【ソフトテニス】2023年全日本インドア男子結果予想

2月5日に行われる全日本インドア選手権男子の結果予想と軽い展望のようなものです。

組み合わせ等は日本ソフトテニス連盟のホームページをご参照ください。


結果予想

優勝:船水上松ペア
準優勝:上岡丸山ペア
ベスト4:内本内田ペア/村上長江ペア


2022年の下半期から今年の1月までの男子ソフトテニス界はかつての硬式テニスのBIG4よろしく、船水上松ペア、内本内田ペア、上岡丸山ペア、村上長江ペアの4ペアが覇を競い、村上長江ペア以外が優勝するような展開が続いている。中でも船水上松ペア・上岡丸山ペア・内本内田ペアは三竦みに近いような関係にもなっており、対戦が実現すれば今回はどのような結果になるかも楽しみなところ。


BIG4の中でも特に結果を残しているのが、全日本選手権や東京インドアを制している船水上松ペア。今まではインドアは少し苦手な印象もあったが、昨年行われたJAPANGP2022や、今年の東京インドアで優勝したようにサーフェス問わず最強を見せつけるような結果を出しており、今回の全日本インドアでも優勝候補筆頭。船水選手は2度目の、上松選手は初めての全日本インドア制覇を達成できるか。


準優勝予想は、昨年の全日本選手権から結果を残し続けている上岡丸山ペアに期待。東京インドアでは混戦のブロックを抜け出して1位通過して3位入賞するなど2023年は上々の滑り出し。Wフォワード相手にも苦にしない印象の上岡選手と、破壊力抜群の丸山選手が噛み合えば優勝を狙えるはず。まずはリーグ戦や準決勝で対戦するだろう強力Wフォワードにも対応して勝てるかに注目。


ベスト4予想は共にNTT西日本ペアの内本内田ペアと村上長江ペアを予想。

内本内田ペアは東京インドアでは予選リーグで敗退しており2023年のスタートダッシュは決められなかったが、実力は日本最高級なことに変わりはない。昨年からのインドアシーズンでまだ優勝をしていないが、ここで強さを発揮して2019年以来の決勝戦進出、そしてそれを超える結果を残せるか。


村上長江ペアは昨年度のインドアシーズンの主役だったベテランペア。Wフォワードが有利になるインドアではこのペアはかなり有力な存在。不安な点は昨年から村上選手が中々出場機会がなく、1月の社会人対学生でも選手交代となっており、ペアとして状態がどうなのかというところだが、2023年のナショナルチームで最年長ペアとなる衰え知らずの2人の活躍に期待したい。また、長江選手は3回目の優勝、しかも全て別の選手とのペアでの優勝という偉業に挑むことになり、達成されるかどうかも注目。


各ブロックの予想と展望

Aブロック

トーナメント進出は船水上松ペアが堅い。東京インドアで0で負けている野口菊山ペアと、大阪地元枠で出場の徳永森ペアでは、日本最強ペアの牙城を崩すのは困難を極めるか。しかし勝負は下駄を履くまでわからない。高校生の成長力と勢い、地元勢のホームでの盛り上がりが波乱を巻き起こせるか。


Bブロック

強者揃いの混戦となるBブロック。最有力はやはり内本内田ペアとなりそうだが、東京インドア準優勝の水木荒木ペアと、全日本選手権ベスト8のベテラン松本菅野ペアはかなりの強敵。内本内田ペアはこの2ペアを抑えて無事にトーナメント進出できるか。
水木荒木ペアは東京インドアで発揮したようなインドアでの強さをここでもまた発揮できるか。
松本菅野ペアは日本リーグや入替戦で思ったような活躍が出来なかったがインドアでも強いところを見せられるか。


Cブロック

村上長江ペアと橋本広岡ペアというWフォワードの強力2ペアに、インカレ大学対抗優勝に導いた片岡森田ペアが挑むこちらも混戦のブロックとなった。
経験と実績では村上長江ペアに分があるが、橋本広岡ペアは社会人対学生のトーナメント戦で優勝しており勢いがある。大会によって調子の波が激しい印象の橋本広岡ペアだが、社会人対学生に続いてのインドア大会での活躍を果たせるか注目。
片岡森田ペアは日本最高級のWフォワード2ペア相手にどんな立ち回りを見せるか。


Dブロック

トーナメント進出は上岡丸山ペアと丸中柴田ペアの争いになるか。
勝ち抜け有力は、JAPANGP2022準優勝や翌日のドリームマッチ姫路で優勝するなどインドアでも強さを見せる上岡丸山ペア。破壊力抜群の2人のプレーが今回もかっちり噛み合うか。
丸中柴田ペアはそれぞれ経験豊富な選手で、丸中選手は本当に去年大怪我から復帰したばかりなの?と疑問に思うし、柴田選手は本当に実業団引退したの?とツッコミを入れたくなるような、今でも健在の強さを見せる2人がまた驚きの結果を残してくれるか楽しみ。
浅見初鹿ペアは高校新3年生となる今大会最年少ペアだが、去年の東日本選手権とインハイ個人戦で準優勝の実績を持つだけに決して侮れないペア。最年少らしく格上にぶつかって行って台風の目になることがてきるか。


2020年以来3年ぶりに行われる全日本インドア。この3年で勢力図が変わったところも出てきているが、イマまでも結果を残してきたペアが今回も活躍するのか、それとも2023年を引っ張る新星が誕生するのか非常に楽しみ。