【ソフトテニス】2023年ハイジャパ女子シングルス結果予想

6月16日~18日に行われるハイジャパの女子シングルスの結果予想と軽い展望のようなものです。

組み合わせは北海道ソフトテニス連盟のYouTubeチャンネルに投稿されている組み合わせ抽選会動画を見るか、これから更新されるだろうハイジャパ公式サイトや北海道ソフトテニス連盟ホームページをご参照下さい。


結果予想

優勝:岩元望選手(和歌山信愛)
準優勝:杉本選手(広島翔洋)
ベスト4:佐藤選手(学法石川)/宮前選手(広島翔洋)
ベスト8:林選手(三重)/藤井選手(和歌山信愛)/前田選手(須磨学園)/山下選手(中村学園女子)


高校ソフトテニス界は例年西高東低の勢力図となることが多く、特に1校の出場数が絞られるハイジャパではその傾向が顕著に現れている。

2013年~2022年までの女子シングルス3位以上の一覧

ハイジャパでシングルスを行うようになった2013年以降で西日本勢(東海・近畿・中国・四国・九州)が3位以上となったのは27回、ほとんどの年で西日本勢が半分以上を占めており、今年も西日本勢が上位に多く進むことが予想される。
優勝回数では和歌山県が4回でトップ。それに次ぐのが広島県と新潟県の2回。
地区ごとで見ると、近畿地区と中国地区の2地区が圧倒的。近畿は和歌山信愛が8度の3位以上で高校ごとで見ても実績最強となっている。中国は広島県勢の活躍が目立つが、岡山県と山口県も結果を残しており、全体のレベルが高い地区になっている。
東日本勢では北越高校が2回優勝2回3位の結果を残していて東日本で1番期待できそうだが、今年も東日本を牽引する活躍ができるか。



優勝予想は和歌山信愛のエース岩元望選手。1年生時には3位となり、去年はベスト16で敗れて、今年が3度目の正直。去年は妹の愛美選手が優勝を果たしたが今年は出場を逃したため個人の連覇は消えたが、妹の分も活躍して姉妹で2年連続優勝という史上初の快挙を成し遂げられるか。


準優勝予想は広島翔洋の杉本選手。常に世代のトップを走り続けている高校最強選手の1人。ダブルスではインハイ個人戦で3位と準優勝、JOC優勝など輝かしい結果を残しているが、シングルスでも去年のハイジャパでベスト8、JJC準優勝で強さを発揮している。広島翔洋として初のシングルスチャンピオンになれるか。


ベスト4は共に全日本シングルスで素晴らしい結果を残した2人を予想。
学法石川の佐藤選手は全日本シングルスベスト8入り。高校世代の強豪校や、ヨネックスのエースを倒した実力はハイジャパでも発揮できるか。

広島翔洋の宮前選手は全日本シングルス3位。全日本シングルスでは実績のある大学生や社会人選手を苦しみながらも倒し続けて大会1のダークホースとして躍進。広島翔洋からは4人出場しているが、チーム1の結果を残すことができるか。


ベスト8は、
下級生ながら県の高校・一般のシングルスで結果を残している三重の選手。
JJCシングルスチャンピオンの和歌山信愛の藤井選手。
全日本ミックスダブルスで準優勝を成し遂げた驚異の最強高校生、須磨学園の前田選手。
去年インハイ個人戦ベスト8の中村学園女子の山下選手。
以上4名を予想。


各ブロックの予想と展望

1〜16ブロック

勝ち上がり予想は岩元望選手。和歌山信愛のエースとして、去年優勝の妹に続く優勝を成し遂げれるか。兄弟・姉妹でハイジャパ優勝は男子やダブルス含めても極わずか。歴史に残る結果を残せるか。

ベスト8予想は三重の選手。下級生ながら三重のレギュラーとして活躍し、全日本シングルスでもベスト64と結果を出している。三重はシングルス決勝に進んだことがないが、歴史を塗り替えられるか。

他の注目選手は、JOCシングルス準優勝の広島翔洋佐藤選手が打倒ライバルを目指す。東日本の強豪北越高校の高橋選手は実績はまだ乏しいが先輩たちに劣らない活躍を見せられるか。名門文大杉並の岩石選手や、JJCベスト8の松商学園唐澤選手も侮れない存在。


17~32ブロック

勝ち上がり予想は学法石川の佐藤選手。去年のハイジャパでは初戦敗退も、インハイ個人戦32や、JJCダブルス3位などで力を付け、全日本シングルスで花開きベスト8という結果を残した。優勝候補として注目される今回でも活躍できるか。

ベスト8予想は和歌山信愛の藤井選手。和歌山信愛は岩元姉妹が目立つが、藤井選手もJJCシングルス優勝を果たすなどかなりの実力者。シングルス最強校として他の仲間と一緒に上位に進めるか。

他の注目選手は、JOCシングルス優勝で国体でも優勝に貢献した広島翔洋のスーパールーキー前川選手が1回戦から東北の大和選手と対戦。勝ち上がれば佐藤選手との対決。前川選手と佐藤選手は全日本シングルスでも当たっており、その時は4-1で佐藤選手が勝利。早くもリベンジの機会が回ってきそうだが、今回はどうなるか。
他にも去年のハイジャパダブルス準優勝の就実柴田選手や、選抜3位白鷗大足利のエース日笠選手など実績ある選手もいて混戦模様に。


33~48ブロック

勝ち上がり予想は広島翔洋の杉本選手。去年のシングルスは優勝した岩元愛選手にファイナルで敗れてベスト8だったが、その後も実績を積んで挑む今大会でついに優勝を掴めるか。

ベスト8予想は須磨学園のエース前田選手。去年のダブルスでは2年生ながら優勝を果たしたが、今年はシングルスのみのエントリー。疲労も気がかりではあるが、全日本ミックスダブルスで見事準優勝に輝いた勢いで高校シングルスでの活躍も期待。

他の注目選手は、和歌山信愛の夏春連覇に貢献した浦山選手や、選抜ベスト8の岡崎城西選手と県岐阜商業の高木選手が全国区のエースに立ち向かう。地元とわの森の高橋選手・勝俣選手は揃ってこのブロックに入った。


49~64ブロック

勝ち上がり予想は広島翔洋の宮前選手。全日本シングルスで格上相手に連勝してベスト4になった実力は苫小牧でも発揮されるか。

ベスト8予想は中村学園女子の山下選手。九州一の名門校のエースはシングルスでも結果を残すことができるか。

他の注目選手は、長崎商業の竹山選手はJJCで昨年ハイジャパ女王の岩元愛選手に勝って3位となっている。尽誠学園の片山選手は四国勢初めてのハイジャパシングルス3位以上を狙えるか。シングルスが強力な近畿勢の奈良育英平林選手・四天王寺山田選手や、山口県の徳山商工清水選手なども怖い存在。


前年覇者が出場できなかったが、決して本命不在ではなく群雄割拠の戦国状態になっている女子シングルス。すでに結果を出していて複数選手を送り込んでいる和歌山信愛・広島翔洋勢が制圧するのか、全日本で活躍した選手が強さを見せるのか、隠れたシングルスの逸材が頭角を現すのか。どんな結果が待っているのか楽しみ。