見出し画像

廻るビンチョウマグロ


 皆さん、こんにちは。お寿司大好き、木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 それでは聴いてください。中島みゆき『時代』


 まわる〜 まわる〜よ

 仕事〜はまわる〜

 アイツとコイツの

 やり残〜し


 って言う替え歌を歌ってた人がいて死ぬほど笑い転げました。はい。
 そんな訳で、本日の話題は「回転寿司」です。

 ええ。ワタクシ、先日こんなツイートをしたんです、ツイート。


 お子様がレーンの上を廻っております
 お皿の上のお寿司や商品に
 直接触れませんようご注意を
 お願いいたします。



 この1行目を読んで、


 (´・Д・)」えっ?


 ってなったのだ。


 ‹‹\(*'ω'* )/›› ‹‹\(*'ω'*)/›› クルクル❢


 こうやって回りながら、レーンの上を廻り続けるお子様を想像してしまったのである。うん。まぁ、ハッキリ言うが、


 (´・Д・)」日本語がヘタ。


 いわゆる「ぎなた読み」である。「弁慶が薙刀を」という文章が「弁慶がなぎなたを」と平仮名にし、


 弁慶がな
 ぎなたを


 と改行してしまうと、「弁慶がなぁ、ギナタを」という風に読めてしまう。これと同じ現象だ。アニメ「巨人の星」の主題歌を聴いて、「思い込んだら〜」の部分を「重いコンダラ(整地ローラー)」だと思い込んでしまうようなものだ。


 お子様が
 レーンの上を廻っております
 お皿の上のお寿司や商品に
 直接触れませんようご注意を
 お願いいたします。


 コレだけで一気に読みやすくなる。あるいは、


 お子様が、レーンの上を廻っております
 お皿の上のお寿司や商品に
 直接触れませんようご注意を
 お願いいたします。


 読点を打つだけでも随分と読みやすくなる。たったコレだけの事が出来ていないのだ。
 いや、だが言わせてほしい。
 ワタクシも毎日「黒板」に文言を書いている人間である。

 キリのいい場所で改行したい気持ちはイヤと言うほどわかるのだ。
 それだけではない。子供がやらかす事故に対して、無責任な親が多いのであろう。
 店と客のトラブルが何度もあった事が想像に難くない。ワタクシも飲食業が長いのでそれは伝わってくる。
 無駄な丁寧語が多いのは、とりあえず客に対してへりくだってるぞ! だから揉め事にはさせないでくれ、という願いが強く感じられるのだ。
 例えば、同じ文章でも、


 レーンの上を廻っております
 お皿の上のお寿司や商品に
 お子様が直接触れませんようご注意を
 お願いいたします。


 「お子様」の位置を変えるだけで、意味が通りやすくなる。
 しかし、冒頭に「お子様が」としているのは、おそらく主語を「お子様」に持ってきて「強調したい」という強い意志が感じられてしまう。

 そう。おそらくこの文章は、そう言った、アレやコレやの願望を盛り込み過ぎ、船頭多くして船が山に登ってしまった結果なのである。

 だが、だとするとアテンションとしての文字が「お客様へ」となっている事が、そもそもの間違いなのだ。


 「保護者の方へ」

 お子様が、レーン上の商品に
 直接触れませんよう、ご注意を
 お願いいたします。


 コレで一気にわかりやすく、伝わりやすく、簡潔になる。更に配列を考えるなら、


 「保護者の方へ」

 お子さまが直接、レーン上の商品に、
 お手を触れないようご注意ください。


 (´・Д・)」ほら、2行で済んだ。


 しかも、配列は綺麗になってる。そう。言っておくが、ワタクシは毎日のように黒板に書く文章をこうやって考えているのだ。だが、それでもミスってしまう。
 翌日になって「うーん、こう書けばよかった」と後悔する事だらけである。

