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頭が良いつもりの人


 皆さん、こんにちは。頭が悪い事を自覚してるので、何とかセーフ。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 自分の頭の悪さって、何処で自覚するか、色々あるとは思うんですが、ワタクシの場合、


 数字の計算とか、
 英語の文法を見た瞬間に、


 (´°Д°)」 脳が思考を
 拒否するんですよね。


 だから絶対に、頭の良い人にはなれない。そう思うのです。
 ここで、は? 何言ってんだかわからないって人と、あー!何となくわかるって人で大きく分かれる気はするんですが、ワタクシ、この歳になってようやく気付いた事があるんです。

 何かと言うと、人間の多くは、


 苦手なことに直面すると、
 回避方法ばかりを考えがち


 って事なのである。例えばワタクシは、数字の計算やら英語の文法が苦手で嫌いなのですが、6789×21みたいな問題を出された時、


 (´・Д・)」 だいたい7000×20で、

 ざっと140,000ぐらい。


 って計算して、それ以上の細かい計算って必要なの? って考えちゃうのである。

 英文の場合だと、

 Under Study tools, you will find a pop-up grammar guide complete with examples.

 ってな文章だと、とにかく(文法はまるでわからないが、単語だけは割と記憶してるので)

 下 勉強 道具、あなた だろう 見つける ポップアップ 文法 ガイド 完全 と 例。

 という風に単語だけを訳し、文法は完全無視して、

 勉強道具の下、あなたはポップアップ文法ガイドと例を見つけるだろう。


 と文章を組み換えて意味が通りそうな形に直す。
 つまり、計算にしろ英語文法にしろ、苦手な事には一切立ち向かわず、得意な分野で誤魔化した解答を得ようとする癖があるのだ。

 つまり、理解できない事を無理に理解しようとするのではなく、理解できる形に変換して、正解から遠く離れていなければヨシ! ってな自分なりの正解を用意して、問題の本質から逃げているのである。

 ちなみにワタクシは、ご覧通り文章を書くのが好きで、小説などを読むのも大好きである。
 だから、本が苦手な人間の言う、


 「文字が多いと内容が頭に入って来ない」


 ってのが、


 (´・Д・)」 まるで
 理解できなかった。


 だが、今になってみるとようやく理解した。人間はどうやら、苦手な行動を避けて通ろうとするのだ。
 脳ミソまで筋肉、すなわち脳筋ってのは漫画でもなく、リアルに存在している。要するに思考自体が苦手だから、苦手な思考というプロセスを、得意なフィジカルで解決しようとしているだけなのだ。

 (´・Д・)」 逆も然り。


 運動が苦手な奴は、「運動をした方が効率が良い」と心の奥底では理解している場面でも、それを知力で解決しようとする。


 (´・Д・)」 要するに頭が悪い。


 そう。わかっているはずだ。自分が本当に頭がいいなら、向き不向きはあろうと、ある程度の運動ができるようになっていた方がトータルで絶対に優位に立てると。


 (´・Д・)」それでも
 運動して来なかった。


 コレって本質的には字が多いから本が読めない、ってのと同じなのである。いやマジで。
 実際、出来るヤツってのは文武両道だったりするだろ?
 少なくとも、出来るヤツってのは、苦手な分野も得意な分野でカバーしきっている訳だ。

 苦手な事をとにかく忌避・回避したり、得意な事で誤魔化したりしてる時点で、


 (´・Д・)」 結構、
 頭が悪いと言える。


 いや、頭がいいからこそ、問題と衝突せず、うまくやり過ごしているとも言えるが、自分サイドにある問題を放置してやり過ごすって方法は、実のところ、あまり利口ではないと思うのだ。

 だからワタクシは自分自身を賢いとは思えない。


 (´°Д°)」 問題放置
 しまくりなんだもん。


 無知の知ではなく、問題解決能力でもなく、「問題回避能力」ってのが妙に高いと、それは既に頭が悪いんじゃないか、と思うのである。要するに、利口ではなく、小利口に過ぎない。

 そしてそれがどうして発生するのかと言うと、割と子供の頃に好きだとか得意だとか褒められた、成功したって能力は伸びやすく、苦手だとか嫌いだとか馬鹿にされた、挫折したジャンルは忌避しやすい傾向にあると思う。
 まあ、幼少期のあれやこれやは、それこそ生来の能力が大きく関わってくるから、何処からが後天的で、何処までが先天的なのかを判断する術はない。
 だが、とりあえず出来てない事でも、無理矢理褒めるぐらいの方が教育には良いのではないかと思う次第である。

