【ソフトテニス】2022年高校選抜結果予想

2022年3月28日から3月30日まで行われる、高校選抜大会の結果予想と展望のようなものです。
組み合わせについては、愛知県高体連ソフトテニス部のホームページをご参照ください。

また、最終日には日本ソフトテニス連盟のYouTubeアカウントにて試合の模様が配信されるようです。平日で中々リアルタイムで見るのは難しいかもしれませんが、都合のいい方は是非ご覧ください。


男子結果予想

優勝:尽誠学園
準優勝:高田商業
ベスト4:とわの森/東北
ベスト8:能登/羽黒/岡山理大付/都城商業



優勝予想は去年のインハイ団体王者の尽誠学園
インハイと国体代替大会を優勝したメンバーが残り今年も戦力充実。去年からエースとして活躍する黒坂選手を中心にアンダーチーム経験者多数で今年も強力。選手層の厚さを活かして3大会連続優勝となるか。

準優勝は高田商業を予想。
去年は選抜・インハイ・国体代替大会の全てで惜しくも優勝を逃し、個人戦でも無冠に終わるという悔しい1年だった。去年から団体メンバーの野口菊山ペアなどアンダー選手を多数擁し、近畿でも発揮した圧倒的強さで今年は去年の無念を晴らせる活躍をし、越智監督に初の日本一をプレゼントできるか。



ベスト4はチームの最高成績更新を目指すとわの森と選抜連覇を狙う東北を予想。


とわの森は北海道民として、今の世代の選手たちをずっと見ていたファンとして応援の気持ちを多分に加味しての予想ではあるが、それを抜いても実力は全国で勝ち進むだけのものはあるはず。
1年生の時から北海道の高校でトップの成績を残し続けている佐藤岡田ペアと、一般の大会で準優勝や札幌国際で長尾丸山ペアを破るなどメキメキと力を付けている田中松本ペアの二枚看板の活躍に期待。


東北は去年の選抜優勝に貢献した高橋西宮ペアや、インハイで1年生で団体メンバーに食い込んだ初鹿選手など、今年も優勝を狙える戦力。東北地区予選では羽黒に惜しくも敗れたが、先日行われた全日本私学では団体戦優勝するなど調子も上々。チームとして初めての選抜連覇は達成できるか。


ベスト8は
去年の地元インハイで強化した選手の残る能登
毎年安定して上位に進出する東北地区王者羽黒
去年のインハイで下級生中心でベスト4の岡山理大付
九州地区予選優勝校の都城商業
上記4校を予想。


能登は去年の地元インハイに向けて強化をしてきた選手が残り、今年も上位入りを狙う。去年のハイジャパでベスト8になるなど実績を積んだ飯田選手を中心に去年以上の活躍ができるか。


