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【ソフトテニス】2022年ハイジャパ女子ダブルス注目選手

6月24日〜6月26日に開催されるハイジャパの優勝候補となりそうな注目選手の紹介です。

例年大会開幕の前日に組み合わせ抽選会が行われるため、恐らく組み合わせが決まってからでは記事を書くのが間に合わないため、いつもの結果予想という形ではなく、個人的に優勝候補として注目している選手をピックアップしたいと思います。ツイッターの方ではいつも通りに上位の結果予想はすると思います。

出場選手については、ハイジャパ公式サイトをご参照下さい。


ハイジャパ女子ダブルスの過去の結果から見る上位進出の傾向

ハイジャパ女子ダブルスの2011年から去年までの10大会(2020年は開催中止)のベスト4をまとめたものが以下になります。

女子ダブルス過去10大会ベスト4

シングルス程ではありませんが、西高東低の傾向が強くなっています。しかし去年はここ10大会で初めてベスト4のうち3ペアが東日本勢となりました。
過去10大会の優勝ペアのうち、7回が西日本勢で、近畿勢と中国勢が3回ずつ優勝しています。しかしここ5大会では東日本勢が3回優勝で、ベスト4のペア数も西日本とほぼ互角となっており、少しずつ東日本の勢いが増している印象を受けます。
地区ごとでは、近畿と中国がベスト4に8回ずつ入り、それに次ぐのが関東となっています。四国はこの10大会でベスト4以上は0で、地元北海道は3位に1回のみと苦しい年が続いています。

以上の傾向も参考に、今年の女子ダブルスの注目選手をピックアップしていきます。


女子ダブルス優勝候補筆頭

岩元岩元ペア(和歌山信愛)
佐藤杉本ペア(広島翔洋)
前田中谷ペア(須磨学園)
及川村上ペア(東北)
中尾武田ペア(京都光華)


今年は2年生世代3強と個人的に思っている、岩元姉妹佐藤杉本ペア・前田中谷ペアの争いを中心に、昨年から全国で活躍している3年生が優勝を阻止するべく戦う図式に。

岩元姉妹ペアは中学2年時に全中チャンピオンとなり飛び級でU-17入りするなど、この世代では一足先に最強となったペア。高校入学後も1年生ペアながら名門和歌山信愛で団体メンバーとしてインハイで活躍し、選抜でも4戦無敗で失ゲームわずかに3に抑えるなど実力は圧倒的。高校でも世代で1番最初に個人戦全国制覇を果たせるか。

佐藤杉本ペアは1年生で挑んだインハイで個人戦ベスト4に入り、団体戦でも2戦2勝。今年の選抜でも3戦3勝で、どちらも優勝した東北から勝利を挙げるなど、全国での実績では岩元姉妹にも劣らない世代屈指の強さを誇っている。

前田中谷ペアは近畿高校インドアで優勝してから、全日本私学団体でチームは3回戦敗退も佐藤杉本ペアに勝利するなど2戦2勝。個人戦ではノーシードから強敵を次々と倒し決勝戦で岩元姉妹を破って優勝。選抜でも関東優勝チームのエースや広島翔洋の2番手に勝つなど無敗の快進撃。同世代のライバルを再び降して優勝を掴み取れるか。

2年生世代の最強3ペアの行く手を阻みたい3年生だが、その筆頭となりそうなのが、昨年の選抜・インハイ団体・今年の選抜で優勝を経験している東北の及川村上ペアと、昨年インハイ個人戦準優勝の中尾武田ペア(準優勝は中尾選手)の2ペア。

及川村上ペアは前年度から主力として活躍し、今年の選抜では精神的にキツイ大将戦を担い3度の天秤戦全てに勝利して胴上げペアになるなどかなりタフなペア。持ち前の精神力と全国制覇を続けている誰にも負けない経験で下級生の壁となれるか。

中尾武田ペアは中尾選手が去年のインハイ個人戦準優勝し、全日本私学団体戦や選抜では全勝でエースペアとして結果を残している。京都府は過去のハイジャパで1度も決勝戦に進んでいないが、初めての決勝進出、そして初優勝を掴むことができるか。


女子ダブルス対抗選手

藤井高島ペア(文大杉並)
日笠橋本ペア(白鴎大足利)
入澤本間ペア(北越)
松岡廣瀬ペア(三重)
小西小藪ペア(昇陽)
山本清水(米子松蔭)

対抗ペアには東西それぞれ3ペアずつピックアップ。

藤井高島ペアはここ数年の東日本勢の活躍を支えている文大杉並からの代表ペア。5月末に行われた関東選手権では、大学生や社会人の選手を倒してベスト16入りするなど夏に向けての調整は順調か。

日笠橋本ペアは関東選抜予選で優勝に貢献し、関東高校でベスト4に入るなど、関東地区で上位のペア。ここ数年の関東勢は東京都以外は中々ベスト4に進めていないが、上位に食い込むことができるか。

入澤本間ペアは昨年のインハイ個人戦でベスト32入りの北信越No.1ペア。北越高校は東日本勢では文大杉並に次ぐ好成績を残しているチームなだけに、このペアの上位進出にも期待がかかる。

松岡廣瀬ペアは前チームからレギュラーとして活躍している今年の三重のエース級ペア。三重は女子ダブルスで唯一2大会連続ベスト4進出中。その勢いで今年も上位進出し、2011年以来の三重の優勝を手にすることができるか。

小西小藪ペアは今年の選抜で4戦全勝で失ゲームはたったの1という抜群の成績でベスト4に導いた。この調子を出せれば淀之水時代以来の大阪府女子の優勝も見えてきそう。

山本清水ペアは山本選手が去年のインハイ個人戦でベスト4。選抜では夏のリベンジを果たしてベスト8の活躍。今年のハイジャパは去年のインハイ個人戦ベスト4以上のうち4選手が出場するが、ライバルに負けずまた上位の成績を残せるか期待。


以上女子ダブルス出場全72ペアから注目のペアをピックアップさせていただきました。
この選手たちがどのような組み合わせとなり、誰と対戦をすることになるのか。また、今回挙げなかった選手も含めて、誰が今年のダブルスを制するのか結果も非常に楽しみです。