【ソフトテニス】2022年国体成年女子結果予想

10月9日〜10日に行われる国体成年女子の結果予想と軽い展望のようなものです。

組み合わせは日本ソフトテニス連盟のホームページをご参照ください。


結果予想

優勝:京都府
準優勝:兵庫県
3位:愛知県
4位:福島県
5位:広島県
6位:新潟県
7位:岡山県
8位:埼玉県



優勝予想は日本リーグ女王のワタキューセイモア率いる京都府。日本リーグと同じくダブルス2シングルス1で争われる大会を得意にしているだけに国体での活躍にも期待がかかる。盤石のメンバーで第一シード真下の小山から頂点を獲れるか。


準優勝予想は、同じく近畿勢の兵庫県。東芝姫路と大学生のトップクラスの選手の混合チームは単複隙が無くかなり強そう。ミニ国体全勝の志牟田選手が確実に白星を挙げ続けられるか。


3位はアドマテックス単独の愛知県。単複共に柱が確立されているチーム。アウトドアに強い印象のエース松田坂本ペアが国体でも活躍できるか。


4位はダンロップ単独の福島県。東北ミニ国体では他県を寄せ付けず1試合も落とすことなく勝ち上がった。その安定した強さを本戦でも発揮できるか。


5位は広島県を予想。今年はどんぐり北広島勢が不参加だが、それでも日本代表の尾上選手を擁して中国地区優勝を飾った。どん北だけの県ではないといえことを証明してほしい。


6位予想は新潟県。ヨネックスのエース貝瀬選手を中心に、北越高校出身の大学生の強力選手が集まった。水澤選手とその元ペアだった2人が同じチームというのは面白い。


7位は岡山県を予想。同世代でしのぎを削った県内2強出身の大学生を日体大コーチが引率する形のチーム。内3人は大学でもチームメイトでまとまりのあるチームになっている。


8位予想は埼玉県。実業団選手4人と大学生1人の布陣で混戦関東ブロックを通過した。全日本社会人でベスト16入りした3人を中心に本戦でも上位進出を狙う。


左側ブロックの予想・展望

勝ち上がり予想は京都府。不動のシングルスエース石井選手と、全日本社会人準優勝の梶尾古田ペア、日本リーグで防波堤として活躍の本吉小松崎ペアという隙のないメンツ。初戦から厳しい相手との対戦が続くが実業団最強チームはここを乗り越えて優勝まで駆け上がれるか。


対抗最有力はダンロップの福島県と、国体連覇中の東京都か。

福島県は圧倒的強さで東北ミニ国体を1位通過。ダンロップは今年の全日本実業団では予選リーグ敗退という悔しい結果で終わっているためここで巻き返したい。

東京都はナガセケンコーの4人に東女体大の鈴木選手を加えた布陣で連覇に挑む。シングルスの早川選手と日本代表の笠井久保ペアの2本で勝ち上がりたい。


準々決勝進出予想は、埼玉県新潟県

埼玉県は実業団の実力ペアの活躍で関東予選を抜けてきた。全日本社会人ベスト16のエース小野山根ペアが勝って優位に進められるか。

新潟県は強力大学生と実績のある社会人の混合チーム。インカレシングルス準優勝の水澤選手がいるのは心強い。ダブルス2本も急造ペアながら手強そう。


名門高校出身者が集まった三重県和歌山県も期待のチーム。

三重県はメンバー全員が三重高校出身で若手選手のチーム。東海ミニ国体では実業団の強者のいる他県を抑えて優勝するなど実力は上位クラスか。初戦の相手が京都府という厳しい組み合わせだが、若手の勢いで乗り切れるか。

和歌山県は和歌山信愛出身選手で固めた。初戦の相手が新潟県でいきなり大変なカードとなったが、インカレでも活躍した松井選手や浅倉選手を中心に粘り勝ちたい。

他では、関東2位の群馬県も上位を狙える強力なチーム。地元出身で実績充分な原野渡邉ペアと、文大杉並出身者3人が集まった。原野渡邉ペアはミニ国体で全勝しており、その強さで本戦でもチームを引っ張っていけるか。


右側ブロックの予想・展望

決勝戦進出予想は兵庫県。エース志牟田選手をシングルスに置き、大学生と社会人の混合ペア2つで近畿ミニ国体を通過してきた。ミニ国体の後も木瀬選手と牛留選手はインカレで活躍。更に成長を遂げて国体に挑む。


対抗1番手は愛知県。今年はアドマテックス単独チームで挑む。西日本選手権連覇を果たしたエース松田坂本ペアはどこが相手でも白星を計算でき、シングルスの那須選手も全国屈指の実力者。どこまで勝ち進めるか楽しみ。


残りの準々決勝進出は、岡山県広島県を予想。

岡山県は就実と山陽学園の岡山2強出身選手が集まった。大学生4人はほぼ同世代で争い合ってきたが今回は手を取り合って頂点を目指す。唯一の社会人の黒田選手はプレーで若手を牽引していきたい。

広島県は中国地区チャンピオン。日本代表のシングラー尾上選手と、浅見濱島ペアがミニ国体を全勝で実力を見せ付けた。本戦でもこの2つが勝ち星を挙げて上位まで進めるか。


他の注目チームは、鹿児島県は城山観光単独チーム。全日本実業団ベスト4の実力を発揮して九州ミニ国体を1位で通過してきた。初戦の相手は兵庫県だが、単複のエースの活躍で下剋上果たせるか。

鹿児島県と兵庫県の勝者と対戦する山形県は大学1,2年生が中心のフレッシュなチームながら東北地区2位通過で決して侮れないチーム。今大会のダークホースとなれるか。

福井県は福井国体で活躍したメンバーが健在で、そこにインカレで活躍した白崎選手と川崎選手が加わった。初戦は地元の栃木県でやりにくいだろうが、そこを勝ち切って広島県への挑戦権を得られるか。


3年ぶりの正式大会で各都道府県のメンバーも変わったところが多く勢力図は未知数な状態。実業団の単独チームが強さを発揮するのか、大学・社会人の国体ならではの混合チームが活躍をするのか、学生中心のフレッシュなチームがダークホースとなるのか。最後にどんな結果となるのか楽しみ。