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GRIT やり抜く力を読んで

久しぶりに投稿したいと思います!
最近、転職がきっかけで引っ越しがありまして、バタバタと引っ越し作業していく中で、ふと自分の本棚を整理する機会がありました。昔から漫画や本の収集が好きだったので、よく買って本棚に並べることに満足感を覚えていたので結構な量で、ダンボール7個ぐらいの量...(そのうち5個が漫画)結構大変な作業。
そんな中で、ふとたくさんある自己啓発本を整理している時に「あれ?この本の内容ってどんなだっけ?」ってことがたくさんあるのに気づきました。よくみなさんもあることだと思うんですけども、自己啓発本系ってめちゃくちゃ心に刺さったのは覚えているけど、それ以外のって読んで満足していて「タイトルは覚えてるけど内容どんなだっけ?」とか「結局だいたい同じこと言ってたな〜」ぐらいでしか覚えてない本も多いのかなって。
これはいかん!と思いまして、1回読んだ本を読み返すってことをするように最近しています。そんな中でちょうどタイミングよく新しい職場の上司にも勧められた「GRIT」が改めて読むと自分にすごい響いたのでnoteに残しておきたいなと思いました。

内容について軽く

この本を読むことで得れるのは正しい努力の方法です。
⑴「才能」では成功できない。「やり抜く力」が成功のカギ
⑵「目標」をピラミッド型で考える
⑶他者から「やり抜く力」は伸ばしてもらえる

上記3点がこの本のポイントです。

⑴「才能」では成功できない。「やり抜く力」が成功のカギ

私たちの生活の中で、「才能」とう言葉を見聞きしない日はないと思います。新聞やニュースを見ればどの記事にも「才能」という言葉を見かけますよね。そんな中で私たちは無意識のうちにあっと驚くようなすごい人を見るとつい天才だと思ってしまうのです。「才能」が何かの「達成」に直結している考えてしまっている。
しかし、一流の「才能」があると言われる人は「あたり前のこと」ばかりしかしていません。そういった人は無数の小さなスキルや行動を積み重ね、結果として最高のパフォーマンスが生み出されているのです。継続的に正しく積み重ねていくことで生じる相乗効果によって、卓越したレベルに到達できるのです。これらを継続的に行動するスキルを「GRIT=やり抜く力」と言っています。
「才能」とは、努力によってスキルが上達する速さのことであり、「達成」は、習得したスキルを活用することによって現れる成果のことであります。方程式で考えてみると、

才能×努力=スキル
スキル×努力=達成


となり、「達成」のためには努力が二重で必要です。この方程式で考えると「達成」するためには、才能が2倍あっても人の半分しか努力しない人は、たとえスキルの面で互角であっても長期的に見ると圧倒的な差をつけられてしまいます。それだけ「努力」が大事であり、努力するためには「やり抜く力」が大切なのです。

⑵「目標」をピラミッド型で考える

何かに熱中するのは簡単でも、それを持続することが難しいと思います。そこで問われるのが「目標」です。目標には階層があり、「朝8時までに家を出る」、「夜寝る前にテキストを一問だけ解く」といった個々の目標は、中位にある目標を達成するための手段であり、さらに上位には「ビジョン」とも言うべき抽象的かつ最終的な目標があるからこそ、長年にわたって努力を持続できるのです。逆に「やり抜く力がない」という状態は、下位の目標や中位の目標ばかりが乱立するばかりで、「最上位目標」が存在しない状態であったりする。

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ピラミッド形のように考えるとわかりやすく、下位の目標は中位の目標を達成するための手段にすぎず、下位の目標をなぜやるのかと自分に問いかければそれは中位の目標を達成するためであるとなるはずです。それを繰り返していくうちに最上位の目標にたどり着くと思います。最上位の目標は、他の目的の「手段」ではなく、それ自体が最終的な「目的」になるのです。
「やり抜く力」と言うのは、ひとつの重要な目標に向かって、長年の努力を続けることです。

