2022年のお仕事振り返り/太田祥暉

みなさま、お世話になっております、ライターの太田祥暉です。
今年も残すところ僅かとなり、お仕事を振り返る時期となりました。
書籍やシナリオなどで今年中に書いたものの、まだ未発表なものもありますが……。それはさておき、発表されたものを中心に書き連ねていくことにします。

1月:初めて1クールもののBlu-rayをやりました

2021年秋クールに放送された『月とライカと吸血姫』のBlu-ray 初回限定生産版に封入された、特製ブックレットとアートワーク集の編集・構成・取材・執筆を担当しました。念願の1クールものに携わることができて感無量です。
特に印象深いのは、下巻ブックレット収録の原作者牧野圭祐さん・横山彰利監督・設定考証松浦晋也さん鼎談。とても濃い話ができたと思っているので、ぜひ読んでいただきたい……!

2月:久しぶりにシナリオものが出ました

実はこつこつ書いているんですが、お蔵入りになったり未発表で告知できないとかで、終ぞ今年中に発表できたシナリオ作品はこれだけに。
ということで、VTuberエリー・サタンさんのバレンタインシチュエーションボイスを書きました。昨年末の麦原ういさんクリスマスシチュエーションボイスからの流れですね。VTuber仕事は配信を観て個性を掴んでから書くので(今回は依頼が来る前から観ていましたが)、楽しいです。
シナリオ仕事ももっとお待ちしております!

3月:雑誌のレギュラーが増えたよ

「ドラゴンマガジン」と「LoveLive! Days」をはじめました。あと、タイミング的には翌月ですが「電撃G's magazine」も。
「ドラゴンマガジン」は、『勇しぶ』『冴えカノ』の頃から読んでいた雑誌で、昨年も一度『電音部』のライブレポートを書かせて頂いておりました。まさか作品紹介の方もできるとは……。
「LoveLive! Days」に関しては、『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の1コーナーでストーリーを書いています。シナリオ仕事、といってもいいのかもしれない(とはいえ文字なので)。まさか『ラブライブ!』に携わる人生になるとは……といった感じです。よもやよもや。ライブ、最高でしたね。
「電撃G's magazine」は、今年休刊になるとは思ってもいませんでしたが、滑り込みで記事が書けました。ASMRを聞いていてよかった……!

4月:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』が3月に始まり、今年は各誌で取り上げさせていただきました。作品のこと、玩具のこと……いっぱい取材した気がします。
その中でも最初だったのが「宇宙船」vol.176でした。「宇宙船」としては、『風都探偵』特集もやらせて頂けたのが嬉しかったです。インタビュー各種、ぜひ読んでほしい!

5月:コミックナタリーの仕事がはじまる

今年を振り返ると、マンガ案件ができたのは嬉しかったなと思います。新たなジャンルですし、単純にいっぱい読んでいるのでやりたかったですからね。
「コミックナタリー」も、元々読んでいた媒体だったので、非常に嬉しかったです。そして最初のインタビューは、まさかの「なろう系」。しかも津田彷徨先生に蝉川夏哉先生、カルロ・ゼン先生ですから……! とても緊張感のあるインタビューでした。内容も面白くできたと自負してます。

6月:SSS Re\arise開催

以前、『たった一つの嘘でした 書き下ろし偽証小説アンソロジー』というものを編集しまして、その表紙イラストをPALOW.さんに担当して頂いたご縁で、「SSS Re\arise」の図録でインタビューすることになりました。すっごく、刺激になりました。
凄腕クリエイターや印刷会社、服飾家、展覧会運営のプロたちにお話を伺いつつ、どう見せていけばSSSのファンの方々に分かりやすく伝えられるのかを考えていく期間。作品の魅力も素晴らしかったので、頭をこねくり回しながら、取材に臨んでいた記憶があります。
来年は京都巡回も決まったらしいので、ぜひ作品を観に行ってほしいです(もちろん図録も読んでね!)。

7月:30分アニメの仕事をする

『はたらく魔王さま!!』公式サイトのあらすじページを執筆しました。
30分アニメのオフィシャルライターをやったのは今年が初めてで、しかも『はたらく魔王さま!!』に携わらせて頂けるとは……! 高校時代楽しく観ていた作品だったので嬉しかったです。
今後も各話あらすじや公式サイト上のインタビュー、キャラクター紹介など承りますので、ぜひご依頼ください……!

8月:「Quick Japan」でインタビューをする

表紙がINIですが、花譜特集の方でインタビュー担当させて頂きました。
「Quick Japan」も元々読んでいた雑誌。弟からも「載ってんじゃん」と言われました。
花譜さんの武道館ライブ直前だったこともあり、かなり濃いこれまで/これからの話が展開できたと思います。


9月:京まふに行く

「京都国際マンガ・アニメフェア2022」、通称「京まふ」の毎日放送(MBS)ブースのバナーで、テキストを担当しました。あと、場面カットどうするかとか……いろいろやりました。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』で日5枠が復活! ということで、これまでの歴史を振り返るバナーなのですが、実物はいま、大阪の毎日放送本社で展示中だとか(まだあるのかな)。どう見せたら面白いか、などいろいろ考えながらやった仕事です。
やっぱり作品の文脈振り返る系の仕事、楽しいですね(観返す本数多いけども)。


10月:「Newtype」で書きはじめる

厳密に言えば、8月なんですが。
ともあれ、「Newtype」で記事を書きはじめました。元々『世話やきキツネの仙狐さん』本もニュータイプ編集部から出ていたのでお仕事はしていたのですが、本誌にはようやく。とても嬉しかったですね……!
初本誌の号が『リコリス・リコイル』で、超絶嬉しかった、というのはただのオタクエピソードですが。ちさたき……。


11月:毎年恒例「このライトノベルがすごい」

もはや毎年恒例となりました、「このラノ」に参加しております。今年もライター&協力者としての参加で、20作品以上紹介文を書いているようです。これは地味に「このラノ」ライターの中では最多らしいです。何故ふわっとした書き方かといえば、「京まふ」頃から忙しかったので、記憶にないから……。「そんな書いたっけ?」みたいなアレです。
自分で投票した作品について触れておくと、「百合好きっすね」みたいな感じですが、僕はあくまで関係性のオタクなので……。


12月:『新宿//アクターズノヴァ』お披露目

オリジナルアニメ企画『新宿//アクターズノヴァ』、始動しました。
といっても、製作委員会もスタジオも決まっていません。企画書の段階です。同人というフォーマットから企画を始めようぜ、という模索体。それが本企画です。
僕は最初から携わっていて、文芸設定や考証みたいなことをしております。あと、シリーズ構成の内田さんと「こういうのどうですか」とか話し合ったりしておりました。
そして内田さんと一緒に作りあげたシナリオとシリーズ構成、中村さんと一緒に作りあげたキャラクターデザインが、いよいよ冬コミで頒布される企画書に掲載……! 企画から一年半くらい、ボツ案の上に完成した本企画、よろしくお願いいたします。


という一年間。走り抜けたな……! という印象ですが、まだまだいろいろ仕込んでいるので、来年もよろしくお願いいたします。
そしてご依頼ください(ここ重要)。TwitterのDMかプロフィール記載のメアドからだと助かります(DMの方が即レスです)。

そしてここからは大晦日リアルタイム記述です。
いやぁ、コミケありがとうございました。たのしかった&つかれた!
新年もいろいろ無茶していこうと誓いました。
来年もよろしくお願いします!(重複)

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