序論 〜面白いを考える〜

記事に限らずですが、「面白い」ってなんだろうかと考えて、一つの暫定解を思い付きました。記事に限らずですが、世の中のコンテンツって面白いものもあれば面白くないものもありますよね。私がたどり着いた暫定解は、面白い=インパクトが強い、です。どうしてその思考に辿り着いたのかを以下に書いていきます。

本論① 〜面白い=裏切り説〜

お笑いに関して言えば、面白い=裏切りという説があります。会話の流れから客が予想する、演者が次に言うであろう一言を裏切ったことを演者は言う。予想を超えると言う意味での裏切りです。例えば、千鳥の大吾さんが港のロケ番組で見せる、海を背にした人を押して落っことすかに見せかけて、自分が海に飛び込み、それにノブさんが「どういうお笑い!?」と突っ込むのは有名なくだりです。
この場合、「人を押すと見せかけて、何かするんだろうな」と思っている視聴者を裏切っている訳です。飛び込む瞬間まで、何かはするんだろうな程度で視聴者は予想しています。海に飛び込むというアクションは何かをするんだろうなを超えてくるアクションです。この裏切りが面白さを生むという理論です。

本論② 〜面白い=共感、興味説〜

面白い=共感、という説もあります。これはモノマネ、身内ノリなどが分かりやすい例です。
では今度は、記事について考えると、面白い記事、の前に、読まれる記事について考えます。記事については、面白い面白くない以前に、読者が読むか読まないかを選択できるからです。そして、その選択は第一に興味が持てるかどうかから始まります。記事については、興味を持てるかどうかが面白さに繋がる訳です。

ここまで、面白い=裏切り、共感、興味という構図を見てきました。
そして、面白さについて忘れてはいけないのは、面白いとは主観であるということです。
裏切りも共感も興味も、人それぞれ何に対してそう思うかは異なります。

結論① 〜面白い=インパクトが強い〜

面白いが主観であることを註釈した上で、私の結論は、裏切りも共感も興味も、インパクトの一言で集約できると考え、面白い=インパクトが強い、説を提唱します。

だいたい私の場合、面白いと思う時って、インパクトがあるものを見た時です。
ではインパクトのあるものとは何かと言うと、それまで知らなかったこと、見たことなかったものです。
なので私は、創作物や本音を書いてる記事が好きです。ハウツーはテーマによりますが、なんとなくネットとかテレビとかで聞いたことあるし、日記は人の1日なんて、よっぽのスケジュールじゃない限りある程度予想がつきます。ある程度予想がついてしまうと、面白いとは思わないことが多いです。

結論② 〜結局何が面白いのか〜

とはいえ、世の中の人全てが全て、語るにたるインパクトコンテンツを持っているわけではありません。
だけど、人の本音というものは、なかなか知る機会がありません。人の心の奥の奥の奥、意地汚さも清廉とした理想も、その色々をないまぜにしたモノは、十分インパクトコンテンツ足ると思うのです。人の本心なんて覗く機会があまりないわけですから。

だから、私は本音の見える記事が好きで面白いと感じ、また自分も本音を曝け出すような記事を書きたいと思うんだなあという結論です。

ではまた。

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