 だって、わざわざ貶されなくても、競争で勝手に順位は決まっていくのだから。



 さて。苦手な事を得意なジャンルに変換する事で、人は困難を乗り切る事が出来るのだって話をお送りした訳だが、実は本題はここからだ。

 この「変換」ってのは、それこそ色んな事柄に応用して「変換」可能な訳だが、残念な事に、頭の悪い人の中には、この変換が出来ないタイプがいる。
 まあ、頭が悪いにも色んな種類があるし、この変換にも色んな種類があるのだが、割とよく見かけるガッカリさんは、



 (´・Д・)」 自分 ⇄ 他人の
 変換が出来ていない。



 (´・Д・)」 特に、
 出来てるつもりでいる。


 無知の知ではないが、周囲が馬鹿に見えてたら、それは同時に、周囲から馬鹿だと思われてるって事なのである。
 例えば、実にしょーもない話になるが、Aという映画が面白くてオススメだとすると、このAを面白いと思えないって人を


 (´・Д・)」 うわ。この映画の
 面白さがわからんとかヤバい奴だ。


 って思ってしまうのが人間なのである。そして、それは同時に、


 (´・Д・)」 うわ。あの映画が
 面白いとかドン引きする感性だ。


 と思われてて当然なのである。あるタイプの「頭が悪い人」、すなわち「頭がいいつもりの人」ってのは、この変換が出来ていない。

 説明すると長くなるので、実例を出そう。
 頭がいいつもりの人と話していると、「自分の考え方はこうなんだけど、なぜお前はそう考えられないのか」という話になる。
 ここで相手が「自分の考えはこうなんだけど、なぜキミはそう考えられないのか」という対等な意見を出しても、自分と他人の変換が出来ないので、


 ヽ(´ー`) 馬鹿と話しても
 時間の無駄だったわー。


 的な態度を取るのである。理解や共感には至らなくても、なぜ相手がそう考えるのか、分解して推察することは可能な筈だ。だが、そこで自他の変換が出来ていない。


 相手の立場や気持ちになって考える
 という行為を忌避してしまっている。


 (´・Д・)」 相手の気持ちを考えるってのが苦手なのよ。
 だから、そこが脳筋化して、自分の考えで押し通そうとする。

 従ってこのタイプ、「なんでわからないかなあ」って態度や行動を取りがちなのである。
 自分が理解している(つもり)の事は、相手が知らない、わからないと途端に馬鹿にしはじめる。
 通ってきた道が違うのだから、知らない事があって当然なのだ。そこが根本的に理解できていない。頭がいいつもりだからこそ、「それぐらい常識でしょ」「当たり前だろ」ってな言葉を紡ぎがち。


 (´・Д・)」 で。自分が理解しているつもりだから、

 説明が下手なのよね。



 自分がわかっている事だから、相手がわかっていて当然だろ、ってな話し方をする。つまり、説明になってない。しかし、自分は理解したつもりでいるから、自分の説明が下手な事を理解できず、相手の理解力がないと判断する。


 (´・∀・)」 コレぐらいわかっとけよ?


 ってな態度を取るのである。

 (´・Д・)」 ちなみにワタクシ、頭は悪いのだが、接客業が長いので、相手が「何を言いたいのか」を察する事は比較的得意なつもりでいる。
 で。前述の「頭がいいつもりの人」と話すと、「上から」「教えたがり」だったりするので、揉め事に発展しやすい。
 そこでワタクシは、揉め事を回避するために、しばしば、


 (´・Д・)」 ?


 ってな顔をする。
 理由は簡単だ。相手の言いたいことの意味はわかったが、今の説明だとツッコミどころが満載で、そもそも周囲の多くは理解できてないぞ?


 (´・∀・)」 ホントにソレでいいのォ?


 って意味も込めて、親切心で、


 (´・Д・)」 ?


 って顔をしてあげるのだが、


 ( ´∀`)ノ あ〜あコイツ
 まるで理解してねえなあ。


 って顔をしやがるので、そん時ゃ容赦しません。



 (´・∀・)」 ワタクシ、
 揉め事は好きじゃないんだけど、


 得意じゃないとは言ってないんだよな。


 ※ この記事はすべて無料で読めますが、頭がいい人も悪い人も、投げ銭(¥100)をしていくのがnote界隈では常識らしいですよ? 今テキトーに言ったけど。
 なお、この先には、ワタクシの性格が悪い話しか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。