XTransfer、AntのOBに立ち上げられたクロスボーダーフィンテック

AntのOBによって立ち上げられた新興フィンテック企業XTransferの快進撃が続いている。同社は現在、新しい国際的な投資家を引き付け、銀行との提携を拡大する。

XTransferは、昨年4月に黒字化し、基アンとフィンアンシャルでクロスボーダー送金を担当していた最高経営責任者ビル・デンによると、900%の年間収益成長を見越しているという。

「我々は、国境を越えた貿易のためのPayPalのようなものだ」と日経の英文メディアNikkei Asiaに語っている。


XTransferは、中国の中小規模の輸出入業者を対象に、通貨管理や集金などの国際取引を支援している。約600人の従業員を擁する同社は、10万人以上の顧客と契約しており、3月には三菱UFJフィナンシャル・グループとの提携により、日本でのサービスを拡大しようとしている。

上海を拠点とするXTransferは、スタンダードチャータード銀行、シティバンク、DBS、バークレイズとグローバルに連携しているが、米国と英国の現地パートナーにも依存している。

大企業は通常、国際取引のために銀行と直接仕事をしていますが、中小企業は、限られたリソース、低い個人需要、潜在的なマネーロンダリングリスクに関する銀行の懸念を考えると、クロスボーダーサービスにアクセスするのが難しかった。そのマーケットに目をつけたXTransferや欧州のTransferWiseといった企業が急成長している。

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