2024-06-27 気になったニュース2


●世界各地では戦争や戦闘が続いている。形はさまざま。

●平和構築学が専門  紛争解決に取り組んできた、東京外国語大学名誉教授の伊勢﨑賢治氏

●国の中で対立する勢力が戦う『内戦』

●『イスラム国』(IS)のように実際には"国"としての形を持たないテロ組織などを相手にした『非対称戦』と呼ばれる戦争


●現実には戦争自体が終結しておらず、国連軍や国連PKO(平和維持活動)などによる監視の下で、辛うじて停戦が続いている地域がある。

北朝鮮と韓国の間

西サハラコンゴ民主共和国スーダン南スーダン

アジアでも中東のゴラン高原レバノンインド・パキスタン国境

ヨーロッパのキプロスなどの地域では、現在も国連PKOによる平和維持ミッションが続いている

●重要なポイント

現代の戦争・紛争では直接の当事者だけではなく、その背後にいる国や勢力の存在と利害が複雑に絡み合っているという点

●複雑化した戦争の背景を考えると、実は、戦争とまったく無縁の人など存在しない

●アフリカ

"世界最悪の内戦多発地帯"

ソマリア 1991年に内戦

●長年、事実上の無政府状態が続き、今なお南部を実効支配するアルカイダ系のイスラム過激派、アル・シャバーブをはじめ、多くの勢力が国を分断

2度の内戦の後も政治的な混乱が続き、貧困や飢餓、暴力などの問題が後を絶たないコンゴ民主共和国

大規模な虐殺を招いたダルフール紛争を抱えるスーダン

マリを中心にイスラム過激派の動きが活発化し、その政情不安と衝突がチャド、ニジェール、ナイジェリア、ブルキナファソなどの周辺国(サヘル地域)にも広がりつつある

●すべてに共通するのは、この地域が抱える"貧しさ"

●戦争の要因

●植民地時代の旧宗主国による支配がもたらした国境や、民族間、宗教・宗派による対立、天然資源に関する権益の奪い合いなどさまざま

●厳しい貧困や飢えによって政府への信頼が失われ、政治が不安定化

●人々の不満や怒りがもたらす社会の対立と分断の広がりや、貴重な天然資源の権益の奪い合いなどが、やがて内戦へと発展する

そうした対立につけ込み、巧みに利用するのが、先ほど指摘した戦争の背後にいる連中の存在

●アフリカと同じような問題を抱えて内戦中のイエメン事実上の二重政府状態

●大統領を支援するイスラム教スンニ派のサウジアラビア

ムハンマド・アリ・アル・フーシ大統領率いるフーシ派を支援するイスラム教シーア派のイラン

事実上の代理戦争という側面

ラビア半島のアルカイダ』を名乗る勢力を加えた三つどもえの争い

●近年

急激に影響力を拡大してきたのが、ウクライナ戦争でも話題になったロシアの民間軍事会社・ワグネルです」

●「プリゴジンの失脚後、ワグネルはロシア国防省や国家親衛隊に吸収され、これまでアフリカ地域でワグネルが担っていた事業も、現在はロシア国防省傘下の『アフリカ部隊』へと引き継がれています。

●ワグネルが進出する以前にも、アフリカ各地の内戦や紛争ではアメリカの民間軍事会社が暗躍

紛争の一方の当事者に対する軍事支援などを請け負っていました。

●この市場に進出し、近年、急激に勢力を拡大したのがロシア政府と強い結びつきを持つワグネル

彼らはアメリカの民間軍事会社ほどコンプライアンスを気にする必要もないし、現金ではなく、鉱物などの天然資源やその採掘権の見返りでも軍事支援を提供。

経済制裁に直面しているロシアにとって必要な天然資源が確保できる

アフリカ部隊は西アフリカ諸国などの政情不安を利用

人々の不満や怒りをフランスやベルギーなど、植民地時代の旧宗主国である西ヨーロッパ諸国への反感に誘導することで、この地域におけるロシアの影響力をさらに高めようとしています

