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ヨーロッパ初のスクータースタートアップ大型買収が成立

ヨーロッパで初めて電動スクーター(シェア電動キックボード)スタートアップの大規模な買収がおこなわれた。ドイツのスタートアップCircは、米国の競合であり、ユニコーンのBirdに買収されたのだ。 Circは、オンデマンド型フードデリバリーサービス大手Delivery Hero(デリバリーヒーロー)の創業者としても知られるシリアルアントレプレナーのLukasz Gadowski氏らによって、2018年にドイツベルリンで創設された電動キックスケーターのシェアリングスタートアップだ。Circの他にはTIERと呼ばれる同じくベルリン発のシェア電動キックボードスタートアップがある。買収の条件は非公表だ、Birdにとっては、特にヨーロッパにおいて、Uberが出資する同じく米国の競合であるLime(ライム)とのギャップを埋めるための大きな布石となる。

Birdはまた、ヨーロッパ大陸で従業員を300人追加し、Circを買収したことで中東にも進出する。 

現在ヨーロッパで活動するスクータースタートアップ大手には、米国の企業Lime、スウェーデンのスタートアップVoi、ドイツのスタートアップTierなどがあり混戦の様相を呈している。

Lime、Bird、Tier、Voi Technologyなどヨーロッパの電子スクーターレンタルおよびいわゆるマイクロモビリティスタートアップは現在、コロナウイルスのパンデミックの影響によりいくつかの国で営業を停止している状況だ。

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