羽黒は東北地区予選で東北を抑えて優勝するなど今年も上位候補。去年から主力の関川選手や個人戦で成績を残している小田切本間ペアが引っ張る。


岡山理大付は去年のインハイで1,2年生中心でベスト4になり、今大会は優勝候補の一角として挑む。今年も小泉選手がエースとして勝利に導けるか。


都城商業は九州予選団体戦を1試合も落とさず優勝さるなど今年も期待が持てる。去年からレギュラーの上城選手や西岡選手を軸に今年も8強に進めるか。



男子各ブロックの展望とコメント

以下ベスト4毎のブロックの展望とコメント


尽誠学園〜能登ブロック

去年のインハイと国体代替大会王者の尽誠学園がリードする。去年の栄光を知るメンバーが残るだけにここで躓くわけにはいかないか。

対抗馬は去年から活躍する選手が残る能登か。地元インハイで強くなった選手たちが先輩以上の活躍を見せるか。

その他特に注目の高校は、去年は大エースを擁しながら団体戦で上位進出には届かなかった上宮と、東北予選の個人戦3位に2ペアが進出した一関学院

上宮は近畿2位で選抜出場。近畿個人戦ベスト8の小宮福井ペアや、アンダー選手ペアの清水木内ペアの活躍で夏のリベンジなるか。

一関学院は現校名で初の選抜出場。初戦の相手は能登で厳しい戦いになるが、東北予選で活躍した選手が結果を残せるか。


羽黒〜三重ブロック

去年の上位校、三重羽黒に躍進を狙うチームが挑むブロック。実績では劣るが、今年はとわの森の快進撃に期待したい。

とわの森は全国での実績は他県の強豪校と比べて見劣りはするが、毎年着実に力を付けている。学校の最高成績はベスト8。1年生の時から期待され経験を積んできた選手がチームの歴史を塗り替えるか。

ここ数年安定して上位に進出する羽黒は今年も強力。地区予選でライバル東北高校を破り自信を付けたはず。去年の4強を超えられるか。

三重は去年大活躍の松本選手がエースとして今年も同じように活躍できるか。他にも青木板舛ペアなど前チームからの主力が残り今年こそ優勝できるか。

注目チームは、全日本私学団体戦ベスト8で、個人戦ベスト4となった早稲田実業。去年は実力はあったが中々好成績を残せなかった。今年は強豪校を破って上位進出を勝ち取れるか。

他にも九州大会個人戦優勝ペア擁する鹿児島商業や、強豪校大牟田の九州勢にも注目。


高田商業〜岡山理大付ブロック

今度こそ優勝を狙う高田商業が勝ち抜け最有力。インハイベスト4経験者が多数残る岡山理大付は阻めるか。

高田商業は今年も多数のアンダー選手を抱えて選手層の厚さはNo.1。去年の惜しいところで敗れた悔しさを知る野口菊山ペアを中心に挑戦者として挑み栄冠を掴めるか。

岡山理大付はインハイでダークホースとして躍進を遂げた選手たちが残り、今年も新2年生が中心の若いチームだが、また大活躍できるか。

注目チームは、芝東中学時代に全中優勝を果たした相澤赤津ペアと木村原田ペアが地元に残って活躍し、関東王者として挑む昌平。埼玉の高校男子で久しぶりに上位に進めるか。


都城商業〜東北ブロック

選抜連覇を狙う前回王者東北をどこが止められるか。安定して成績を残す都城商業と、実力を伸ばしている岡崎城西が対抗する。

東北は地区予選こそ優勝を逃したが、先日の全日本私学では団体優勝で調整は充分か。去年の優勝メンバー高橋西宮ペアや、アンダー選手の浅見選手・根岸選手、夏に団体戦出場の初鹿選手など連覇への戦力整っている。

対抗馬の1番手は、全日本私学個人戦でワンツーフィニッシュを決めた岡崎城西。毎年インハイ個人戦の上位に進むペアがいるが、今年はアンダー選手の塚本選手・渡部選手の2名に加え、県や地区の大会でその2人を上回る成績を残すペアがおり、戦力はここ数年でも最高級。優勝候補の東北を破って選抜初優勝を成し遂げられるか。

都城商業は去年からレギュラーの上城選手や西岡選手を中心に今年も上位進出候補。反対の山で潰しあった強敵を相手に有利に立ち回れるか。

その他注目チームは、近畿個人戦ベスト4の堀谷内藤ペア率いる福知山成美。県2位から掴んだ選抜でどんな活躍を見せるか。



以上、男子の予想と展望コメントでした。
今年も混戦模様な大会を制するのはどこになるのか、結果が楽しみです。


女子結果予想

優勝:和歌山信愛
準優勝:東北
ベスト4:京都光華/三重
ベスト8:広島翔洋/文大杉並/就実/米子松蔭




優勝予想は激戦区近畿を1位通過の和歌山信愛
新2年生ながらエース級の活躍を見せる岩元ツインズや、インハイベスト16ペアの江口筒井ペアなど今年も選手層は厚い。
去年はどの大会も優勝校との対決で敗れ、栄冠までまと少し届かなかったが、今年こそ日本一に輝くか。


