【ソフトテニス】2022年国体少年女子結果予想

10月7日〜8日に行われる国体少年女子の結果予想と軽い展望のようなものです。

組み合わせは日本ソフトテニス連盟のホームページをご参照ください。


結果予想


優勝:和歌山県
準優勝:京都府
3位:宮城県
4位:東京都
5位:三重県
6位:兵庫県
7位:広島県
8位:石川県


今年の国体少年女子は全都道府県参加で争われる。ミニ国体が行われなかった地区も多く、代表選出選手やシングルスの起用などが情報不足なところが多いため、他の種目より少し曖昧な予想になるかもしれません。


優勝予想はインターハイ団体戦優勝の和歌山信愛の和歌山県。ダブルスの強さもさることながら、岩元姉妹や江口選手などシングルスでも力のある選手が多く国体でも優勝候補筆頭。


準優勝予想は京都光華の京都府。選抜とインハイ団体戦では共に優勝校と対戦し、後一歩まで追い詰めて3位となった強力チーム。国体では今度こそ優勝を掴めるか。


3位予想は選抜優勝の東北高校の宮城県。JOCのU-20ダブルスで大学生の実力者などを抑えて天間横山ペアが優勝するなどインハイ後も実力を伸ばしている。インハイのリベンジを果たして2冠達成できるか。


4位予想は国体に強い東京都。2016年から4連覇継続中の国体女王。今年は現役アンダー選手不在ながら文大杉並のダブルスの2本柱が強力。選抜とインハイでは共にベスト8だったが最後にそれを超える結果を残せるか。


5位予想はインハイ団体戦準優勝の三重県。インハイ個人戦優勝の馬渕竹田ペアや、シングルスに定評のある松岡選手など強力なメンバーで団体日本一を目指す。


6位予想は強力エース擁する兵庫県。須磨学園の前田中谷ペアがハイジャパ優勝などで高校生トップレベルの実力があり1勝は堅い。残り1勝を取り零さずに進めるか。メンバーは不明だが中学最強クラスの前川中谷ペアが入っていれば更に面白くなるかも。


7位予想は広島翔洋の選手が強力な広島県。インハイ個人戦準優勝でJOC杯U-17優勝の佐藤杉本ペアはかなり強力。佐藤選手はシングルスでもJOC準優勝となったがどんな起用となるか。


8位予想は石川県。能登高校がインハイ団体戦でベスト8で、エース布施大村ペアは個人戦でもベスト16入りするなど実力は折り紙付き。国体でも実力を発揮できるか。


各ブロックの予想・展望・注目チーム


左上ブロック(東京都〜北海道)

勝ち抜けて最有力は東京都。選抜とインハイ団体戦でベスト8に入った文大杉並は強力。Wエースに加えてシングルスで活躍する選手が出てくれば連覇継続も見えてくるか。

対抗はインハイ団体戦ベスト8の能登擁する石川県。エース布施大村ペアが頼りになる存在なため、残り3人の頑張りが上位進出への鍵か。

注目チームは、地元栃木県は関東の強豪白鷗大足利がメインのチーム。ハイジャパベスト8の日笠橋本ペアを中心に地元国体で活躍したい。

東京都の真下に位置した岐阜県はインハイ団体戦ベスト16の県岐阜商業の選手が怖い存在。ハイジャパベスト4の堀堀ペアが勝利を手繰り寄せられるか。

東北ミニ国体で宮城県を追い詰めて2位だった山形県も侮れない存在。


左下ブロック(京都府〜大分県)

勝ち抜けの有力候補は京都府。選抜・インハイでは準決勝で敗退したがどちらも惜しい結果だった。ダブルスは3本揃っているチームだがシングルスがあることでどう変わっていくか。

対抗は兵庫県。エースの前田中谷ペアは1勝が計算できるだけに他の選手の踏ん張りが鍵に。インハイ団体戦で見せた粘りを発揮してそれを勝利に繋げられるか。

他の注目チームは、香川県は尽誠学園のアンダー選手が中心になるか。ダブルスではインハイベスト16の田中近藤ペアが強力。

長崎県はインハイ個人戦ベスト32にそれぞれ別のチームの2ペアが入っておりダブルスを有利に運べるか。

福島県は学法石川の佐藤佐藤ペアがインハイベスト32入りし、後衛の佐藤選手は全日本シングルスでも32入りで単複共に期待できそう。


右上ブロック(宮城県〜三重県)

宮城県三重県の2チームのどちらが勝つかが注目のブロック。インハイ団体戦では三重がわずかに上回ったが、去年から春夏春の3季連続優勝した東北のチーム力はやはり高い。シングルスの起用法と結果が勝敗を分けることになりそう。

この2チームに対抗するのはアンダー選手3人擁する昭和学院の千葉県。インハイで敗れた三重にここでリベンジを果たせるか。個人戦ベスト16の小川鈴木ペアを中心に下剋上を狙いたい。

他の注目チームは、鹿児島県は吉木選手がハイジャパ準優勝でシングルスに強みがある。しかし2回戦で対戦が予想される山口県もハイジャパシングルスベスト4の高橋選手を擁しており、シングルスの対戦が大会序盤では最も激しくなりそう。

福岡県はインハイ個人戦ベスト8の山下岩田ペアと福岡トップ級ペアの西村板橋ペアの2枚看板が強力だが、2回戦で当たる岡山県もハイジャパ準優勝の畑中柴田ペアを擁しており、激戦が予想される。


右下ブロック(埼玉県〜大阪府)

このブロックは和歌山県広島県大阪府の3チームが実力伯仲でかなり激しいブロックになりそう。

勝ち抜けの予想はシングルスに分がある和歌山県。インハイベスト8の江口筒井ペアとハイジャパベスト4の岩元姉妹ペアは単複どちらの起用でも勝利が期待でき、シングルスの恩恵が大きそう。インハイに続く優勝で2冠を獲れるか。

広島県はインハイ個人戦準優勝の佐藤杉本ペアが単複共に中心になる。JOC杯では石田桑木ペアが岩元姉妹にファイナルで敗れたがベスト4という結果を残しており、インハイのリベンジへの流れが来ている。

大阪府は昇陽高校が選抜ベスト4でインハイ団体戦では広島翔洋に勝ってベスト8となっている。インハイ個人戦ではベスト16に2ペア、32に1ペアが入り選手層の厚さは全国屈指。インハイの再戦や近畿のライバルに勝利して上位入賞できるか。

他の注目チームは、インハイベスト4の入澤本間ペア擁する新潟県が初戦で広島県と対戦。エースが勝って白星を手繰り寄せたい。

佐賀県はインハイ団体戦ベスト8の佐賀清和のチーム。初戦で和歌山県との対戦が予想されるが、インハイ個人戦ベスト8の上野島内ペアが相手の出鼻を挫ければチャンスは充分にある。


フルエントリーで争われる3冠最後の大会。選抜では東北高校が優勝し、インハイでは和歌山信愛が栄冠を掴んだが、国体ではどこが優勝を手にできるか。群雄割拠の戦国状態となっている今年の高校女子の幕がどんな形で降りられるのか楽しみ。