20220820 Saturday

20220820 Saturday

恋ってなんて素晴らしいんだ…。ハウルの動く城を観た。2日連続で観てもやっぱり「今のは何？」「どういう意味？」の連続だったけど、最終的には開放的な庭を併設した生まれ変わった城のバルコニーで淡い黄色のドレスに身を包んだソフィーとハウルがキスしている場面を観て涙腺が崩壊し、「恋って何？（なぜこんなに力強いの？）」と思って終了した。この映画を観て最終的に残る感想は「恋は美しい」「戦争はよくない」「魔法は素晴らしい」の三つだった。そしてこの映画はちょうどその三本軸を中心に構成されていると思われるので、抱く感想としては十分なのかもしれない。なぜ？とか、なに？とか考えるときりが無いし、もっと頭を楽にしてゆったりと眺めるくらいがちょうど良いのかもしれない。戦争が起きているのに？うーむ…。

そもそも、恋と魔法、恋と戦争はよくある設定だが、魔法と戦争、それも現実世界によく似た世界線の、兵器等を使った肉弾戦の戦争との組み合わせはあんまり見た事が無くて（私が映画に疎いだけかもしれない）、気持ちがついていかないのかもしれない。戦争ラブロマンスといえばカサブランカだけど、カサブランカは難しいけど考えれば全部に成り立ちがあるから分かるのに、ハウルの動く城は戦争は妙に現実味があるのにそこに魔法が加わるともうなんにも分からなくなる。結局なぜ急に戦争が終わらせられたのか2回観てもよく分からなかった。カブが王子様に戻って国に帰って戦争を止めましょう、と言って果たしてそんなに簡単に戦争が終わるのか疑問だし、サリマン先生に至ってはさっきまでノリノリで戦争をしていたのにハウルが心を取り戻してソフィーとくっついたからといって戦争を止める理由にはならないのに。ああ全然わからないよ！！！

それにしても1回目に観た時とは違ってハウルとソフィーの恋が心に入って来やすかった。二人が惹かれ合った決定的な理由というのが私にはそこまで分からなかったけど、そこは描かれていないのかもしれないし、特に何も無くとも一緒に過ごしているだけで惹かれ合う事もあるのだろう。ソフィーが若返る瞬間に着目して観たので絵の変化が面白かった。ハウルがソフィーに美しい花畑をプレゼントするシーンで、（ときめいているからか？）姿が若返ったソフィーが「ハウルの力になりたいの。私、美しくないし掃除くらいしか出来ないけど…」みたいな事を言って、ハウルが「そんな事ないよ！ソフィーは綺麗だよ！」と言った後、ソフィーの姿が最もおばあちゃんなバージョンに変化していって「年寄りの良いところは失うものが少ないことね」みたいな事を言うところ。あの最後のセリフがどうにも解せない。年寄りは失うものが少ない、という発想が分からないのではなく、会話として成り立っていない気がするからだ。「綺麗だよ」と言われた後に年寄りの良いところを発表するか？まあソフィーの心が急に自信を無くし美しくなくなっていく、という描写なのかなと思うけど…。

元荒地の魔女のおばあちゃんが言葉がはっきりしたり本当にただのおばあちゃんみたいになるところが不思議で何か基準があるのだろうけどよく分からない。でも現実のおばあちゃんもしっかりしたり意識がぼんやりになったりするだろうからそんなものなのかな。ハウルの心臓への執着が凄かったけど、いつかベッドで言っていた「今も恋してる」はハウルに対するものという解釈で合ってるのかな。最後にソフィーに心臓を譲ってあげたのはソフィーの方がハウルの心を欲している（愛している）と理解したから、で合ってる？あーわからん……

それにしてもマルクルがかわいい。マルクルという存在自体もかわいいし、マルクルの事をとてもかわいく思っているであろう絵が凄く好きだ。マルクル、みんなに愛されて幸せだね…！ソフィーが最後に自分に自信を持てるようになって黄色いドレスが着られるようになって本当に良かった。それにしても宮崎駿は白いつば有り帽をワンピースの少女に着せるのが大好きだな…！でも分かるよ、美しいもんね…。明日もう一回観てもやっぱり意味が分からないだろうけどもう一回観たくなってしまうな。私はいつになったら録画した天空の城ラピュタを観られるんだ…（マトモに観た事が無い）。

今日は本当に何も無かったけどお昼の後にバウムクーヘンを食べた。毎日おやつを食べているので太っている気がしてたまらない。しかし前回そういう気がしてたまらなかった時に体重を量ったら引くほど増えていなかったのであぐらをかいている節がある。

ぷにおがお疲れ気味なので二階からふよちゃんを連れてきてもらった。シフト制で添い寝をしてもらおうと思う。似た顔のひとが二人いてかわいい。ぬいぐるみ大好き…！