 だから、ワタクシはこの文章を書いた人に対して、文句を言いたい訳ではないのだ。


 ‹‹\(*'ω'* )/›› ‹‹\(*'ω'*)/›› クルクル❢


 とレーンの上を廻るお子様ってのを想像して、えっ!?とは思ったが、ふふっ(*´ω`*)ってなった事をツイートしたかったのである。

 そもそもワタクシは読書が好き(近年は目が悪くなって全然読んでない)なので、慣れもあって、普通の人よりも速読である。物にもよるが、ペースとしては2~300ページの小説を約2時間。
 つまり、この注意書きを見ただけで、おおよその文章はすべて把握できる。
 それも、注意書きである時点で「子供が手ェつけた商品は責任持って買い取れよ?」という内容である事さえ予想範囲内である。
 なので、文章を読むまでもなく「注意書きの内容は理解できていた」のだ。

 だが、活字中毒のきらいがあるワタクシは、割と丁寧に文章を読んでしまう。
 そしたら、何故か1行目で、


 ‹‹\(*'ω'* )/›› ‹‹\(*'ω'*)/›› クルクル❢


 そりゃ「えっ?」ってなるよ。ワタクシはそう言いたかったのである。
 しかし、そうは問屋が卸さない。ワタクシのツイートに対し、


 「日本語的に間違えてない。
 お子様が"レーンを廻る〜に"直接触れません様にご注意をお願いします。
 レーンに掛かってないんよな。
 読解力大丈夫かな?国語やり直しおすすめするよ」(原文ママ)


 というツッコミが入って、


 (´・Д・)」読解力が
 ヤバいのはキミやで。


 とツッコミ返してしまった。そうしたら、それを契機に「すごいブーメラン」というコメントが後に続いてしまったのである。

 ここで誤解なきように言っておきたいが、ワタクシはネット上における「晒し」という行為をあまり好まない。ぶっちゃけ、意見が正しいかどうかではなく、数の暴力で黙らせる事が出来てしまうからだ。
 それに、本人の意思や考え方と、後続の考えが一致しているとも限らない。
 極端な話、議論をしたい、しているつもりなのに、周囲の人間が敵と判断して徒らに戦火を拡げるなんて珍しくもない光景だ。
 だから、晒し行為は好まない。無論、どうしようもない相手に援軍を要請する事はあるが、基本的には晒し行為をしたくはないのである。

 で。今回はフツーに返信をしただけのつもりだったが、割と恐ろしい勢いでフォロワーから相手に、集中砲火が浴びせられていた。


 (´・Д・)」ところで。


 今回の炎上を通して気付いたことが1つある。


 と言うのも、こーゆー炎上には慣れっこだが、存外にフォロワーからの援護射撃が多かったのだ。
 コレまでも似たような絡まれ方は何度もしているものの、これほど援護射撃が多い例は珍しい。
 ぶっちゃけ、もっとワタクシが一方的に悪質な絡まれ方をしたケースや、ワタクシが自ら援護を要請した時などより、よっぽど援護射撃が多かったのである。

 この理由が何なのかを考えてみたのだ。


 寿司だ。(´・Д・)っ🍣

 そう。以前にも寿司が絡んだ話をした時に、恐ろしい数のコメントが付いた事がある。(女性が寿司を握る是非、みたいな話)
 他にも、ちらほらと記憶があったりする。


 (´・Д・)」ひょっとすると、
 日本人は寿司が絡むと、
 戦闘民族と化すのではないか。


 これはカレーでもラーメンでもない。寿司なのだ。
 今も、「あ、確かに何か寿司に対する憧憬のようなものがある」と思った人は多いのではあるまいか。
 確かに、他の要素が無きにしも非ずだが、同じ「食い物を粗末にする」系の迷惑行為でも、


 (´・Д・)」寿司ペロ少年が
 とりわけ強く叩かれた事が
 記憶に新しいのではあるまいか。


 同じような迷惑行為は牛丼屋でも多くあったはずなのに、醤油差しを舐めた少年だけが異様に叩かれた。


 (´°Д°)」寿司は特別!

 (´°Д°)」寿司恐るべし!

 (´°Д°)」

 (´°Д°)」

 (´・∀・)」 寿司好き♡


 ※この記事はすべて無料で読めますが、好き好きな人もそうでない人も投げ銭(¥100)をお願いします。
 なお、この先にはこの黒板事件で一番言いたかった事が書かれてません、


ここから先は

33字

¥ 100

(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。