森友改ざん年表

森友改ざん年表最新版 2023.12.28

森友文書改ざんから「赤木ファイル」開示までの流れを年表スタイルでまとめました。
必要に応じて加筆しています。
文中の「赤木メモ」はファイルとは別に自宅に残されていたメモのことです。
 佐川宣寿より悪質なのは、大阪地検と近畿財務局です。

2017年2月16日
財務省国有財産審理室・杉田尚央から近畿財務局への最初のメール
「事が終わったら奢ります」

2017年2月17日
安倍総理
「関わっていたら総理も議員も辞める」

2017年2月21日
野党国会議員団、近畿財務局訪問

2017年2月22日
菅官房長官、官邸に佐川宣寿氏らを呼び対策を協議 この日、菅氏は二度も佐川氏と会っている。

2017年2月26日
第一回改ざん
雅子さん、 義母と3人で梅林公園での休日を楽しんでいた赤木俊夫さんは上司の池田靖氏(統括国有財産監理官)に呼び出される。

2017年3月7日
第二回改ざん

2017年3月20日
本省国有財産審理室・杉田補佐からのメール
「佐川局長の直接指示」

2017年4月5日
大阪地検特捜部が木村真豊中市議と市民230人の近畿財務局に対する告発を受理

2017年4月11日~13日
会計検査院 特別検査
赤木メモには次のようの記されている。
『応接記録をはじめ、 法律相談等の内部検討資料は一切示さないこと、 検査院への説明は「文書として保存していない」と説明するよう事前に本省から指示がありました』

2017年4月13日
赤木ファイルに残されている最後の改ざん作業

2017年4月17日 22時17分
「赤木ファイル」に残された本省から(杉田補佐)のメールの最終日時。
この後もメールのやり取りは当然有ると思われる。

2017年4月18日~5月13日
大阪地検に「赤木ファイル」を証拠として任意提出。この時点では赤木さんと池田靖氏の2人以外は「赤木ファイル」の存在を知らない。

2017年5月14日 日曜日
第三回改ざん,出勤途上でやはり休日出勤のため近畿財務局に向かう小西眞管財部次長(本省からの出向者)の後ろ姿を見つけた赤木俊夫さんが言った言葉。
「公務員として最低の人間や」

2017年6月14日~16日
会計検査院 第二回実地検査

2017年6月19日
大阪地検特捜部、森友学園を家宅捜索。
テレ朝ニュースによれば、この時点で近畿財務局には捜査が入っていない。


2017年6月23日
近畿財務局人事異動内示(7月1日付)
赤木俊夫さんだけが動かなかった。

2017年6月28日18時30分
大阪地検特捜部が近畿財務局に入る。

2017年6月30日
人事異動にともない、机を整理していた赤木俊夫さんは、土地取引の書類が全てなくなっていることにショックを受ける。

2017年7月5日
佐川宣寿理財局長、 国税庁長官に栄転

2017年7月13日
大阪地検特捜部、全国の弁護士、 学者ら246人の財務省職員ら7人への告発を受理

2017年7月15日
赤木俊夫さん、 精神科を受診。うつ病と診断される。
主治医 岩井圭司(精神科)
兵庫教育大学教授

2017年7月20日
他の改ざん関係者全員が異動したのに一人残された赤木俊夫さんは、 うつ病が悪化して病気休暇に入る。

2017年9月大阪地検特捜部 佐川らを捜査

2017年11月17日
大阪地検、 近畿財務局に赤木俊夫さんの事情聴取を要請

2017年11月28日
前久保邦昭医師
赤木さんを詐病扱いする

2017年12月25日
大阪地検・久保田検事が主治医・岩井圭司氏の意見を無視して、 赤木俊夫さんを20分間電話で事情聴取。うつ病を悪化させる。赤木さんは検察が自分を追い詰めるストーリーを作っていると恐れるようになる。この時点では、改ざんは公にはなっていないのに、久保田検事は赤木さんんを改ざんで追い詰めた。

2018年2月23日
夕刊フジ、文春砲「佐川長官、差し押さえ地に1億円豪邸」を報じる

2018年3月2日
朝日新聞 改ざんをスクープ
情報源は大阪地検と見られる。

2018年3月6日
赤木俊夫さん、 近畿財務局に呼び出される

2018年3月7日
近畿財務局は産業医と相談して、赤木さんの病状に配慮せず、 この日を復職、 テスト出勤の日とする赤木さんは検察が来ると怯えていた。赤木俊夫さん 出勤せず自宅で自殺

