事実誤認｜発達障害の家族と生きるは己を高める滝修業のごとし
109日目。
今、おかんが友だちと電話してます。
その内容。
( )で私の解説を入れてみました。
歳とったらあかんなー。70歳は若かったわー。今から思たら若かった。今はもーいろいろおかしなってもーて歳やから。歳とったらもーほんまに。なー？あかんなー？昔に戻りたいなー。
(あなたまったくボケてませんよ。なんなら30代からずっと同じでいつもおかしかった。何も変わってないんですよ)
ほんまにもーあかんなー。
(あかんということなら、ずっとあかんかったよ
)
若いときにやることやってなあかんなー。私らもー我慢するしかないもん。
(それで我慢してるとかおもろいこと言うなおい笑)
え？そんなん思えるかいなー。そんなアホな。
(いや、思え。なんか知らんけどたぶん友だちが言ってること合ってる気がする)
我慢よ我慢、辛抱するしかないねん。気が合う合わんがあるからねー。合わんからどうしようもないわ。無理無理。私が我慢するしかない。
(合うとか合わんとかの問題ではない。まだそんなことを思ってるのか)
まーひとりでがんばりますわー。え？ま、そーやなー、息子がおってよかった？そーかなー、まーそー思うしかないわなー。わははははは。
(いや、笑うな。そーかなーじゃねーし。そーだろうがw)
どこまでも、事実認識がおかしいおかん。
ま、こんなんです。昔から。
わからんもんはわからんのです。
致し方なしなんです。
まったく腹は立ちません。が、可哀想な人だと思いますねぇ。ほんとうに。どうこうすることはできませんが、ただ、ひたすらそっと面倒みていきますね。はい。
親なんで。
追記.
これを投稿してから10分後、つまりおかんが電話を切ってから10分後、またおかしくなって言いがかりをつけてきました。歳をとった親になんというひどい仕打ちをするのか、○○さんも言ってはる。歳とっておかしいのは私も一緒やからあんたは普通やと。○○さんに聞いても、私も一緒やで、歳とったら仕方がないあなたはわるくないと言ってはる。そんな普通のことをあなたはなぜ受け入れられないのか？なぜ優しくできないのか？情けない。あなたは自分がおかしいということに気がつかないのか？恥ずかしくないのか？と。頭のおかしい息子をもってつらい。なんで私だけこんな目にあって我慢せなあかんのか、と。
ここまで書いたところで、横にいたコタロウが引っ付いて寄り添ってきました。そのまま首を持ち上げて私の顔を下から見上げて「クン、クン、クーン」と鳴いてくる。日頃、滅多なことがないかぎり鳴き声を出さないコタロウが。慰めてくれてるんですねぇ。すごいなーコタロウ。ありがとう。絶望的な気持ちが、ほんの少しだけ楽になったよ。
人間だから、とか、犬だから、とかじゃないんだよな。
人間もいろいろなら、犬もいろいろ。
そうなんだよな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？