準優勝は去年春夏連覇を達成した東北を予想。
天間横山ペアを始め、去年の優勝を知るメンバーが多く残り、今大会も間違いなく優勝候補。
つい先日行われた全日本私学では準優勝だったが、昇陽・三重・和歌山信愛と選抜でも優勝を狙うチームから勝利を挙げており充実の結果となった。
しかし全日本私学から中2日で、長い試合を戦った疲労が抜けているかが少し不安だが、それも跳ね除けて連覇できるか。



ベスト4は全日本私学団体優勝の京都光華と、インハイ準優勝メンバーの残る三重に期待。


京都光華は去年のインハイの個人戦決勝戦で同校対決を実現させ、全日本私学では団体優勝するなど、団体戦制覇への流れが来ている。
インハイ個人準優勝の中尾選手や、近畿大会と私学個人戦でベスト4の柴田奥山ペアなどの活躍で悲願の団体制覇なるか。


三重はインハイ団体で2大会連続準優勝など日本一まで残り僅かだった。今年はその準優勝メンバーの松岡廣瀬ペアを中心に、別のペアが東海大会個人戦で同校決勝戦を戦うなど今年も強力。


ベスト8は、
メンバーの半数がアンダー選手の広島翔洋
国体代替大会を制した強豪文大杉並
全国一厳しい同県対決を制して選抜出場の就実
ハイレベルな中国予選を2位で通過の米子松蔭
上記4校を予想。


広島翔洋はインハイ個人戦ベスト4の佐藤杉本ペアを筆頭に現役・元アンダー選手ばかり。まだ主力選手は新2年生だが実力は高い。
去年のインハイ団体では2回戦で東北と対戦し1-2で敗れたが、今度の対戦はどんな結果になるか。


文大杉並は去年の選抜とインハイはベスト8止まりで個人戦連覇もストップしたが、国体代替大会ではリベンジを果たして優勝した。
去年のメンバーの多くが抜け、関東予選も準決勝敗退だったが、本番ではどんな結果を残すか楽しみ。


就実は県大会では2位だったが、中国予選の3位決定戦で同県のライバルにリベンジを果たして選抜にたどり着いた。
去年のレギュラーがほとんど残り期待がかかる。


米子松蔭は去年のインハイ個人戦でベスト4となった山本選手を中心に激戦区中国地区を2位で通過してきた。
選抜は初戦でいきなりインハイで敗れた佐賀清和と再戦。リベンジ果たせるか。



女子各ブロックの予想と展望コメント

以下ベスト4毎のブロックの展望とコメント


東北〜白鷗大足利ブロック

連覇を狙う東北を、広島翔洋が追いかける展開になるか。他にも強敵多数で一筋縄にはいかない。

東北は去年の選抜とインハイに続く優勝を狙うための戦力は充分。去年を知るメンバーで再び優勝できるか。

広島翔洋は順調に勝ち進めばインハイのリベンジマッチに。まだ新2年生ばかりのアンダー選手集団が今度はどこまで勝ち進めるか。

この2校を追うのは、関東予選優勝の白鷗大足利と、近畿予選と全日本私学の個人戦の優勝ペアを擁する須磨学園か。

白鷗大足利は関東予選でアンダー選手を複数抱える昭和学院や、強豪文大杉並などを倒して優勝するなど上位進出も狙える。この勢いが選抜でも続くか。

その白鷗大足利と初戦で対戦する須磨学園は近畿大会個人戦と全日本私学個人戦で優勝に輝いた前田中谷ペアに注目。選抜でも活躍できるか期待。


文大杉並〜京都光華ブロック

全日本私学団体優勝の京都光華が最有力だが、強敵多数でその道のりは楽ではなさそう。

京都光華は昨年から活躍する選手も残り、全日本私学では団体優勝を果たした。私学からの期間は短いが、好調のままで選抜も戦えるか。

対抗1番手は関東地区1番の強豪文大杉並。去年は国体代替大会で優勝したが、選抜とインハイでは物足りない結果になった。世代が変わって珍しくアンダー選手不在となったが、チーム一丸で去年を超える成績を残せるか。

