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まだ書き出して数回にしてがんじがらめになりそうになっている。日記は読み返すもの、忘れた頃に思い出すための記録、みたいなイメージが強いので一つ前の日記では「全部書かなきゃ」となっている。全部じゃなくていいし、好きに書いたらいいのだけれど、意識し始めると難しい。

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鴨川杯を観覧しようと大阪へ。

受付で「もしよかったら出られますか?」と聞かれ、参加に変更。「予選Bでキャンセルが出たんで」と言われて、いわゆるBブロック(大会始まって2ブロック目)かと思ってそわそわする。全然午後からだったが、ここで「観覧のつもりやったから全然ルールとか見てなかったな」と気付く。

午前中からめちゃくちゃ笑ったことだけ覚えている。しょっぱいパンさんがあの数からおばさんお題を引き当ててしっかり爆笑を起こしていた。

休憩くらいのタイミングで大喜利とは直接関係のない、少し気掛かりなことがあった。振り切るようにお昼ごはんを買いにコンビニへ。

骨密度さんと南部屋敷さんとコンビニの外でもそもそ昼ごはんを食べた。こういうのなんか部活の合間みたいで楽しい。午後の自分の出番に備えて急いでビールを1缶飲んだ。会場へ戻る途中で、道路の反対側を島さんと吉永さんが歩いていた。パッとスマホで写真を撮ったらすごく良い写真が撮れた。

会場に戻る。ブロック分け抽選により最終ブロックに。元々座っていた席が埋まっていて、空いていた虎猫さんと島さんの間に座らせてもらった。安心席。他の人の大喜利を見て笑いながらも、別件が気になり落ち着かない。ブロック入れ替えごとにスマホで連絡を取る。なんとか1つ前のブロックが始まる頃には話が落ち着いて、ようやく思いきり笑えるようになる。ほんとはみんなのを全部100%で笑いたかったけど、とりあえず自分の番までに済んで良かった。私の大喜利はとにかく自分の状態をちょうど良いところに置くことが大事だし、ほぼそれがすべてと言ってもいい。

そこからは目まぐるしかった。夢中でやっているうちに初戦を突破して、気付いたら次の対戦に突入していた。自回答メモ。

「おいおいおい(笑)」「アイツ死ぬぞ」何をしていた?

こう、こうやって(頭をぐっと下に向けて)、自分の目で自分ののどちんこを見ようとしている
(頭が曲がって口の中に入ろうとしている絵回答)

これ前日のかくれどりさんが出した「エッチのピークで口の中に入ろうとする」の構図が頭に残っていてそこから来た回答じゃないか?と手を挙げてから気付く。いやでも他人の口の中に入ろうとするのと、自分で自分の中に入ろうとするのは結構違うのか?どうなんだ??と思っている間に指名された。ウケた。そらそうだ!うーん!?大喜利の回答は作品じゃないというひともいるけれど発想とか言い回しとかってやっぱり著作権みたいのあるような感覚。自分で耐えきれず翌日の休憩中に御本人に申し出ることになるし、気にし過ぎだったのかもという結果になるんだけど、そんなことはこの瞬間は当然知らず。

「大好きだから、別れた」みたいだけど、
もっと謎な理論を作り出してください

関節だから、外した

ウケた!これ「大好きだから、別れた」に音数や作りが近い方が絶対面白いと思って、それで探して最初に出てきた。でも理性がちょっとあほで、1回「外した」のところを「いや関節わざわざ外すの理屈として変だよな」と思って消しかけた。謎な理論なんだから謎でいいよ。

この回答ではなんとか感覚の方に寄れたのだけど、そのあとちょっと理性がまたあほをやってしまった。「『〇〇〇〇だから、×××た』の音数でもう何答かしたいけど、横並びでみんなそういうことしてたら見ているひとは飽きるのでは?ここは、我慢してちょっと変えるべきかしら」とか思って別の型を探してしまった。これはとてもあほ。あとで他の人と話していても「あそこは同じ感じのもうひとつ欲しかった」と言われた。ウー!これだから感覚に任せたらいいのに。理性はなんか言うならちゃんと周りの流れつかみなさい!できないなら感覚に主導権渡しなさい!

結果、たぶん横並びの中でも早めにリーチに突入していたにも関わらず、本戦出場ならず。ギー

敗者復活戦の足切りは動画審査で行われるとのことだった。ジャージの顔さん、ハゲイナズマさん、水山さん、骨密度さん、オフィユカスさん、あきやまじさん、短歌さん、特攻さん、イナズマKスケさんと、50分で20秒の映像を作ることに。

みんなアワアワする。ふわっと案が出ては消えていく。動画編集をスマホでやったことがあるので編集役を務めることになった。「あっちに家庭裁判所があった」というハゲイナズマさんの情報に縋るように移動。家裁の前でまた難航。あきやまじさんが全く別の動画をアイキャッチ的に差し込む案を出してくれて、実行できそうだったので二手に別れる。私はイナズマKスケさんと特効さんをカップルYouTuberに見立てて撮影。思いがけずそれらしい映像が撮れたので急いでそれっぽくテロップをつけたりタイトル画像を作ったりして別動画が送られてくるのを待つ。アイキャッチ組は「水の中に飛び込んで溺れる」みたいなことを言っていたので心配していたが、証明写真機の映像がふたつ送られてきた。この時点で残り6分。パニックになりながら動画を繋ぎ合わせる。アプリからの書き出しで詰まったら終わりだった。なんとか間に合い、締切時間ちょうどに送信完了。気が気じゃない。

他のグループの動画が全部面白い。自分たちのはどんな反応になるのかドキドキした。巨大なスクリーンに特効さんとイナズマKスケさんのタイトルコール、企画説明が流れる。フリなんだけど、ここでちょっとウケてた。その後数秒、無言で真顔の男性たちがギュウギュウになっている証明写真機の映像。他グループとそこまで遜色ないくらいにはウケた。編集ミスにより写真機のカーテンが2回開閉されたのだが、それもちょうど良かった気がする。動画撮影だけでなく、ちゃんとお金を払って証明写真を撮った旨もハゲイナズマさんが説明してくれた。ありがたい。

復活は「水、飲んでみた」企画の冒頭を撮影したチーム。画質の良さってあんな面白いんだ。無音で水を飲んでいるだけの映像がとんでもなく面白かった。すごい。映像の力を知っているひとの映像だった。

本戦。みんなめちゃくちゃ面白い。島さんの大喜利が大好きだ。吉永さんひとりだけにスポットライトあたってるみたいな瞬間があった。あるとさんのあるあるの強さ。お題によって目立つひとが入れ替わることも多い中での虎猫さんの安定したウケ方。こうも面白くて強い姿をたくさん見ていると細かいところが塗り潰されていつだってずっと強いなーって印象になってくる。吉村さんとんでもない!根本はるみに西洋の鎧、今もずっと頭の中で面白い。

虎猫さんが優勝!すごい。背中が遠い。遠いなんてもんじゃない。あのルールで何度も優勝するって尋常じゃない。

打ち上げ。ついいつもの面々の間に座ってしまった。途中から関西のひとたちの間もまわった。いろいろ話したことがないひとと話せて楽しかった。途中で出た話について妙に考え込んでしまい、この後あまり眠れない夜となる。

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