【ソフトテニス】2024年ハイジャパ女子ダブルス結果予想

6月22日~23日に行われるハイジャパの女子ダブルスの結果予想と軽い展望のようなものです。

組み合わせは北海道ソフトテニス連盟のYouTubeチャンネルに投稿されている組み合わせ抽選会動画を見るか、ハイジャパ公式サイトや北海道ソフトテニス連盟ホームページをご参照下さい。



結果予想


優勝:前川塚本(広島翔陽)
準優勝:大釜池田(昇陽)
ベスト4:浦山河原(和歌山信愛)/大槁岡(三重)
ベスト8:朝日福井(高田商業)/岩隈安保(中村学園女子)/大和佐藤(東北)/對馬山田(羽黒)


ハイジャパは例年西高東低の結果となることが多く、女子ダブルスが現在の出場数になった2014年以降でベスト4に入ったペア数は西日本が21、東日本が15となっている。
他の種目と比べると東西で拮抗することが多いが、ここ数年は決勝進出ペアのほとんどが西日本のペアとなっている。
2014年以降の9大会の優勝は西日本が6回、東日本が3回で西日本が優勢。特に近畿勢が4回優勝で頭一つ抜けている。しかしベスト4に入った回数で見るとシングルスと比べてどの地区も大きな差がない印象となっている。

2014年以降の女子ダブルスベスト4以上一覧


優勝予想は前川塚本ペア。やはり日本代表の前川選手にはここで勝ってもらって世界選手権に向けての不安要素を減らしてもらいたい。相方の塚本選手も中学時代から活躍していて前川選手に並ぶポテンシャルを持つ。前川塚本ペアは去年は高校1年生で広島翔洋の団体メンバー入りし、インハイ団体準優勝に貢献している。トーナメント序盤で、近畿の1位の房野市川ペアや近畿2位の山口平林ペア、中国地区最大のライバル就実の仲村近坂ペアあたりの強豪ペアとの対戦が予想されるが、無事に乗り越えてチームとしては2013年以来の優勝を掴めるか。


準優勝予想はインハイ個人戦ベスト8の大釜池田ペア。ハイジャパに強い近畿勢で、昇陽は去年の大会でも準優勝となっており、今年も上位進出に期待がかかる。予選リーグでは、東北地区準優勝の宮本久保田ペア・全中ベスト8ペアの義達佐々木ペアと対戦する激戦区に入ったが、ここを勝ち上がれればより勢いが付くはず。去年の先輩を超える結果を残せるか。


ベスト4予想
浦山河原ペアは和歌山信愛のエースペア。1年生の頃からインハイや選抜で活躍してきた2人ももう最終学年。特に浦山選手は1年生のインハイ団体での活躍が印象深いが、ハイジャパダブルスは初出場。最初で最後の大会でどんな結果を残すか。また、和歌山信愛は現校名になってから初めて優勝したのが2015年で、その次は4大会後の2019年。今年はそれから4大会目の年。周期通りに優勝掴めるか。

大槁岡ペアは三重のエースペア。去年は2年生ペアながらハイジャパとインハイ個人戦でベスト8入りし、インハイ団体戦では5戦全勝で優勝の原動力となった世代屈指の強力ペア。今年はベスト8の壁を破って個人戦でも日本一になれるか注目。順調に勝ち進めば準決勝で対戦する可能性がある前川塚本ペアは去年のインハイ団体戦決勝戦で対戦した因縁の相手なだけに再戦が叶うかも楽しみ。


ベスト8予想
朝日福井ペアは去年は1年生ペアでインハイ個人戦ベスト32入りを果たし、今年冬の近畿大会でも3位に入る期待の下級生ペア。予選リーグでは初戦に同い年最強格の中谷選手が立ちはだかるが、近畿の結果では上なだけに期待は強い。女子高田商業も全国で活躍できるか。

岩隈安保ペアは九州トップクラスのペア。九州の名門中村学園女子で下級生時からレギュラーで活躍し、九州大会では常に優勝争いに絡んでいるだけに、全国での活躍に期待がかかる。

大和佐藤ペアは選抜優勝校東北のレギュラーペア。選抜では3番手に待機していたが初戦以外は前2つで決着し出番が無かったものの実力を示してハイジャパに来た。過去のハイジャパダブルスで東北地区勢の優勝は1回のみで、宮城県は最高成績が準優勝だが、選抜優勝校の代表として初優勝を狙いたい。

對馬山田ペアは期待の1,2年生ペア。山田選手は去年のインハイでシードペアを破って勝ち上がりベスト32入りしており、對馬選手は都道府県全中シングルスベスト8の実力者。1年生がハイジャパに出るだけでも凄いが、出るだけではなく勝ち進むことも期待したい。


各ブロックの予想と注目ペア

左上ブロック(1〜18)

勝ち抜け予想:大釜池田ペア(昇陽)

ベスト8予想:朝日福井ペア(高田商業)

注目ペア
宮本久保田ペア(学法石川)
義達佐々木ペア(とわの森)
千葉柳川ペア(文大杉並)
北原中谷ペア(須磨学園)
鈴木岡原ペア(済美)
早川簾畑ペア(京都光華)
石垣藤岡ペア(札幌龍谷)


左下ブロック(19〜36)

勝ち抜け予想:浦山河原ペア(和歌山信愛)

ベスト8予想:岩隈安保ペア(中村学園女子)

注目ペア
篠原富川ペア(岡崎城西)
川崎丸山ペア(昌平)
竹口宮下ペア(能登)
仲倉松原ペア(米子松蔭)
庄司山口ペア(宮崎商業)


右上ブロック(37〜54)

勝ち抜け予想:前川塚本ペア(広島翔陽)

ベスト8予想:大和佐藤ペア(東北)

注目ペア
佐藤畠山ペア(八戸工大一)
大野濱田ペア(尽誠学園)
片山八戸ペア(長崎東)
庭田篠澤ペア(埼玉平成)
房野市川ペア(四天王寺)
仲村近坂ペア(就実)
山口平林ペア(奈良育英)
石井中村ペア(嬉野)


右下ブロック(55〜72)

勝ち抜け予想:大槁岡ペア(三重)

ベスト8予想:對馬山田ペア(羽黒)

注目ペア
髙木桒原ペア(県岐阜商業)
高本大西ペア(福知山成美)
船木佐藤ペア(秋田令和)
岩田溝井ペア(日大藤沢)
木田佐々ペア(甲西)
西畑菅原ペア(札幌大谷)


昨年下級生で活躍していた選手が多く出場している今年のハイジャパダブルス。去年はここ10年近く上位に入れていなかった四国勢が壁を壊して一気に頂点へと駆け上ったが、今年も驚くような結果を残す新星が現れるのか。それともやはり実績のある地区の最強ペアが優勝を争っていくのか。誰が勝ってもおかしくない混戦の大会がどんな結末を迎えるのか楽しみ。