その他に、アンダー選手3人が所属する四国女王尽誠学園や、北信越を完勝で抜けてきた能登に、九州個人戦優勝ペア擁する指宿商業、北海道の新人戦とインドアの個人戦で連続優勝を飾った旭川実業など、各地区で優勝を経験してきたチームが揃っており、京都光華や文大杉並と言えども油断できない。どこか下剋上を果たす高校は現れるか。


和歌山信愛〜就実ブロック

去年は安定して好成績を残した和歌山信愛が今度こそ優勝するために負けられない。去年のメンバーが多く残る就実も経験値では負けていない。アンダー選手を3人抱える昭和学院も注目。

和歌山信愛は昨年は東北高校に優勝への道を阻まれ続け、国体代替大会でようやく勝利したものの決勝で敗れるなど、実力の高い選手が多かったが優勝には届かなかった。今年は去年の悔しさを知る選手を中心にして王座を狙う。

就実は県大会で敗れたライバルの山陽学園に中国予選3位決定戦で勝利して選抜に出場した。去年からレギュラーの選手も多く、チームの経験値は他の強豪にも負けていない。アンダー選手の畑中選手と守田選手を中心に、地区3位から栄冠を目指す。

この2チームを追うのは、西山大野ペアと鈴木選手の3人のアンダー選手を抱える昭和学院か。関東予選では優勝校に敗れ代表決定戦で何とか選抜出場を掴んだが、全日本私学では団体ベスト8に入り、個人戦でも3ペアが予選通過して内1ペアが8強など調子を取り戻しているか。


佐賀清和〜三重ブロック

インハイ制覇まであと一歩届かず、地元開催の国体でも優勝チームに敗れるなど悔しさの強いだろう三重の逆襲に期待。対抗は近畿の強豪昇陽や、激戦区中国から出場の米子松蔭あたりか。

三重は去年から団体メンバーの松岡廣瀬ペアに加えて、東海大会で同校決勝戦を叶えた澤井黒田ペア・森田櫻井ペアに、更に別のペアが秋の団体戦に出場したり、個人戦で上位に入るなど今年も層が厚い。惜しい結果が続いているが、今年は王座に返り咲けるか。

対抗となるのは昨年の選抜で三重に勝利しベスト4の昇陽。元アンダー選手の向畑選手や、去年から団体戦出場の小西山住ペアなど今年も手強いチーム。インハイは消化不良で終わったが、選抜で再び活躍できるか。

米子松蔭は初戦で夏に敗れた佐賀清和と対戦。ここの勝者がベスト8へと進むか。

米子松蔭はインハイ個人戦でベスト4に入った山本選手がチームを牽引し、激戦区中国予選を2位で通過してきた。夏のリベンジを早くも果たすことが出来るか。

佐賀清和は予選は3位だったが、インハイメンバーの上野島内ペアが九州個人戦準優勝するなど今年も強そう。いきなりインハイで対戦した相手との試合だが、夏の再現はできるか。

また、個人的には北海道女王のとわの森にも注目。個人戦では中々優勝には届かないが、上位に多くのペアを送り込むなどチーム力は高い。男子に続いて全国での活躍を目指して頑張ってほしい。




以上女子の結果予想と展望コメントでした。
女子も男子以上にどこが勝ってもおかしくないような戦国状態だが、前評判の高いチームが勝ち上がるのか、それとも下剋上を果たすダークホースが現れるのか楽しみです。


大会後最終結果追記


男子最終結果

優勝:尽誠学園
準優勝:高田商業
ベスト4:羽黒/東北
ベスト8:上宮/大牟田/岡山理大付/都城商業


メンツは6/8的中。ピタリは、優勝尽誠学園、準優勝高田商業、ベスト4東北、ベスト8岡山理大付・都城商業の5つ。
多少の波乱めいたところもあったが、やはり前評判の良い高校が強さを見せたような結果となった。


