見出し画像

原点回帰。

先日、ツイッター経由で下記の東洋経済の記事を発見。

これは、私に幼少期の原点、起業するきっかけとなった環境問題への取り組みを思い出させてくれました。

何を隠そう、私は小学校1年生か2年生の時点で既に環境問題に目覚めていた早熟派。当時、人間による熱帯雨林の伐採で野生動物が住処を追われているという事を知り、「なんでひどいことするんだ、人間は!」ということで、野生動物保護活動で有名だったWWFの会員になり、動物大好きだったので、ムツゴロウ王国の会員になり、そして、将来必ず動物を守る仕事に就くんだと自分自身に誓ったというのを今でも明確に覚えています。

そして、誰に何を言われたとかは全くなく、いつからか、動物園が嫌いになりました。

理由は、動物虐待だと感じるから。本来なら広いサバンナや大空を駆け巡っていた動物たちは、狭い檻に閉じ込められ、完全に魂を抜かれた抜け殻に。全く生気がなく、目が死んでいる動物たちを見て、何も疑問を持たない大人達が喜んでいる。

種の保存の為?
たったの数頭・数匹で?
生存本能まで奪ってしまうような生かし方をしておいて?
しかも、本来の生存環境を破壊しておいて?

とにかく、大人の欺瞞に満ちた解釈には腹立たしさしか感じられず、どこに信頼できる大人がいるんだと絶望的な気持ちになり、動物園の動物を想うといつも涙が出ていました。

もちろん、これは今回の記事にあった水族館も然り。イルカショーも本当にとにかく見たくなく…かわいそうでかわいそうで仕方ありませんでした。

それから随分と時を経て、何も知らずに見た映画「ハッピーフィート」。

主人公のペンギンが途中で人間に捕まり、水族館に入れられてしまうのですが、ここでもう号泣。どうか、みんなこの悲惨さに気付いてくれと強く祈りましたが、アンテナ張っていない人には伝わらなかったのか、それが大きな提言として社会に足跡を残すような事にはならず。
やっぱ、社会は変わらんのか・・・と思っていたあの頃。

それから、また随分と時を経て読んだ今回の記事。
時代がようやく動き出すかもと思い出しています。

そして、やっぱり自分はここへの想いが強いよなあーと改めて原点回帰した次第です。


動物園や水族館が駄目なら、畜産や養殖も駄目なのかと言われたら、それは食べる為という目的があり、やむを得ないと思ってますし、矛盾しているかもしれませんが、私はそういう考え方。

単なる人間の楽しみの為に、動物の権利を奪うというのは良くないよねという考えです。動物を見に行きたいなら、その棲息環境にひっそりと少人数で出掛け、遠くからウォッチさせていただく、そういう姿勢であるべきではないかと思います。

ちなみに、畜産や養殖も、動物福祉という観点でストレスの少ない形で飼育してほしいと願っています。

おしまい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?