⑶他者から「やり抜く力」は伸ばしてもらえる

「子育て」と言うか観点で考えると、「やり抜く力」の鉄人たちの多くは、親を手本にしています。親が人生の目標に対してどれくらいの情熱と粘り強さを持って取り組んでいるかを身近に子供が感じることが「やり抜く力」を伸ばす育て方です。まさに親の背中を見て育つとはこのことかもしれませんね。ただ、叱ったりする厳しい育て方だけでは「やり抜く力」は伸びません。厳しくしつつも温かく支えることが重要であり、また親だけではなく、「支えてくれる人」との出会いが成功をもたらすことも充分にあります。
「やり抜く力」が強い人ほど精神的に健康的な生活を送り、幸福感が高いことが研究結果から明らかになっています。「やり抜く力」が強い人は、大きな目的のために情熱をもって仕事に打ち込めるのが大きな喜びに感じるのです。「天才」としか思えないような人びとは、常に「もっと上手くなりたい」という強い意志と、興味と、探究心を持ち続け、地道な努力をし、成功を収めるために継続して行動しています。そこで最も必要なのが「やり抜く力」であり、また、この「やり抜く力」を自分自身で留まらず、周りの人びとの影響も加わることで身に付けることができれば誰しもが「天才」になれるのです。

読んでみて・・・

本書では、「やり抜く力」という抽象的なものを研究結果や、様々な登場人物のエピソードを踏まえてわかりやすく説明してくれています。何より、登場人物のエピソードを小説のように感情移入して読むことができるのがポイントで「やり抜く力」を具体的な行動例で提示してくれています。明日からできる実践書の側面と小説の側面をもっている良書だなと感じました。前回読んだ時と印象が全く違っていて、前回感じたのは社会人2年目の時の仕事との向き合い方と努力を継続することは大事なんだなと割と抽象的に捉えていました。(読んでいったら思い出してきた)
今回読んだ時は、より深掘りされて自分事として落とし込みながら読むことができ、2回読んでもこんなにも感じ方が違うんだという驚きが隠せないでいます。


ただ「努力する」ではダメで、「なぜ努力するのか?」「誰のために努力するのか?」を考えながら仕事をするのが大切であり、それは仕事の行動一つひとつから大事なんだなと。例えば、「今日は早く起きれたから1時間早く出社する」や「この仕事は今日じゃなくて明日にしよう」みたいな行動をする上で、今まで自分は下位の目標で止まっていました。調子が良い時は中位の目標まで考えれる時も。理由もなく早く起きれたり、調子が悪いから明日に仕事を回したりするのは自分の感情に行動が支配されているなと改めて実感した。でも、その行動一つひとつは中位の目標のためであり、つまるところの最上位の目標のためであると自分に落とし込み、その目標のために今行動することが正しい「努力」の仕方であることに気づかされました。
物事を「点」で考えるのではなく「線」で考えるようなことですね。楽な考え方は「点」で考えることであり、自分の感情で動けるから自分に甘い人間にはもってこいの考え方だと思います。(自分がまさしくそれ)ただそれではその場しのぎになっていたり、圧倒的な成長は望めません。物事をひとつのつながりである「線」で考えることが重要であり、その「線」のなかで今、自分はどういった行動をするべきなのかを考え行動に移すことで長い険しい仕事での成功への道のりにつながるのだなと実感しました。
この考え方を考えることはできても実践することは難しいです。そのための努力が必要であり、その努力のための「やり抜く力」の伸ばし方を本書で学ぶことができました。


実践の一つとして、最近よくやっているのは自分を落ち着かせるために自分の考えをあまり深く考えず紙にメモとして残すことです。この行動を継続することで、頭が整理でき自分はなんのためにこの仕事をやっているのか考えるキャパシティーを持つことができたように感じています。また、1日が始まるときに自分の行動のスケジュールを書き、できるだけその通り行動するように心がけています。1日の終わりにスケジュール通り行動できたか振り返り、自分にフィードバックしています。そうすることでメタ認知でき、自分の特性を知ることと管理することができつつあると思います。どちらもまだまだ実践中の身ですが。


人生という長いマラソンを走っていく中で、「やり抜く力」は必須であり、山あり谷ありの人生を笑顔で楽しむために本書で学んだことを活かしていきたいです。また、自分の「やり抜く力」をチームに見せることでチームの「やり抜く力」が伸び、それが会社の「やり抜く力」になり、最終的には社会の「やり抜く力」になるのかなとふと思ったり。
プライベートでも同じことが使えますしね。
自分が幸せになるために必要なスキルだと思うのでこれからも「やり抜く力」と付き合っていきたいと思います!!


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