長年、内戦に苦しんできたシリアアフガニスタンでも、いまだに政情不安

●トルコクルド人武装勢力の紛争も継続中。

南アジアでは

インドパキスタンというふたつの核保有国の激しい対立が続いて

武力衝突も起きている。

朝鮮半島や、緊張が高まる台湾問題など、大きな火種が存在

ミャンマー内戦が深刻

ミャンマーでは2011年の民主化以降も国軍と各地の少数民族の武装勢力との衝突が続いていました

●その国軍が21年にクーデターで政権を掌握し、民主化勢力を激しく弾圧

強く反発する民主化勢力の一部が武装化し、以前から国軍と戦ってきた少数民族の武装勢力と結びついて組織化

各地で国軍への反攻を強めている

●一般市民が武器を取り、自由や民主主義を取り戻すため、少数民族と共に国軍に立ち向かう

戦争で殺してもいいのは『戦闘員』だけで、非戦闘員である一般市民を殺したり傷つけたりする行為は国際法違反の『戦争犯罪』と見なされる。

●法上の『戦争』とは『合法的な殺し合い』

厳格な条件

●ガザで続く、イスラエル軍による一般市民の大量殺戮が『重大な国際法違反』『深刻な戦争犯罪』と批判されているのもそのため

●ミャンマーで起きているように、民主化を求める一般市民が、ひとたび武装して銃を持った瞬間から、彼らは国際法の保護対象を外れて『戦場で殺してもいい人たち』になってしまう。

日本でも台湾有事や中国の脅威をあおる報道が連日のように繰り返され、社会全体の不安や恐怖心が高まる中で、人々がどんどん好戦的になっているように見えるのです

スナク首相が「徴兵制度の復活」を選挙公約のひとつに挙げた

徴兵制の復活はフランスやドイツでも議論

日本でも6月3日に熊本市内で開かれた「九州地方知事会議」の席上で、政府の担当者が九州7県に山口県を加えた8県の知事に対して「台湾有事を念頭に、沖縄県の宮古島市など、先島諸島の住民、約12万人(滞在中の旅行者、約1万人を含む)に関する避難と受け入れの初期計画の策定開始」を要請。

●政府が台湾有事の際、近年、自衛隊の配備が進む沖縄の先島諸島が中国との戦場となる現実的な可能性を想定した動き

人々が戦争に備えるほど、逆に世界の緊張は高まり、戦争が起きるリスクも高まる......というのが、僕がこれまで見てきた戦争の現実

●ひとたび戦争が始まれば簡単には終わらない。

多くの人たちの命と生活が失われる

世界各地でエネルギーや食料の不足の問題が起きているように、現代の戦争はほかの地域で暮らす人々の生活にも深刻な影響を与えることになる。

●最大の被害者となるのは、アフリカやアジアの貧しい国々

それがまた、政情不安や内戦を生み出す要因になる

●まず戦わないための努力や知恵を尽くさなければ、不幸な戦争の再生産は終わらない

●世界で、戦争の現実を目の当たりにしてきた伊勢﨑氏の言葉



だそうです。抜粋。

内戦などいろいろある。
緊張状態の国もある。
ロシアのは、BRICsのことだね。
不安を抱えてるとそこから内戦に突入していくという流れがあるので、戦わない努力や知恵を。

農業や家庭菜園、古民家の改造、消耗品に頼らない生活など、SNSで増やしてくれてるから、
そういうのも含むのかな。
どうなんだろう。

不安を身体に残さない方法 → 笑う!

これなんて、みんなでやったら、綺麗になりながら、爆笑できる。
爆笑したら、肺が強くなって、内臓が引き上がって、腹筋も割れる。
女性はなんだかんだ、美容に興味がある。
女性がイキイキごきげんなのが地域活性の秘訣。と。

そういう問題じゃないのかな。
どうしたらいいの?