毒親育ち

毒親

今となっては有名な言葉ですが、私がこれにたどり着くまで4半世紀かかりました。

何か生きづらい 本当の自分がいない どこにも逃げ場がない 苦しい

そんな思いを日々抱えて生きていました。


夫婦喧嘩とわたし

両親はなぜ結婚したの?と思うほどに仲が悪く、お互いの愚痴を子供の私に吐き出し、 だれにも言っちゃダメよ と口止めし、私はフラストレーションが溜まっていくばかりでした。

習い事や進路は全部親の都合で決め、とにかく良い子でいようと。

良い子でいれば親はケンカしないし母親の機嫌も良くなる=自分が過ごしやすくなる

そんな一心で生きてきました。

当時は外にも聞こえる大声で怒鳴りあったり、扉を破壊しそうな勢いで閉める夫婦喧嘩は、どこの家もやっていると思っていました、が、どうも違うようだな? と気づいたのが高校生のころでした。

怒鳴り声、食器がガチャンガチャンと高い音をだして収納される、扉が大きな音を立てて閉まる。 いつしか大きな音に対して恐怖を抱くようになりました。

弊害として、授業内容がわからない生徒に対し、興奮して黒板を叩いたり、机を叩く高校教師がいたのですが、それに恐怖を感じ動悸がしてよく保健室に行きました。

(そもそもこんな教育者がいていいのか・・・?)


うちは普通の家庭のはずだ

何が悪いのか

なにを基準に親の機嫌が決まるのか

さっぱりわからず混乱していました。

何が正しいことなのか生きていく指針がわからない。

成人後

その10年後に毒親というものがあるのを知り、苦しい思いをしていたのは自分だけじゃなかったんだ。 と図書館で泣いた。

自分が苦しんでいることの正体がやっとはっきり名称をもっていたことに対してほっとしました。

毒親の症状をネットで検索するとうちとは比にならないくらいのものがあるので毒親レべルはなんとも言い難いのですが、

親の挙動のせいで、自分の自由を奪われ 苦しい 悲しい という気持ちになったらもう虐待なんじゃないかなと思うんですが、どうなんでしょうか・・・?

子供のころはひたすら耐えることしかできませんでした。

学生の頃はカウンセリングセンターに通ったりしました。
自分が結婚して親と距離を取って初めて異常だと気づきました。


他にもさまざまな要素が加わってひどい家庭環境になっていったのですが、一気に思い出すと気を消費するのでこまめにだしていければいいなと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。





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