【化学】2-10 酸化物から酸素を取りだす

酸化物から酸素を奪うことを還元と呼ぶ。酸化と還元は同時におこる。

酸化銅+炭素
この混合物を熱すると二酸化炭素が発生するので石灰水が白く濁る。これは酸素が銅よりも炭素と結びつきやすいっていう性質をもっているから、炭素が酸化してしまう。
黒色の酸化銅だったこいつは酸素をとられちゃったので赤色の銅になる。
反応が終わったら火を消す前にガラス管を石灰水からだす。その理由は石灰水が逆流して試験管が割れるのを防ぐため。
銅を冷ますときにピンチコックで止めなくてはならない。その理由は空気に触れて酸化しないようにするため。
酸化銅+炭素→銅+二酸化炭素
2CuO + C → 2Cu + CO₂

水素の入った試験管にめっちゃ熱した銅線(酸化銅)を入れると、試験管の内側に水滴がつく。これは酸化銅が還元されて、水素が酸化されたから。
酸化銅+水素→銅+水
CuO + H₂ → Cu + H₂O

つまり、酸化物から酸素を取り出したいなら、酸化されやすい物質と化学変化させればいい。

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