弔問に訪れた近畿財務局・楠敏志管財部長は遺書を見たいと迫る
音声データ有り

兵庫県警の刑事が赤木俊夫さんのパソコンに残されていた手記をスマホで撮影、プリントアウトは持ち帰らず。

2018年3月8日
前日の刑事が赤木さん宅に来る。
「マスコミは怖い。手記は渡さないほうがいい」

2018年3月9日
佐川宣寿 国税庁長官に就任(出世)後8ヵ月で辞職

2018年3月10日
岡山で赤木俊夫さんの葬儀

2018年3月12日
財務省、改ざんを認める。
深瀬氏から紹介された中川勘太弁護士に雅子さんが初めてメール。
マスコミ対応などのアドバイスを受ける。


2018年4月9日
市民団体、改ざんで佐川宣寿らを告発

2018年5月31日
市民団体の告発を受けていた大阪地検は佐川ら38人を嫌疑不十分で全員不起訴
山本真千子特捜部長、 異例の言い訳会見
大阪地検はこの時点で「赤木ファイル」の原本あるいはコピーを持っていた。 告発を受ける前に捜査に乗り出し、 佐川ら被疑者複数人を「嫌疑十分」で起訴するのが当然だ。 赤木メモでも刑事罰を受けるべき人物6名が実名で記されている。
大阪地検はファイルを無きものとして赤木さんの事情聴取をしていた。

2018年6月4日
財務省 決済文書改ざんに関する調査報告書発表
赤木さんの名前は記載がなく、自殺にも触れていない。
財務省、森友改ざんで佐川宣寿ら20人を処分

2018年6月25日
大阪地検特捜部長山本真千子、函館地検検事正に栄転

2018年10月28日
財務省・秘書課長 伊藤豊氏
赤木雅子さん宅を訪問。
財務省の調査報告書について説明。報告書のコピーは持参せず。


2018年11月27日
午後2時 雅子さんと相澤冬樹氏が初めて会う。

2019年1月18日
法務次官・黒川弘務、東京高検検事長に昇格

2019年3月9日
赤木俊夫さんの一周忌の弔問に訪れた池田靖氏、雅子さんに「赤木ファイル」の存在を告げる。
音声データ有


2019年8月9日
検察審査会の不起訴不当を受けて捜査していた大阪地検は佐川ら10人について再び不起訴にした。

2019年11月
山本真千子 また出世、大阪地検次席に就任

2019年 暮
池田靖氏から雅子さんにメール
「もう会えない」

2020年3月18日
赤木雅子さん、 国と佐川宣寿を提訴 赤木ファイル開示請求

2020年4月5日
安倍晋三 赤木ファイルの開示を阻止するため検察庁法改正案の準備に入る。 後に世論の抗議ツイッターデモで断念

2020年4月6日
相澤冬樹氏 財務省・伊藤豊氏を直撃取材 相澤氏のあまりのしつこさに「警察を呼ぶ」と言った。(実際には呼ばなかった)

2020年4月13日
赤木雅子さん、相澤冬樹氏
神戸信金前で楠敏志氏を直撃。
楠氏は何もしゃべらないだけでなく、警察を呼んだ。

2020年5月20日
黒川検事長の賭けマージャンを週刊文春がスクープ、 2日後に辞職
処分は訓告という大甘!

2020年6月15日
再調査を求める35万筆の署名を
官邸に提出


2020年7月15日
「私は真実が知りたい」出版

2020年8月28日
安倍晋三首相辞意発表

2020年9月16日
安倍内閣総辞職
菅義偉内閣スタート


2020年10月14日
池田靖が語った「赤木ファイル」の音声データマスコミに公開

2021年3月22日
大阪地裁 国に赤木ファイルの任意提出を提案

2021年4月
山本真千子 大阪高検次席に就任

2021年5月11日
国が「赤木ファイル」の存在認める。

2021年6月22日
赤木雅子さんに「赤木ファイル」届く、作成後4年を経て開示された「赤木ファイル」について大阪地検は何もコメントしていない。 大阪地検を追及するメディアもない。

2021年10月4日
岸田内閣スタート

2021年10月11日
衆議院本会議で立憲民主
辻元清美議員が総理に出した赤木雅子さんの手紙を読み上げる。


2021年12月15日
国が突如、認諾

2021年12月18~19日
共同通信世論調査
森友再調査求める声79.3%

2022年5月25日
大阪地裁、中尾彰裁判長
佐川ら5人の証人尋問認めず

2022年7月25日
大阪地裁で赤木雅子さん本人に
原告代理人が尋問
国側や裁判長の尋問なし
結審

2022年11月25日
判決
被告佐川に賠償責任なし
国賠法1条の規定を無視している。




2022年12月2日
赤木雅子さん、大阪高裁に控訴

2023年3月17日
控訴審進行協議(大阪高裁・非公開)
佐川宣寿を証人申請する方針を伝える。

2023年9月13日
大阪高裁控訴審弁論
証人尋問認められず結審

2023年12月19日
控訴審判決
1審を支持して請求棄却

2023年12月27日
赤木雅子さん 上告

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