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愛嬌と謙虚さと

こんにちは。
最近、仕事でケアレスミス連発中のわたゆいです。

そんなわたゆいが、ミスをして凹んだときによく読み返す、思い出の絵本をご紹介します。

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「ベーコン忘れちゃだめよ」
パット・ハッチンス

「生みたてたまごが6個と、お茶にいただくケーキと、なしをひとやま買ってきてね。それからベーコンわすれちゃだめよ」と、お母さんにお遣いを頼まれた男の子。買わなくてはいけないものを忘れないように買い物リストをぶつぶつ呟きながら出かけますが、道中で色々なものを見かけるうちに、いつの間にか「太いだいこん6本と、ぼくにいただくケープと、はしごだんがひとやまと、それからベーコンわすれない」と買い物リストがすっかり変わってしまいます……

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小さい頃、お母さんに何度も読んでもらった思い出の絵本。
当時は「なんてバカなんだろ!あたしだったら絶対完璧にお遣いできるけどな!」と思って見ていたけれど、大人になった今、日々の自分をふりかえってみると、この男の子みたいなボケボケな失敗をしょっちゅうやらかしていることにハッとします。

近所のコンビニまで友達の自転車に乗って行き、帰りは自転車の存在を忘れてトボトボ歩いて帰ってくる。友達に「私の自転車しらない?」と言われてようやく思い出す!とか・・・そんなことがしょっちゅう。

プライベートでの軽い忘れん坊は、「わたゆいはほんとにボケてるね!」で笑って許してもらえて、なんなら可愛がってもらえたりして、ちょっとお得なこともあるんだけれど、仕事ではそうはいかないんですよね。表面上はかる〜く優しく、「ゆいちゃん!気をつけてね!^^」って言って、私のミスを処理してくれる先輩。。。でも、その笑顔の裏にどんな怒りが隠れているかと思うと・・・。ぞぞぞ。

そうやって、仕事でちっさなミスしちゃって落ち込んだ時、私はこの男の子のことを思い出すと、すごーくほっとするんです。
男の子のお母さんは、きっと「お前って子はほんとにバカだね!」なんて言って心底呆れるんだろうけど、その可愛い間違いを愛おしく思うし、失敗を心から反省している男の子を見たら、何度だってお遣いをお願いするんだろうな・・・って想像できるからです。

「愛嬌」と「謙虚な姿勢」を忘れないでいれば、何度ベーコンを忘れても、またチャンスを与えてもらえる・・・。

もちろん、完璧にお遣いをこなせるほうが良いに決まっているんですけど・・・。
私やこの男の子みたいなおボケさん?って、常人には理解できないようなフシギな間違いを、どうしたって繰り返しちゃうんですよね・・・。

おっちょこちょいで、任され仕事が不得意な私にとって、この絵本は「それでも大丈夫!」って優しく教えてくれる・・・安心させてくれる・・・大切な絵本なのです。

2014年10月11日

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