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コリン・カリー・グループ ライヒ《18人の音楽家のための音楽》

掛け値無しに人生最高の音楽体験でした。本人は来日しなかったけどライヒ御大のご存命のうちに公演見えて本当に良かった。

18 musicians〜は多分生涯ベスト3には入るくらい好きなので、とはいえあれを人力で実現できるとは正直思ってなかった。Youtubeにも動画があるけど人智を超えてる。

仮面ライダー555のスマートブレイン社だったので笑ってしまった

この距離。五線譜書いてあるな〜って視認できる距離感だった。感動。

PA卓はYAMAHAだった。見てしまうよね。

かっっこよ

ホワイエのスケルトンの垂れ幕、他に注目してる人全然居なかったけどもしかして今日のコアメンバーなのでは…?重なり合って音を織りなすって受け取ったんだけど違うかな。違ったらめっちゃ恥ずかしいけど。

客席の下に吸音グッズが。座席の下の定在波対策…?
壁も造作が気が遠くなるほど細かい。コンサートホールが楽器の一部って言われるのもなんか納得してしまう。

人の多少で吸音率はかなり変わると思うんだけど、その辺気になる。

パイプオルガンかな。とても美しい。

2階から
音を鳴らすためだけに存在する空間って物凄く贅沢。

18 musicians〜への配置換え。もうこの時点で感動で震えが止まらない。

座席から。圧巻。

作品としての18 musicians〜の素晴らしさはすでに語り尽くされているので割愛しますが、生演奏ならではの凄まじい緊張感、それとは対極の心地よさ。緻密な構造を丁寧に再現していく演者から発せられるエネルギー。弦楽器のトランジェントの生命力、地を這うようなバスクラリネットのうねりと躍動感。綺麗にミックスされた音源ではわからなかったけど、コリン・カリー氏のマリンバから出る圧倒的なグルーヴが大部隊を率いていく様は圧巻でした。幾重にも重なるグルーヴをどの階層にコンセントレーションしても成立するのは流石で、生演奏でのダイナミズムの表現は鳥肌が立ちっぱなしでした。

世界最高峰の演奏を手の届きそうな距離で体感できて、心の底から生きててよかったと感じました。生涯忘れることのない掛け替えのない経験になった。スティーブ・ライヒ氏、コリン・カリー氏はじめ演者の方々に惜しみない尊敬と感謝の念を。言葉で言い尽くせないほどの至高の体験でした。

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