優勝の尽誠学園は、去年のインハイ・国体代替大会に続いての全国大会制覇。3季連続優勝を果たし、この世代での3冠も見えてきた。
エースの黒坂選手は、ペアを変えながらも5戦全勝。岩田上田ペアも出場した試合は全て勝ち、特に決勝戦では三番勝負のファイナルという痺れる展開を制するなど大活躍。夏は団体戦3連覇がかかるが、この盤石の布陣で達成できるか今から期待がかかる。


準優勝の高田商業は、今年も惜しくも決勝戦で敗れてしまったが、流石の選手層の厚さで見事準優勝。エースペアの野口菊山ペアは5試合に出場し全勝、失ゲームはたったの3という圧倒的な強さを見せた。
インハイでは他のペアが悔しさを晴らす活躍をし、王座奪還できるか楽しみ。


ベスト4は東北地区の強豪校が安定の上位進出。

羽黒は去年の主力選手が今年も活躍しベスト4。
準々決勝の大牟田戦では先鋒が敗れて後が無い状況から逆転勝ちをし、今年のチームも伝統の精神力の強さを発揮。準決勝の尽誠学園戦では関川菅原ペアが白星を挙げた。夏は更に磨きをかけてあと1つ上に進めるか。


前年王者として臨んだ東北は惜しくも決勝戦進出には届かなかった。
去年から活躍をしていた高橋西宮ペアが、他校の強力ペア相手に見事全勝でチームに勢いを付けた。他の2ペアは共に新2年生ペアで夏までの成長に期待。


上宮は、去年は大エースを擁しながらも団体戦では結果が奮わなかったが、今年はベスト8進出で先輩の雪辱を果たした。
2回戦の能登戦では、1年生アンダーペアの清水木内ペアの活躍と、秋からペアを変更した北原福井ペアが功を奏し難敵撃破。


大牟田は今大会イチの波乱を巻き起こす大活躍。
インハイ個人戦ベスト16で九州個人戦2位の長友澤田ペアを崩す采配がハマり、去年インハイ団体ベスト16のとわの森、選抜準優勝の三重に連勝し、羽黒からも先勝するなど前評判を覆す活躍を見せた。
去年のインハイ団体戦は県予選で敗れたが、今年の夏はこの勢いでインハイに出場し、更に上の活躍をできるか。


岡山理大付はインハイベスト4メンバーが活躍してベスト8入り。
準々決勝の高田商業との対戦では現時点での力の差を見せられたが、メンバーの半分が新2年生の若いチームのため、これからの成長と活躍が楽しみ。


都城商業も夏に続いてのベスト8入りを果たし安定感を見せた。
東北との準々決勝では、西岡甲斐ペアが全国屈指の強力ペアである高橋西宮ペアをファイナルまで追い詰める活躍。
ここから更に力を付けて最近阻まれているベスト8の壁を破れるか。



ベスト8には惜しくも届かなかった高校では、岡崎城西の結果が印象的。8決めでは東北とのがっぷり四つの熱戦。最後は敗れたもののどの選手もポテンシャルが高く、組み合わせ次第では夏は優勝も狙えるほどの戦力か。


第4シードながらベスト8に残れなかった三重だが、昨年の選抜やインハイで活躍した選手は残っているため、選抜の結果をバネに夏の逆襲に期待したい。


能登も8シードに入ったが上宮との強豪校対決に敗れて消化不良感がある。飯田選手を初めとする実績のある選手を中心に夏にリベンジを果たせるか。



以上男子の最終結果と感想コメントでした。


女子最終結果

優勝:東北
準優勝:和歌山信愛
ベスト4:京都光華/昇陽
ベスト8:広島翔洋/文大杉並/宮崎商業/米子松蔭


メンツは6/8的中。ピタリはベスト4京都光華と、ベスト8広島翔洋・文大杉並・米子松蔭の4つ。
決勝戦のカードは当たったが、三番勝負ファイナルの末に結果は逆に。


優勝の東北は見事選抜連覇達成。去年の優勝に貢献をした選手が今年も活躍。
エース天間横山ペアが5戦全勝で優勝の立役者に。及川村上ペアは不動の大将として三番勝負で全勝しメンタルの強さが光った。
この2本柱が夏も活躍して、インハイも連覇することができるのか。


