「ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン」/私の本棚(2)から(note025)
みなさんこんにちは。このnoteへお越しくださったご縁に感謝いたします。mina@ことばの垣根をこえるひと です。
さて今日は、ムーミンをご覧になった方ならご存知のトーベ・ヤンソンについて書かれた本をご紹介します。
ムーミンがフィンランドを舞台にした物語であることはご存知でも、トーベがフィンランド語ではなく、公用語のスェーデン語で書いていることまでご存知の方がいらしたら、相当詳しいかた。コアなファンの方であろうとお見受けいたします。
まずは目次から。
【目次】
第一章
父の芸術、母の挿絵
第二章
青春と戦争
第三章
働け、そして愛せよ
第四章
ムーミンの世界
第五章
有名になるということ
第六章
世界に羽ばたくムーミン一家
第七章
でも、すてきな貝も、みせる人がいないと、さびしいわ
第八章
画家としての再出発
第九章
子どものための子どもについての読み物
第一〇章
自由と色彩の発見
第一一章
人生と人生について
第十二章
別れの言葉
次は、本文のなかで気になった部分を抜き出します。
母親の様子を間近に見ながら育ったトーベは、なるべくして画家になったと言えそうです。14歳でデビューしたというのですから。
さらに、女性が仕事をしていくうえで、子どもを産み育てるかどうかは大きな問題になります。男女同権が進んでいる北欧でも例外ではないようです。
そう言えば、四年ほど前に神奈川県内のスクールまでスウェーデン語とフィンランド語を習いに行っていたことがありました。スウェーデン語を学べるスクールでフィンランド語も学ぶことができる、という話を聞きました。身近な場所で学ぶ場所を探していたので、これだ!とばかり飛びついたわけです。
フィンランド語を学ぼうとしたきっかけにはこのほか、精神医学の分野で普及しているオープンダイアログという活動について知りたいという思いがありました。患者と医療関係者が対等な関係で語り合えるというのは、これまでの日本の医療体制には見られなかったことと受け取っており、とても新鮮に映ったのを覚えています。
「○○さん、今日は何から話しましょうか」という何でもない会話には、患者の立場に置かれた人と対等に話をしましょう、という医療者側の姿勢が現れています。医療者、患者というような区別をしない、ということです。
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