米国確定拠出年金の投資可能アセットとしてプライベートエクイティを選択可能へ

労働省が401(k)のような確定拠出年金でPEファンドに投資することを可能にすると発表した。退職金のために貯蓄をしているアメリカ人は、すぐにプライベート・エクイティ・ファンドに投資しやすくなる可能性がある。

アメリカの規制当局は一般のアメリカ人にオルタナティブ資産への投資を認めるようにロビイングを受けており、一般的には投資信託などの伝統的な投資よりも高い手数料がかかるが、多くの場合、より高いリターンが得られるPE投資がより一般に門戸が開かれることになる。

プライベート・エクイティ企業は、現在主に年金や基金などの機関投資家や富裕層向けに資産を運用している。一般の投資家の多くは、政府が設定した富裕層と所得要件にひっかかるため投資することはできなかった。

しかし、連邦政府の規制当局は過去数年にわたり、一般投資家と民間市場のファンドとの間の障壁を取り除こうとしてきた。この問題に関して労働局と議論して来た証券取引委員会のジェイ・クレイトン委員長は、プライベートマーケットに投資できる人を規制することが最高のパフォーマンスを発揮するファンドからあまりにも多くの人を排除してきたとした。



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