【ソフトテニス】2024年世界選手権日本代表予選会男子結果予想

2024年4月27日〜28日に行われる、世界選手権日本代表予選会男子の結果予想と展望のようなものです。

組み合わせについては、日本ソフトテニス連盟のホームページをご参照ください。



結果予想

優勝:船水上松ペア
準優勝:内本内田ペア
ベスト4:広岡長江ペア/上岡丸山ペア
ベスト8:安藤安藤ペア/矢野荒木ペア/片岡黒坂ペア/橋場菊山ペア

予選リーグの組み合わせは公開されていますが、その後がトーナメントなのか2次3次リーグとなるのか、どういう組み合わせになるのかについてはまだ明らかになっていませんが、前回の世界選手権予選会では各リーグ2ペア勝ち抜けでトーナメント戦となっていたため、そのやり方で今回も行うと想定して予想をしています。全然違う方法だったら全く意味のない予想になるので、そこから既に戦いは始まっている……。


今年の世界選手権がクレーコートで行われることから、代表予選会もクレーコートで開催されることに。
人工クレーコートで試合をすることはあっても、俗に言う普通のクレーコートで公式戦が行われることはめったに無く、強豪の高校では普段の練習からオムニコートのところもあり、クレーコートでのプレーは久しぶりという選手も少なくないだろう。クレーコートでの実戦経験が少ない分、事前に会場と同じ場所で合宿を行ったナショナルチームやアンダーチームの選手は有利に戦えるか。
クレーコートがプレーにどう影響するか未知なところもあるが、結局は実績と経験があるペアが勝ち進むと思うので、サーフェスについては深く考えずにいつもの面子と言われても仕方ないペアを上位予想に。


優勝予想は船水上松ペア。全日本選手権では惜しくも準優勝で、その後の大会でも敗北寸前まで迫られたり、広岡長江ペアにまたしても敗れるなど絶好調とは言えないが、それらはインドアでの戦いのこと。去年の外での大会では無双状態だったことを考えるとやはり優勝候補の筆頭となりそう。例えここで敗れたとしても代表に選ばれそうな2人だが、まずはここできっちり決めてほしい。


準優勝予想は内本内田ペア。全日本級の個人戦では昨年度は優勝していないが、船水上松ペアとともにここ数年常にトップを争ってきただけにやはり上がってくるだろう。前回の世界選手権の代表予選では決勝戦で船水上松ペアを倒して優勝したが、今回も勝って代表の座を掴めるか。


ベスト4予想
船水上松ペア・内本内田ペアに並ぶ優勝候補が、広岡長江ペア。全日本選手権優勝の最強ダブルフォワードペアは、船水上松ペア相手にインドアでは連勝しており、内本内田ペアとも互角の成績で、現日本最強ペアの一角。広岡選手は去年のアジア競技大会で金メダルに貢献しただけに代表に選ばれる可能性は高そうだが、長江選手は年齢的にも確実とは言えない立ち位置なだけに、勝って前回の世界選手権以来の代表入りを果たせるか。

もう1つの3位予想は上岡丸山ペア。全日本タイトルこそ獲れていないが、乗った時は船水上松ペア・内本内田ペア・広岡長江ペアを倒すほどの強さを見せる。大会によって波が激しくて早期敗退することもあり、更に今回は予選リーグからトーナメントまで特に厳しい相手との対戦が多くなりそうだが、その強さを発揮して代表入りできるか。


ベスト8予想
安藤安藤ペアは以前から結果を残している強豪ペアだが、今年からは2人ともナショナルチームから外れたため、代表予選会が今年の日本代表入りへの数少ないチャンス。今年から2人とも東邦ガス所属となったが、更に連携を強化して挑めるか。

矢野荒木ペアは去年の全日本選手権3位ペア。2年連続でナショナルチームに選ばれ順調に実績を積んでいる2人が今回はどこまでトップペアとの差を縮めて勝ち進めるか。

片岡黒坂ペアは去年は大学1,2年生の若いペアながらインカレ優勝や全日本選手権ベスト8など素晴らしい結果を残した。次代の代表選手との期待が大きいが、今すぐにその座を手にできるか。

