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金属バット「じゃんけん」のルールを勝手に考えてみた。

記事を開いていただきありがとうございます。

さっそくですが、昨年のM-1予選で会場を約20秒間、沈黙に包み込んだ金属バットさんのネタ、「じゃんけん」をみなさんはご存知でしょうか?

観客を置き去りにするほどの独自の世界観を作り出す金属バットさんが、僕は大好きなのですが、彼らのネタは基本的に真面目に考えてはいけないよなぁと思っています。

しかし、「じゃんけん」はガチでルールを考えたら結構面白いんじゃないかと思ったので、今回は「じゃんけん」のルールを勝手に、真面目に考えていきたいと思います。


※ここから先はネタバレになってしまいますので、まだ金属バットさんの「じゃんけん」を見たことがないという方は、ここでページを閉じることをお勧めします。

ネタから分かるじゃんけんのルール

じゃんけんのルールをちゃんと覚えていないという小林。
彼の発言から聞いたこともないルールが幾つかあることが分かります。

俺 ヒポグリフでいくからお前 ユバの民でいって。

で フィールドは「風の街」で 時刻は「夜」でいこうか。

  • じゃんけんをする人(以下、プレイヤー)は初めにキャラクターを決める(ヒポグリフ/ユバの民)

  • フィールドという概念(風の街)

  • 時刻という概念(夜)

えっ? あっ そうか。ユバの民に夜は不利か。

  • キャラクターは時刻によって有利不利が決まる(ユバの民は夜が不利)

じゃんけんぽん。

(友保)わしの勝ちですわ。
(小林)いや 何でユバの民がグー出せんねん。

  • キャラクターによって出せる手が決まっている(ユパの民はグーを出せない/ヒポグリフはチョキを出せる)


とまぁ初めて聞くルールが盛りだくさんですね。

では、ここからゲームとして成立させていくために、見えてない部分のルールを勝手に考えていきます!

キャラクター

ネタの中では、ヒポグリフとユバの民が出てきました。

キャラクターには出せる手が決まっており、ヒポグリフはチョキを出せるが、ユバの民はグーを出せないことが分かっています。

出せる手が一つだけだと、ゲームにならないので、出せない手がキャラクターごとに一つ決まっているとして、それっぽいキャラクターをもう一人追加するとこんな感じになります。

キャラクター毎の出せる手

時刻

ネタでは夜という時刻が出てきました。夜はユバの民に不利という条件があったので、キャラクター毎に不利な時刻が存在しそうです。
時刻を、朝・夕・夜の三つとして、適当に不利な時刻を割り振ると、このような対応表になります。

キャラクター毎の時刻による不利条件

フィールド

フィールドについては、特に何かに作用するという条件ではありませんでした。時刻が不利になる条件だったので、フィールドは有利になる条件としてみましょう。
ここで、風の街がたまたまヒポグリフとユバの民に何も影響を与えなかったという可能性も考慮して以下のように対応させます。

キャラクター毎のフィールドによる有利条件

基本ルール

ここまでで必要な条件がおおよそ揃ってきました。
では、基本的なじゃんけんのルールを考えておきます。
このゲームを一本勝負にしてしまうと、有利不利の条件があまり効かなくなってしまうので、三本勝負にしてみましょう。

じゃんけんに買った場合の得点を+1点、引き分けた場合の得点を0点、負けた場合の得点を-1点として、3回の勝負の合計点を競うというふうにしてみます。

また、時刻の不利条件を満たしている場合は、負けた場合の得点が-2点、フィールドによる有利条件を満たしている場合は、買った場合の得点を+2点としてみます。

これをじゃんけんの基本ルールとします。

基本ルール

出せる手の制限

キャラクター毎に出せない手が決まっていましたが、3本勝負の中でも出せる手に制限をかけた方が予測が立てられる可能性があって、面白そうです。

そこで、ゲーム毎にキャラクターが出せる手の中から、重複を許してランダムに3つ、今回のゲームで使用できる手を決めておくことにします。

イメージしやすいようにカードゲームで言えば、グーのカード、チョキのカード、パーのカードの中から重複を許して、3枚のカードをプレイヤー毎に配る形です。

プレイヤーの初期手札

一度使ったカードは使えないとすることで、相手のカードに何が残っているかを予測しながら自分の手を決めることができます。

この制限を加えたことで、このゲームはじゃんけんという形よりも、カードゲームという形の方が成り立たせやすくなりました。

サポートキャラクター

ちなみにネタにはこのような場面がありました。

あれか。 幸運の妖精チリムとチェリムはいらんねんな。

ちょっと待って ピキッ ピキ…。パンッ。マダガルザウルス生まれてもうた。

これらの存在は直接的に勝敗に影響を与えることはなさそうですが、何らかの形でゲームに関わっているものと思われます。
ということで、サポートキャラとして特殊能力を使えるものとしてみましょう。

ゲームに一定の戦略性を持たせるために、基本ルールを狂わせるような効果であると良さそうです。

サポートキャラの効果

旧約じゃんけん

最後にこのゲームのタイトルを決めておきます。
これもネタの台詞の中から拝借します。

(小林)あ~ 聞いたことあるわ。はいはい はいはい。旧約の方やな。

(友保)新約もないねん あれ。

ということで、旧約の方のルールを基にして作ったじゃんけんゲームということで、ゲームのタイトルは「旧約じゃんけん」にします!

せっかくルールを考えたのに遊べないのは悲しいですよね。
安心してください。
実際に遊べるゲームにしておきました!(壮大な前フリ)
※現在サービスは終了しています。ご愛顧いただきありがとうございました!

旧約じゃんけん

終わりに

今回はプログラミングスクールRUNTEQがGW期間中に開催していたクソアプリWeekに提出する作品としてゲームを作成しました!

クソアプリWeekのテーマが「つらい」だったので、ゲームルールが複雑でつらい、対戦相手が決まらないと遊べなくてつらいゲームとなっています。

金属バットさん好きな方に遊んでもらえると嬉しいです〜〜!!!
以上!

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