ばら寿司

ばら寿司の「ばら」の部分の扱いがかなり面白いと思う。寿司扱いをされていない、寿司をばらした、ばら寿司。寿司屋のまかないみたいなもんだろうか？そういえば私は海鮮丼とかも全然、刺し身とご飯で食べたいな、と思う。海鮮丼のビジュアルに惹かれて海鮮丼を頼んで満足した試しがない。だいたいそんなにご飯を食べられない。あと正しい食べ方がよくわからない。結局、刺し身とご飯は別に食べればいいのかな？とか…いろいろ考えながら食べることになるので味に集中できないこと多し。

話変わって、悪いことは重なるもので、体調が輪をかけて悪くなり、昨日から動物性たんぱく質が食べられなくなった。動物性たんぱく質とは、卵、魚、肉（乳製品含む）、のことを指す。じゃあ野菜を食べればいいかというとそう単純なものでもなく、下痢をしないために低FODMAP食材しか食べていないため、そもそも野菜は食べられる種類が少なく、要するに夏野菜しか食べられない、ということである。

は？

と思う。かなりムカつく。毎日ムカついているのだが、だからといって自力ではどうしようもないというか、誰にもどうにもできないことばかりなので、だから余計にムカつく。人は心の傷を誰かのせいにしたい生き物なのだ。でなければ、気が狂ってしまうから…

そんな私にも食べられる食品が見つかった。ばら寿司である。それも、コンビニのばら寿司である。たぶん、ちゃんとしたとこのばら寿司だったら食べられないと思う。この、なんの味もしない、錦糸玉子の味もなければ、海老の味もしない、酢飯と干ししいたけの出汁とでんぶの味しかしない、無味乾燥さが、かえってよいのである。手づくりの味にコンビニの味が勝つことがあるとはね…。人生は驚きの連続だ。

あとは足首を捻挫したので痛くてこれにもムカついている。トイレから出るときのカーブで、車椅子と壁の間に右足（foot）が挟まり、そのままぐにゃりと曲がった。操縦しているのは私ではなくハンドルを握る母なので、「挟まってる！！」とか叫んでも意味もなく、反射神経の間に合わぬままに曲がった。最初のうちはさほど痛くなかったが、だんだん痛くなってきて、夜にはかなり痛くなり、お風呂にも入れず、2階の自室まで階段を上がれそうもないので、両親の和室で寝た。やることが増えたため寝る準備に時間が掛かり、眠い中母と頑張っていたら、父がやってきて、母に向かって「倒れたら意味がない！」と、心配を表明するためになぜかキレ気味で大きな声を出していたので（感情の表現方法が怒ることしかないらしい）、うちのせいとちゃうのになんで怒られなあかんねん、とか、母が心配なんじゃなくて母が倒れることで自分の身の回りのことが間に合わなくなるのが心配なだけやろ、とか、心底めちゃくちゃムカついたので、睡眠で足を治すことを誓い、2時から12時半まで寝た。

あと、昨日は髪を切る予定だったので、足を挟まれてから痛みを強く実感するまでの間に、台所で髪を切った。結果、むちゃくちゃになった。切るのは私ではなく母なので、どうしようもない。切られたものは返ってこない。覆水盆に返らずとはまさにこのことだ…。足を挟んだことで相当動揺していたため、その心理状態が反映された髪になった。かなりいやだな、と思う。でもこの機会を逃すとまた1か月後とかになり、そもそももう1年近く髪を切っていないので、伸びすぎたとか以前に密度が凄くて、とにかく頭皮まわりが暑くてたまらず、夜とかうなされるレベルなので、切りたくてたまらなかった。なんというか、1か月美容院行けてないけどやめとこうかな〜、とか言ってる人を見るとかなりムカつく。は？と思う。何もかもがムカついてたまらない…。誰か俺を止めてくれ…………

でも、足が痛いのもご飯が食べられないのも、あと爪で唇の肉をゴリッと削って血が出て痕が残ったらどうしようとかなりショックを受けていることも、リアルタイムじゃなくなったらすぐに忘れる。だからたぶん、疫病のことも終わったらみんなすぐに忘れられるよ。忘れた方が楽なことってあるから。こんな退屈なパーティー抜け出しちゃおうよ。

ラブアンドピース…

どこが？

ばら寿司