ごろ(確か)に、企画を起ちあげまして、楽譜の制作を始めました。
ただ、有名出版社のお世話になっては意味がないという思いもありますので、あくまで個人ベースで。
著作権をクリアした楽譜を頒布し、音・映像を制作という方向でやっております。(ただし風体は色々ギリギリですが)

個人で編曲の許諾とか、難しい・めんどくさい(これは確かにあるけど)と思われてるフシがある。
あと「とりあえずJASRACの契約結んでるところ使えばOK」とか思われてる感じ。
YouTubeやニコニコ動画も、編曲許諾については言及されていないので、必要な手続きを踏んで制作。

「誰でもできます」「だから、ちゃんとやろう」

という方向を示したい。
TPPの絡みもあるので、著作権の非親告罪化なども考え・・・自分たちのクビを締めないように、と。。。

特に、今年は『響け!ユーフォニアム』の影響か、演奏動画の数が増えているから、活動の意義はあると思っています。

ところで、このような企画で動画などをアップロードすると、日本では「楽譜をください(無料で)」というコメントが非常に多い。
海外では「何処で購入できる?」が普通なようです。

演奏したくなれば手に入るように、権利者にも分配されるようにと。
(我々の場合、黒字分は楽器forKidさん等へ寄付となるので儲かりませんが)


さて、そんな企画の音を出して早2年。昨年は公演にも参加しました。
ニコニコ動画では「演奏してみた」ランキング1位も獲得しました。

この夏、さらなる動きがありそうです。またご報告します。

Niconico Sounds in BRASS
http://nnsb.info/



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