準優勝の和歌山信愛は今年もまた東北の壁を破れなかった。
新2年生ながらエース級の岩元ツインズは出場した試合は全て勝利。決勝戦でもしオーダーが少し変わっていればもしかしたら東北2本柱も打倒して逆の結果になっていたかもしれない。
決勝戦は敗れたが大接戦で今年も強力。インハイこそあと1勝を取って優勝を手にできるか。


京都光華はインハイに続くベスト4入り。
全日本私学では東北に勝って団体戦優勝を果たしたが、本番の選抜ではリベンジされてしまった。
しかしインハイ個人戦準優勝の中尾選手(武田ペア)は強豪相手に無敗だった。夏はこのペアを中心に逆にリベンジし返せるか。


昇陽は2年連続でベスト4に。
去年のインハイでは2回戦で敗退してしまったが、その時敗れた米子松蔭にきっちり借りを返した。
また、2回戦では第2シードの三重と対戦し、2年連続で勝利をあげた。世代も変わっているのにこの結果は何か学校単位で相性とかもあるのか?
準決勝では同じ近畿のライバル、和歌山信愛と競ったが惜しくも敗退。夏の地区大会やインハイでのリベンジができるかも楽しみ。


広島翔洋は夏に続いて東北に敗れたが、その差は去年よりも縮まったか。
まだ新2年生ばかりの若いチームのため、夏までの成長だけでなく、来年の集大成の年への経験としても選抜ベスト8という結果は大きいか。


文大杉並は関東地区大会ではベスト4止まりだったが、選抜では無事ベスト8入り。
過去のような強力な柱となるアンダー選手はいないが、しっかり成績を残すのは流石。
2019年まではインハイ個人戦で4連覇を果たしたり、国体では代替大会含めて5連覇中だったりで、夏以降に強い学校のため、ここからどこまで成績を伸ばすのか期待が膨らむ。


九州女王の宮崎商業が九州勢唯一のベスト8入り。
8決めでは、アンダー選手も所属し、去年から主力の選手も多い格上の就実相手に、ファイナル2試合で粘り勝ってのベスト8は価値ある結果に。
九州女王とはいえ全国的にはマークは薄かったが、夏は狙われる側に。夏にはどんな結果を残すのか。


米子松蔭は初戦で去年のインハイで敗れた佐賀清和にリベンジを果たし、その勢いでベスト8に。
インハイ個人戦で3位になった山本選手が2勝をあげて上位進出の立役者となったが、準々決勝の昇陽戦では1ゲームも取れずに敗れた。
夏までに更にレベルアップして昨年や、選抜の結果を超えられるか楽しみ。


ベスト8に残れなかったチームでは、実績のある選手が多い三重就実が今回の結果を受けてどんな成長を遂げてインハイで戦うかが楽しみに。
特に就実は県内に全国区のライバル校がいるため危機感も強そうで、ここから化ける可能性もある分インハイに戻ってきて強さを見せてほしい。

他には須磨学園は大黒柱前田中谷ペアのオーダー次第ではもしかしたらもっと上に行く可能性も感じられたので、夏はもっと怖い存在になりそう。また、前田中谷ペアは新2年生世代の最強候補のペアとして個人戦での活躍も楽しみ。


以上、女子の最終結果と感想コメントでした。


男女共に優勝候補が評判通りの活躍をした印象が強く、今年も選抜上位校が中心に動いて行くことは間違いない。
しかし、期待以上の結果を残したチームや、早くに敗れたもののポテンシャルの高さを見せた高校もあって、夏は更に一筋縄にはいかないだろう。
インハイでは選抜と似た結果になるのか、それとも見事逆襲を果たすチームが出てくるのか楽しみ。