橋場菊山ペアはナショナルチーム最年少ペア。大学1年生ながらインカレ3位の法政大の主力として活躍。全日本選手権でもベスト8入り。気迫のこもったプレーで下剋上果たせるか。


各ブロックの予想と展望

A〜Eブロック

前回の世界選手権代表予選会と同じような形であれば、A〜Eブロックの1位がトーナメント左側のシード、2位が右側の小山に入るはず。

Aブロックは広岡長江ペアが1位予想。2位争いは阪本池口ペアと松本松本ペアになるが、経験とナショナルチームの強みで阪本池口ペアが有利か。

Bブロックは安藤安藤ペアが1位予想。2位は即興ペアだが一般の大会でも活躍した2人の浅見黒須ペアを予想。全日本社会人16の金子伊比ペアも強力。

Cブロックは激戦区だが、全日本選手権ベスト8の竹田増田ペアに期待して1位予想。残り1枠を高校最強の坂口小山ペア・九州最強の鹿島井口ペア・強力大学生の幡谷初鹿ペアで争うが、鹿島井口ペアの経験を信じて2位予想。

Dブロックは矢野荒木ペアが1位予想。2位は社会人の強豪ペアの川崎山本ペアを予想。田中保住ペアは新大学生で、足利宮本ペアは社会人高卒1,2年目でどちらもまだ若いが勢いで勝利を掴めるか。

Eブロックは内本内田ペアが1位予想。2位は勝手知ったる宮城のコートということで、東北高校出身の根岸中尾ペアを予想。高田商業同期ペアの溝端飯田ペアと、天皇杯32の池上藤掛ペアも強力。


F〜Kブロック

前回の世界選手権代表予選会と同じような形であれば、F〜Kブロックの2位がトーナメント左側の小山、1位が右側のシードに入るはずだが、G1位だけは小山からスタートか?

Fブロックは片岡黒坂ペアが1位予想。2位は天皇杯16の川口和泉ペアを予想。北野高村ペアと倉田丸山ペアの実業団ペアも侮れない。

Gブロックもハイレベルな激戦区だが、上岡丸山ペアを1位予想。残りの枠をナショナルU20尽誠OBペアの米川野本ペア・社会人の強者品川早川ペア・今年の国スポ開催地佐賀の村田藤井ペアで争うが、品川早川ペアのダブル前衛がクレーでも発揮されると思い2位に予想。

Hブロックは丸中村上ペアが1位予想。2位は今年のヨネックスのエース伊藤髙月ペアを予想。U20の清水安達ペアは直前の合宿の成果を出せるか。

Iブロックは橋場菊山ペアが1位予想。2位は日体大OBコンビの橋本森田ペアを予想。天皇杯16の石井前田ペアも手強い。即興サウスポーペアの藤崎植田ペアがどんなプレーを見せるのかも楽しみ。

Jブロックは本倉林ペアが1位予想。もう1枠は北野星野ペアと吉田端山ペアでの争いになりそうだが、北野星野ペアの爆発力に期待。

Kブロックは船水上松ペアが1位予想。2位は仲川大友ペアを予想。内海榊原ペアは年々実力を伸ばしているが、まだクレーコートどころか外で練習をほとんどできない北海道民は不利になりそう。小野飯渕ペアは地元宮城の強力なペアだけに下剋上を狙いたい。


アウトドアシーズンになって間もない時期で、慣れないクレーコートでの試合ということで、国際大会に必要な対応力が試されそうな代表予選会。去年のアジア競技大会で活躍した選手がまた代表の座を手にするのか、それとも今度は自分たちがという熱意を持った選手が逆襲するのか、はたまたサーフェスを味方に付けたダークホースが現れるのか。今年度最初で注目度最大の大会の結果は如何に。