backnumber 赤い花火

もう6月になりました。
夏が迫ってて、早いところでは花火大会をやっているところも。
遠く離れたメキシコからこの曲を聴いて夏を感じてます。

7時を回る前に振られておいてよかったわ
最後に私と見る花火は余計に綺麗でしょ

癖のある硬い髪に 指に 頬に 首筋に
もう触ってはいけないのね
煙の跡を目で追うフリして
次の花火を待つあなたを見てた

真夏の空に浮かび上がって滲んだ
ほら見て綺麗だよなんて言うほど苦しくなった
二度と治らない火傷みたいな痛みが
胸を焦がす魔法あなたには強くかけたのに
誰が解いたの?

どこをどう探しても
あなたは他にいないのに
そんなのきっと今だけだよだって
そんなわけないでしょ

夏を通り抜ける度に
私は綺麗になるの
お見せできなくて残念だわ

笑い飛ばして
また会えるのなら
それでいい
それでいいの
それでも……

同じ花火が2人を照らすのに
あなたの胸の内は赤くないのね

真夏の空に浮かび上がって滲んだ
ほら見て綺麗だよなんて言うほど苦しくなった
二度と治らない火傷みたいな痛みが
胸を焦がす魔法あなたには強くかけたのに
誰が解いたの?

花火大会で失恋してしまう場面を描いてます。
「7時を回る前に振られておいてよかったわ」
それなら、7時から始まる花火に注目してくれるから泣き顔を彼に見られることもないです。

「煙の跡を目で追うフリして次の花火を待つあなたを見てた」
簡単に会えなくなるから、しっかり目に焼き付けておこうという主人公の思いが伝わります。

「真夏の空に浮かび上がって滲んだ」
滲むのは、主人公の目に涙が浮かんでいるからでしょうか。
「胸を焦がす魔法あなたには強くかけたのに 誰が解いたの?」
どこかの誰かが彼の心を奪ってしまったから、主人公は振られることになったのでしょう。

「どこをどう探しても あなたは他にいないのに」
そうです。彼は世界中どこを探しても代わりはいません。
「そんなのきっと今だけだよ なんてそんなわけがないでしょ」
彼は「俺よりもっといい人いるから」みたいなことを主人公に伝えたのでしょうか。
そんなわけないです。どこをどう探してもあなたは他にいないのです。

「夏を通り抜ける度に 私は綺麗になるの お店出来なくて残念だわ」
ちょっと強がってみました。この強がりも切ないです。

「笑い飛ばして また会えるのなら それでいい それでいいの それでも」
彼に好きな人が出来て別れることになったことを笑い飛ばして、友達として接することができるなら、そうして会えるならそれでもいい。

「同じ花火が2人を照らすのに あなたの胸の内は赤くないのね」
赤は情熱の色です。付き合った頃の情熱はもう彼にはない。同じものを見ていても、以前のようなときめきは彼にはない。

赤は印象的です。
「赤い花火」を最後に2人で見たことが、花火大会の前に振られたことが、もう彼には触れられないことが
強烈な夏の思い出になったことでしょう。
きっとずっと忘れられません。

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