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スキとキライは2ケツできる

セッションをしていると時々
愛する人への気持ちを
愛に統一しなきゃいけないと思っている人が
結構多いように感じます。
色々こじらせやすい人には、大体これが起こっています。

愛している人(パートナーでも家族でも親友でも)に
愛以外の感情を抱くと
心地悪すぎて、自分の内側で葛藤しちゃう。
心地悪すぎて、遠ざけようとしてしまう。
そんなこと、ないでしょうか。

愛しているからって
全ての瞬間、優しい気持ちでいるなんて不可能なんです。
あなたが人間でいる限り。

でも、逆は可能なんですよ!
愛しながら、怒ることもできる。
愛しながら、嫌うこともできる。
愛しながら、嫉妬したり、見下したり、憎むことだってできるんです。

だってそうやって、
自らの内側を投影することを通して
自分をより深く知るために
相手はそこに居てくれるんですから。

本当はみんな
「この世の全ての人を愛せたらどんなにいいだろう!」
って思ってるんですよ。
誰だって、愛と不安だったら、愛がいいんですよ。
あったかいし、笑顔になるし、世界が美しく映るしね。

だからこそ
愛以外の感情を抱くと戸惑ってしまうんです。
いや〜〜な気持ちになる。
その戸惑いが心地悪すぎて
相手のせいにして責めたり
相手にどこそこを直せと言ったり
心配を装ってコントロールしようとしたり
距離を置いたりしちゃう。
そのことすら疲れるからと
最初から人を締め出しちゃう人だっている。

それはね、
愛以外の感情はよくないって思っているからなのです。
愛以外の感情はよくないって教えられてきたからなのです。

もっと感情を自由に感じていい。
どんな感情も認めていけば
やがて苦しかった感情の椅子取りゲームも

「あれ、2ケツしていいのか」
って気づくはず。

「大好きだけど、今日はめっちゃムカつくぞ!!😤」
「大好きだけど、偉そうでムカつくから『ちょっとコケろ』とか思ってるもんね!😤」
ってね。

そうすると、すごくニュートラルでいられるようになります。
「愛」と「愛以外の感情」って別物なんですよ。
「愛以外の感情」は絶対に、「愛」に取って代わることはできないんです。
「愛」の座を奪うことはできない。
だから安心して、優しい「愛」の横に、「愛以外の感情」を座らせてあげてください。
愛はどこまでも受け入れるから
「どうぞ」って言って、ちょっと座る場所を空けてくれます。
「そこに座っていいよ」って言ってくれます。

どんどん感情を認めていけば
好きと嫌いの2ケツが
どれだけ普通で健全なのか
身をもって体験できると思います。

これが自然とできるようになると
愛以外の感情を感じることが
まるで泳いだ後の疲れみたいに
なんだかダル心地いい〜♨️って感じられるようになってきます。
愛以外の感情を抱く自分が
愛しくてたまらなくなってきます。
レッツ トライ!😃👼✨

※これは人への愛だけでなく
仕事や物事への愛に対しても同じです。
ちょっと飽きたり、嫌だなと思う部分が発見されただけで
「他にもっと合う仕事があるのでしょうか?」
なんてご相談もよくありますが、極端に走る前にちょっと立ち止まってみましょう。
そういう時は大抵、「少し軌道修正の必要がある」というサインです😉

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