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自分は飲み会に何を望んでいるのか、なんで満たされないのか

こんにちは。
雑魚のゆいだよ。

最近角膜潰瘍になりまして、コンタクトレンズ使用禁止のためプールはしばらくお休み。

そんなわけで、今回は最近よく考えてるあのことについて書いてみようと思う。

1年くらい前に、たまたまなんかのコラムで知って以来、twitterでフォロー(最近)したり、こそこそ記事を読ませていただいたりしていた、小野美由紀さん(https://twitter.com/MiUKi_None)。

彼女のブログを遡ってるうちに、たまたま今の自分の考えごととピッタリあてはまるような記事をみつけた。

ぼんやりいつも考えていたことではあるけど、文章にするほどのことでもないと思って今に至るが、

せっかく「は!」っとしたこの機会に、自分も文章にしてみようと思う!

〜自分は飲み会に何を望んでいるのか、なんで満たされないのか〜・・・について、ぼんやりと。

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盛り上げなければ、笑わなければ、語らなければ!
と。
みんなが、だれかの記憶に残りたい!とか、楽しまなきゃ損!とか必死になってるような飲み会は疲れるし、好きじゃない。


とか言いながら、酒が好きでしゃべるのが好きな自分は、そんな飲み会に
足しげく通って、まさに必死で楽しもうとしてしまう。
払った会費のもとをとるためなのか、周りから幸せそう(リア充)に見られたいからなのか
理由はわからないけど、いっつもなんかいっぱいいっぱいだ。

会がおわると、また次の週末の会にむけて一週間をやり抜くみたいな・・・
(つまりはそれなりに、その会を楽しみにしている自分はいるのだ。 )
そうしてなんだか、人生が一週間単位でリセットされているような日々が続いてく。


飲み会やいろんな集まりに出てくことでたくさんの出会いに恵まれる。
人との出会いは貴重だし、家の中にいては得られない驚きや発見が得られることも多いから、けして無駄だとは思わないけど、でも、なんかものすごく「これじゃない感」。


いっつもだ。


あ〜今日はよう飲んだな〜面白い話も聞けたし、なかなか楽しかったわ〜。。。で終わって、全然次に繋がらない。

酒が飲めなくなったら終わるような人間関係ばっかり無数に作ってる。


小野さんのブログのコラム「偽リア充の憂鬱」http://onomiyuki.com/?p=2205
で、彼女も、大勢での飲み会のあと、どっと疲れることに疑問を感じていたと。
それなりに楽しく飲んで、おしゃべりもしているのになんでだろう?と。つづっている。

そして彼女なりの答え。
<リア充が集まる飲み会の、全員が場の雰囲気を壊さないように、流れを止めないために、大きなシーツのすそをひっぱって、うまく落とさないように支えている感じ。
流れを途絶えさせないように、壊さないように、絶え間なく気を使ってしまう感じ。

自分をこの場にふさわしい、朗らかで、好き嫌いがなくて、コミュニケーションの上手な人間のように見せかける。

飲み会が楽しくないのではない。自分が、その場から、滑り落ちなくてすむように、すむように、周到に、リア充シールドを張り巡らせて人と接しているから、緊張してエネルギーを消耗しているだけだ。

そっか。

適応できないから疲れるんじゃなく、適応過剰だから疲れるのか。>


<飲み会で、ああ、自分は今、勝手に嘘をついてるなあと思ったら、試しに黙ってみる。黙ってぼーっとする。ぼーっとしていると、会場の中の、なんとなく流れのほころびのようなものが見える。

ほころびの中に、自分と同じようにぼーっとしている人がいる。

そういう人と、ぽつんぽつんと話してゆくと、さっきまでとは違った場所に、2人の輪が出来る。ぽっと三月兎の穴が開いて、みんなが保とうとしているシーツの下の秘密の世界に、行けるんである。>

“シーツの下の秘密の世界に”。
この表現がすごくストンと落ちた。

みんなが、その場のその空気に自分を合わせることで精一杯で、そればっかりだから、
その場が終わったら、それでオシマイ!な人間関係しか生まれない。
本当の自分をさらけ出す余裕なんてないからだ。

シーツをひっぱることに必死になって、横にいる人が見えてるようで見えてない・・・
自分もその一人だったんだと思う。


だけど、彼女のいうように、シーツの下にこそっと潜りこめば、そうやって場の空気に合わせることに疑問を感じる、自分と同じ仲間に出会えるのかもしれない。

シーツの下で出会えた人と、酒があるとかないとか、目立ちたいとか、モテたいとか成功したいとか・・・そうゆうの関係なく、
その日そのとき、ひっそり時間をともにして、その先も長く付き合っていけたりしたら、きっと自分は飲み会に不満を感じなくて済むようになるかもしれない。。。


自分は、飲み会の先の未来を期待していながら、実は目の前の「今」に必死になっていた。
だから、どれだけ時間やお金、心を尽くしても未来につながらないことに、
焦ったり、落ち込んだりしていたんだ。


その飲み会、その空間、を楽しむことに必死になるんじゃなくて。
ほどほどに、空気を乱さない程度に、
ひとりシーツの下の秘密の世界にもぐりこんで、
おなじように潜ってやってくる“誰か”に、出会える瞬間を待てば良いんだ。

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小野美由紀さん(コラムニスト)

>以下HP抜粋
Profile

1985年生まれ、慶應大学フランス文学専攻。

学生時代、沢木耕太郎の「深夜特急」に憧れて世界一周に旅立ち、陸路のルートで22カ国を巡る。

フランス〜スペイン間の約1000kmの道を歩くスペイン巡礼の道に出会い、どハマりし、翌年も歩く。
帰国後、NPOカタリバ、教育系ベンチャー企業を経、2010年春に退職。ニートになる。
特にすることもないので日銭を稼ぐためにシェアハウス「まれびとハウス」で毎週、イベントを企画してその収益だけで生活したり、フランスの農家で羊飼いをしたりと、ワンダーフォーゲルな生活を2年間送る。

その後、離島経済新聞社に就職し、その間、雑誌などでライターとして仕事をする。
現在はライター・コラムニストとして各媒体で執筆しつつ、個人活動として、「原発絵本プロジェクト」の代表を務め、絵本の発売を目標に活動している。


HP:http://onomiyuki.com
Twitter:https://twitter.com/MiUKi_None

2014年09月13日

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