観劇が好きになって思うこと

最近、というか2022年になってからぱったりとnoteを書かなくなった、典型的三日坊主というか熱しやすく冷めやすい私ですが、ふと思い立って「観劇」について自分が思うことを書こうと思います(ちなみに現時点で来週発表のプレゼン作成を抱えている!haha)

私の観劇歴(それほどたいしたものでは全くないが)は・・・
高1 レ・ミゼラブル@ブロードウェイ
大1 ノートルダムの鐘@京都劇場
大2 マンマ・ミーア!@京都劇場
   うめだ文楽2021@グランフロント大阪
大3 レ・ミゼラブル@ロンドン
   Dear Evan Hansen@イギリス
   フランケンシュタイン(ストリートプレイ)@イギリス
   Animal Farm(ストリートプレイ)@イギリス
   The Lion, The Witch and The Wardrobe@イギリス
   The Book of Mormon@イギリス

現時点で、ざっとこんな感じ。帰国するまでに、とりあえず地元の劇場でストリートプレイ2つ、ウエストエンドで1つミュージカル観て帰ろうかな、と思っています。ごらんの通り、私は大学生になってから観劇に興味を持ちだし、留学先の町に劇場があるのをいいことに、原作を読んだことがあるものや、超有名な舞台をちょくちょく観に行くようになったというような、本当に「最近好きになりました!!」みたいな人間です。観劇に興味を持ちだし、ああなんでもっと早くに好きにならなかったんだろう!!とたびたびしょんぼりするのですが、最近思うことをざっと書いていきます(お得意の自分語りの始まり・・・)。

そもそも、私の記憶からすっかり抜け落ちていたのだけれど、私は大学に入学してから、それなりに演劇関係の授業を受けていたのだった。専門じゃないから、と思い込んで、受講して無事単位が取れたらもうそれ以降思い出しもしない、みたいなちょっと良くない学生ですが、1回生の頃、演劇学入門(?)のような授業で西洋の演劇と日本の演劇についてざっと学び(日本の演劇についての回は面白かったが、どう頑張っても西洋の演劇の回はついて行けなかった。テストは日本の演劇についての部分を全力で埋めて単位を回収)、同時に舞台芸術の授業を受け(正直、この授業はあまり楽しくはなかった。もっと演劇に興味を持って授業を受けるべきだった)、課題の一環でノートルダムの鐘を観に行き、ミュージカルに圧倒された。2回生では、1年間を通して、先生が親しみやすそうという理由でアメリカ演劇の演習や講義を受けた。これはもう先生に感謝しかないが、その年はたまたま先生がアメリカミュージカル(Dear Evan HansenとThe Book of MormonとThe Avenue Q!!)や現代のアメリカのストリートプレイを演習のテーマに選んでくれて、結構楽しかった。近代のイギリス演劇や、シェイクスピアの授業も受けたが、イギリス演劇系の授業は総じて成績はあまり良くなかった。3回生の前期では、またその先生の演習と講義を受け、中国系アメリカ人劇作家のプロットを読んだ。

こう振り返ると、自分って結構演劇系の授業受けてたんだなあ、ということをしみじみと思った。もちろん、同時に文学の授業も受けていたのだけれど。ただ、入学してからぬるぬると演劇関係の授業を履修していたことで、イギリスに来てから改めて観劇にハマることができて、ああ昔勉強したことはこう繋がっているのだな・・・と少し感動した。

本題に戻る。私が日本で観劇した時、辺りを見回すと、ほとんどの人が同い年くらいの人か、年上の人、という印象だった(まあ日本では4回しか観劇したことないから、あまりあてにならないが😢😢)。ところが、イギリスで観劇した時、観客は本当に老若男女という感じだったのが凄く衝撃だった小さい子供連れで家族で見に来ている人たちもいれば、おじいちゃんおばあちゃんで来ている人たちもいたし、学生で友達同士で来ましたみたいな人もいた。そこで、私は「この人たちは何でこの劇を見に来たのかな」と毎回気になっていた。特に子供連れの人たち(けっこういる)は、家族全員観劇好きなのか、両親が観劇好きで子供をただ連れてきただけなのか、など、バックグラウンドというか、その人たちの家庭環境みたいなのが(勝手ながら。ごめんなさい)気になった。というのも、何事にも好きになるのはそれなりのきっかけがあると思うから。これは、私の家族のことを悪く言っているわけでは決してないのだが、私の家族はほとんど観劇に興味がないと思う。子供の頃、たまに「有名なのやってるから観に行こう」と言われたことはある気がするけど、そのたびに私は「えー、私はいいやー」と適当に返事していたと思う(本当に過去の自分が愚かすぎてしばきまわしたい)。そんな私がようやく観劇に興味を持ちだしたのは、大学で演劇関係の授業を取ったからである(サークルの人たちの影響もある)。これが私の「きっかけ」である。じゃあ、私がイギリスの劇場で観た、小さい子供たちは、こうやって家族でミュージカルや演劇を観に行くことが当たり前、もしくは定期的な家族の行事なのかな。だとしたら、小さい頃から演劇に触れることができる環境がそろってていいな。などとふと思ってしまった。

・・・このように、ギュッとまとめると「幼少期から演劇に興味を持てる環境にいる人、イイナ!!」ということを書いたのだが、それは私が最近になって急激に演劇に興味を持ち始めたからで、もちろん私が幼少期から「興味を持つ環境にいた」ものは他にある。端的に言うと、本と勉強(勉強については微妙。でも当たり前に高度な教育を与えられる環境は普通じゃないしあり得ないくらい恵まれてるっていうのはもう充分分かってる)。
私はすぐに他人と自分を比べて、「あの人はいいなー」と思ってしまう性質なので、余計に上記のように少し妬ましく思ってしまうのかもしれないが。

以上、私が最近観劇に関して思っていることでした。特にオチも何もないけど。とりあえず今考えていることは、観劇楽しいっていうことと、卒論は演劇じゃないにしてもアダプテーション中心で書こうかなということ(翻訳どこ行った)。

久しぶりに自分の思ってることを書き連ねてみた。


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